アイテム番号: SCP-246
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-246はサイト-██の収容庫に、木箱に収納された状態で保管されることになっています。これを実験のために使用することを要求する研究者は、責任を持って部屋の準備をしてください。SCP-246は他の目的、特に娯楽のための使用では収容庫から持ち出すことはできません。
説明: SCP-246は16ミリフィルムの映写機です。活性状態になると、SCP-246の映写ランプが点灯し、リールが回転し始めます。映写機をスクリーンまたは白色の面に向けると、たとえSCP-246のフィルム(以後SCP-246-01と呼ぶ)が映写ランプの前を通過していなくても、フィルムが投影されます。
フィルムの供給機構は溶接により塞がれており、巻き取りリールにSCP-246-01を送り込もうとするいかなる試みも不可能です。供給機構を切開または交換するという要求は、SCP-246の不慮の破壊を招く恐れがあるとして却下されています。SCP-246-01を検査したところ、不活性状態では何も記録されていないが、SCP-246が活性状態にあるときはハイスピードカメラによってフィルムに像があることが確認できます。これらの像については分析中です。代わりに他の16mmフィルムを装填した状態でも、SCP-246は依然以下の記述のとおりに機能します。SCP-246をSCP-246-01以外のフィルムで使用した場合、そのフィルムはSCP-246-01と同様の特性を示すようになります。SCP-246-01によって無記録状態にされたフィルムをマイクロ分光計で分析したところ、異常な[編集済]が観察されました。██████博士以外の財団研究員によるこれ以上の分析は許可されていません。
SCP-246-01の有無によらず、SCP-246は活性化されると1950年代の教育映画の形式のショートフィルムを投影します。
SCP-246には限定的な知覚があるようで、それはある女性Dクラス被験者に対し「あなたはそう長く生きられない!」とという題のフィルムが上映されたことから推察できます。その後まもなく、被験者は月末の処分により終了させられました。ある内向的なDクラス被験者██████-██(しかし[編集済]の前科あり)には「████████を除去する3つの簡単な方法」という家庭外科医術の器具や技術について解説するフィルムが上映され、その後彼は歯ブラシを手術用具として使おうとした後に終了させられました。その夜、過去に財団[データ削除済]で外科医としての雇用経験があり、██████-██を監督していた████████博士はフィルムの内容を実行しようと試みました。
彼は翌日、████████と臓物を周囲の床に撒き散らした状態で死亡しているのが発見されました。以降の実験では、「森の生き物の消化器系」、「四肢切断を行う際の3つの助言」といったフィルムや、「見えない目: 全身麻痺と向き合う」という、患者が親族に発見されるまでに飢えで緩やかに死にゆく一部始終の映像が含まれるフィルムが上映される結果になりました。すべての被験者はSCP-246への曝露後まもなく、そのフィルムの内容と同様の苦痛に見舞われました。
このことから研究員はSCP-246の指示を実行することを禁じられており、またSCP-246を活性化させたいといういかなる衝動も、研究監督者に報告することになっています。