SCP-2449-JP
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アイテム番号: SCP-2449-JP
 
オブジェクトクラス: Euclid
 
特別収容プロトコル: SCP-2449-JPのインゴットは厚み10mmのポリプロピレンで被覆し、サイト-81██の地下貯蔵施設に収容してください。
 
日本国に存在するすべての浄水場にエージェントを3名ずつ派遣し、水質管理を行ってください。最終処理後の上水中にSCP-2449-JPが検出された場合は即座に断水し「大腸菌混入」のカバーストーリーを適応してください。また、浄水場からの廃棄汚泥は全量回収し、「SCP-2449-JP専用抽出剤」を用いてSCP-2449-JPの抽出を行ってください。抽出したSCP-2449-JPは速やかにサイト-81██に搬送し、溶融塩電解法を用いてインゴットへの成型を行ってください。
 
「SCP-2449-JP専用抽出剤」は、pH1に調製した塩酸500mLに対し、食塩4g、茶カテキン50gを混合した水溶液です。抽出剤は時間とともに劣化するため、必要量を使用直前に調製してください。
 
海洋中に存在するSCP-2449-JPの無害化のために機動部隊ち-8("ボストンティーパーティー")はSCPSドロブネ1によって海底に堆積したSCP-2449-JPを回収してください。回収時にはSCP-2449-JPによる周辺環境への影響を抑制するため、作戦海域への茶カテキン散布を実施してください。
 
また、SCP-2449-JP健康被害抑制プロトコルとして、以下が実行されます。
 

日本国内における「茶カテキンを含む食品」2、「食塩を豊富に含む食品」3の販売、広告に関するあらゆる事業に対する出資。

あらゆるメディア媒体を通じての茶の健康効果の周知徹底。同様に、「和食」に関して好意的な情報の発信。

これらの情報操作、資金提供は財団フロント企業「茶道・茶文化プロモーション協会」、「NPO法人・食文化知育プロジェクト」を通じて行ってください。
 
 
説明: SCP-2449-JPは異常性を持つ重金属およびそのイオンです。SCP-2449-JPはその異常性から、存在が一般に確認されていません。
 
SCP-2449-JPイオンを長期間にわたって摂取した生体は老化促進、発癌、突然変異、DNAの酸化、血中コレステロール値増大、血圧上昇、アレルギー反応の重篤化などを引き起こし、最悪の場合死に至ります。
 
またSCP-2449-JPは反ミーム的特性を有します。摂取した本人を含め、人類は基本的にSCP-2449-JPを認識できないか、認識しても即座に興味を失い忘却します。しかし、この反ミーム的特性は比較的微弱な異常性であり、記憶補強訓練I種4により無力化可能です。
 
SCP-2449-JPは19██年の財団日本支部創設の際に蒐集院から財団に管理が移譲されました。SCP-2449-JPは現状では日本列島にのみ鉱床が確認されており、その由来は不明です。現在財団では██万トンのSCP-2449-JPをインゴットの形で保管しています。これは日本国に存在するSCP-2449-JP総量の約60%に当たります。
 
SCP-2449-JPは水に対して易溶性5を示しますが、ナトリウムイオンを触媒に、カテキンと塩化物イオンによる非常に複雑なキレート錯体6を形成します。この反応は弱塩基性~中性溶液中でも進行しますが、酸性溶液中でより活発に行われます。このキレート錯体生成反応によってのみ、SCP-2449-JPを完全に生体毒性のない沈殿物として回収することが可能です。塩化物イオンのみでも塩化物塩の形成により沈殿が生じますが、この沈殿物は溶液中の塩化物イオン濃度が低下した場合即座に溶解します。しかしこの特性により、海洋中におけるSCP-2449-JPは塩化物としてその大半が海底に埋没した状態にあります。また財団の積極的な収容活動により現在SCP-2449-JPの海洋流出は防止されています。
 
これらの特性から「SCP-2449-JP専用抽出剤」が考案されました。
 

補遺: 以下は蒐集院より管理が移譲された際に引継ぎ資料として財団に提出された資料の一部です。この文書は蒐集院内部の資料の要約として作成されたものであり、割愛された情報が存在することに留意してください。SCP-2449-JP関連資料の原本はサイト-81██の第6閉架書庫に保管されています。

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