SCP-2457
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Sperm_stained.jpeg

SCP-2457のサンプルの接写。

アイテム番号: SCP-2457

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-2457はサイトー49のセクター-5の低温保管ユニットに貯蔵されます。試験目的でのサンプルの要求はプロジェクトヘッド4/2457の許可が必要となります。

SCP-2457-Aのキャリアとなっている宿主は監視カメラの備えられたクラスE監房に収容されます。医療スタッフは宿主の健康状態をモニターし、宿主が妊娠4ヶ月から9ヶ月に入っている間は毎日健康診断を行ってください。宿主が燃焼しているときは、その房にいる他の職員は(どのような場合でも)避難してください。燃焼後、レスポンスチームはSCP-2457の残骸を回収してください。

それぞれのSCP-2457-Aの残骸はサイト-49クラス-E死体安置所の低温保管ユニットに貯蔵されます。残骸へのアクセスはレベル2以上の職員の許可が必要です。

説明: SCP-2457は凍結保護試料に覆われた、全体で約5mlの人間の精子細胞のサンプルです。SCP-2457の分析から疾患や他の異常がないことが報告されています。精子提供者の身元は██████ ████████(これにより要注意人物-2457-01に制定)、日本国の静岡県浜松市の住民です。人工授精に使用された際、宿主に対し100%の受精成功率をもたらします。

SCP-2457-Aは人工授精にSCP-2457を使った結果として発生する人間の胎児です。すべてのSCP-2457-Aは常に男性であり、宿主がそれぞれ違うにも関わらず遺伝的に同一です。SCP-2457-Aと要注意人物-2457-01の遺伝的相似はDNAにおいて約50%重なっていることが示されています。さらに、すべてのSCP-2457-Aは無脳症と診断されています。

妊娠7ヶ月~9ヶ月の間に、宿主は人体自然発火現象を経験します。発生した炎は消火器や水で消すことができていません。温度イメージングは燃焼が宿主の骨盤の空洞から生じていると示しています。

SCP-2457-Aは宿主の燃焼の間燃えていない状態を維持しますが、宿主の終了を理由とした妊娠の中断により必然的に終了します。加えて、宿主の終了後、SCP-2457-Aの残骸は7つに分割されます。頭、両足、両腕、胴の上部と下部(腰部で切られます)です。原因は不明ですが、SCP-2457の傷は残骸に刀傷のようなものを示します。

SCP-2457は2013年██月██日、日本国の静岡の█████精子バンクで回収されました。█████ ██████の人体自然発火現象の後、財団工作員はSCP-2457の出所を特定し、オブジェクトをHIV陽性精子のサンプルと偽造して入手しました。█████ ██████の死は公的には正体不明の殺人者の犯行と報告されました。

補遺2457-1: インタビュー記録 2457/要注意人物-2457-01-1

補遺2457-2: 以下は要注意人物-2457-01の医療検査の結果です。

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