アイテム番号: SCP-2446
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: サン・ホセ・メトロポリタン・エリア内の警察、ニュース、民間人の報告は、SCP-2446について監視されます。SCP-2446の報告は記録から公的に削除され、SCP-2446の発見や証拠書類に関わった人物はクラス-B記憶処理を施されます。回収されたSCP-2446-1は全て、収容および分析のためにサイト-76へ輸送されます。
SCP-2446-1の一部もしくは全体が永久構造物の内部に出現した場合、回収職員が実体を除去するために派遣され、影響を受けた構造物を修復します。民間人による発見の可能性を最小限にするため、SCP-2446-1は可能な限り迅速に除去されます。
機動部隊ラムダ-5 ("シロウサギ") のメンバーには、SCP-2446-1の性質に気付かれないようにしてください。
説明: SCP-2446はカリフォルニア、サンノゼの約12 km2のエリア内1における、人間の死体 (SCP-2446-1) の不定期かつ自然発生的な出現を指します。これまでに少なくとも2体の実例が出現するのが直接観察されており、時間や場所の限界を一切示していません。幾つかの実例は、一部もしくは全体が他の物質の内部に発見されています。██体のSCP-2446-1が財団職員によって回収されています。しかしながら、地下や恒久的な基礎構造の内部に未発見のSCP-2446-1が何体いるのかは不明です。
SCP-2446-1は全員、身体的・遺伝子プロフィールを財団職員、典型的には機動部隊ラムダ-5 ("シロウサギ") に関わったエージェント、と共有しています。一人のエージェントに対して上記の複製が複数出現しています。しかしながら、相違点 (すなわち、体重・体格・タトゥーの模様など) が実例とそれに関連する人物との間に見られます (詳細については補遺を参照してください)。損傷を受けていないSCP-2446-1の大部分は、腐敗の初期状態を示しています。
SCP-2446-1は財団支給の機動部隊の戦闘用衣服に類似した服装を着用して出現する傾向にあります。上述の服装の様式と組成 (および身に付けていた武器) は、多くの場合その両方で異なります。現時点で支給されているものと完全に一致する衣類を着用した実例は出現していません。機動部隊の装備をせずに出現するSCP-2446-1は、何も衣類を着用せずに出現しています。体重などの身体的要素は複製によって異なりますが、特筆すべき点として、遺伝子構造が異なったことはありません。
補遺: 回収されたSCP-2446-1
アイテム番号 | 回収時の状況 | 説明 |
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SCPv2446vA1 SCP-2446-A1 やあ 調子どう | クインビー・ロード近くの小道、遺棄物周辺に一部出現した。 | コーカソイドの男性、身長1.9 m、体重78 kg。防護具や装備を除く、財団支給の戦闘服を着用。深刻な圧迫を受けたと見られる。極度の骨折、潰れた臓器、皮膚の裂傷・擦傷・挫傷が多数ある。身に付けていたラベルには "Λ-5: アレックス・ヘンデルセン" と記入されている。遺伝子・身体的プロフィールが、現在機動部隊ラムダ-5に配属されている、財団エージェントのアレックス・A・ヘンデルセンのものと一致する。 |
SCP-2446-B1 | アラム・ロック公園の石橋の真下、植物の残骸・土・岩に出現した。 | コーカソイドの男性、身長1.9 m、体重71 kg。財団支給の戦闘用防護具を着用。首の右側の皮下に、何も書かれていないGPS追跡チップが埋め込まれている。頭・胴・腕に12箇所、7.62x39 mmの銃創がある。左側に軽度の火傷、および爆弾の破片による損傷を受けたと見られる。左肩甲骨に "A10441 ワイルダー" という文字列の入れ墨がある。遺伝子・身体的プロフィールが、現在機動部隊ラムダ-5に配属されている、財団エージェントのジェイコブ・H・ワイルダーのものと一致する。 |
SCP-2446-E1 | サンノゼ州立大学7号館の無人の教室。 | ヒスパニックの男性、身長2 m、体重71 kg。裸体。ボールペンがいくつか体内に出現しており、それによって多数の臓器破裂が生じていた。遺伝子・身体的プロフィールが、現在機動部隊ラムダ-5に配属されている、財団エージェントのパトリック・カーターのものと一致する。 |
SCP-2446-B2 | レイク・カニンガム・パーク、カニンガム湖内に出現した。全ての固体パーツが液状化していた。 | 恐らく水中に出現した結果として、身体と全ての装備の液状化が生じていた。回収されたDNAが、SCP-2446-B1および財団エージェントのジェイコブ・H・ワイルダーのものと一致することが判明した。出現後に大量の金属およびSCP-148が水中から発見された。 |
SCP-2446-D3 | ルーズベルト・パークのコヨーテ・クリーク。下腿・右前腕・前面が液状化しており、岩および表土に上部胴体前面が出現していた。 | ヒスパニックの女性、身長1.8 m、体重63 kg。部分的に損傷した財団支給の戦闘用防護具一式、完全にSCP-148と合致する、を身に付けていた。頭部に9 mmの銃創が2箇所ある。遺伝子・身体的プロフィールが、SCP-2446-D1、-D2、財団エージェントのメリッサ・キングのものと完全に一致する。 |
SCP-2446-B4 | グアダループ・リバー公園。生きた状態で回収された。[編集済] | [データ削除済] 遺伝子・身体的プロフィールが、SCP-2446-B1、-B2、財団エージェントのジェイコブ・H・ワイルダーのものと一致する。 |
補遺: 研究報告2446.21
近年の現実計測テクノロジーの発展により、研究チームと回収チームは、SCP-2446の潜在的起源の調査に着手しています。記録されたヒューム値の不足とSCP-2446には相関関係は確認されていませんが、幾つかの測定値は許容される操作パラメーターの範囲外です。エリアの相同写像2によると、空間的外乱は2525ノースウォーターワークス通りに位置する共同住宅に起因する可能性が最も高いです。直接の調査が近日中に行われます。