SCP-2472
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回収の際撮影されたSCP-2472

アイテム番号: SCP-2472

オブジェクトクラス: Safe1

特別収容プロトコル: SCP-2472は、稼働中の収容サイトにおいては異常性検出不具合の発生や保安機構の作動を引き起こす傾向がある為、それらのサイトでの収容はしてはいけません。SCP-2472は現在、ジョージア州のセントサイモンズ島にある財団補助施設に収容しています。

説明: SCP-2472は、長さ35mmの、空気ホースを機械的に結合するために製造された金属製の配管継手です。SCP-2472は、Revised Foundation Anomaly Standards, Vol XXIV (2009)2に規定してある性質、外観、認知、他のオブジェクトとの相互作用他、何れの要素に関係する広範囲な試験においても通常でない状態を示す特性は示さず、確定的に異常性は持たないと定義することができます。

にもかかわらず、SCP-2472は終始一貫して、超常物質を検出するための自動化試験においては異常性物質であることを示します。SCP-2472をスクラントン現実性測定警報機を装備した財団サイトへ移入した場合、一様に警報を検出することとなりますが、現地における現実レベルは25,000回以上行った測定において有意な影響を示しません。

現在財団が使用中の、Binahパターン認識システムを利用したSCP-2472の実験分析結果は、特異性のある記載は示しませんが下記の通りとなります。

  • 異常確実性99.9%
  • 潜在的カテゴリーAleph Room("関心性最大")(信頼度75.4%±5%)
  • 潜在的Keter(信頼度77.7%±5%)
  • 潜在的封じ込め不能(信頼度26.3%±5%)

加えて、SCP-2472の構造と物理特性は実験において検証可能です。

SCP-2472の非異常性状態とその特性は、パートナーである大学や研究機関8団体と、契約上パートナーである超常物質取扱い組織3団体との二重盲検試験で検証しました。

SCP-2472の、自動化された検出プログラムでの超常性検出は、下記の契約上パートナーである超常物質取扱い組織との二重盲検試験で発生しました:

  • 連邦捜査局異常事件課の、国家安全保障局と合同で開発したPatternSweepソフトウェアは、SCP-2472を陽性と分類します。
  • Distant Thunderのコードネームを持つ世界オカルト連合のメインフレームは、SCP-2472をLTE-高潜在性と分類します。
  • スイス政府によって開発中の、独立した異常検出システムは、Leuthari I/Mederichの評価値を出し高い潜在的異常性を持つと分類します。

異常識別システムが、SCP-2472を正しく分類するのに失敗するメソッドは現在調査中です。

補遺: SCP-2472は、サイト48の洗浄に使用される高圧洗浄機用の空気ホースを含む箱が、自動化されたスクラントン現実性測定警報機をこのサイトが備え付けた際に除去された事から発見されました。エリアからSCP-2472を含む箱を除去したアシスタント研究員デクラン·ホールや、他のサイト-48のスタッフは質問を受けましたが、いつの時間帯にこのSCP-2472が財団にもたらされたかの決定的な証拠はありません。

SCP-2472のオブジェクトクラス改正の可能性は、████ 1月11日におけるアシスタント研究員デクラン·ホールの消失及び、この際のSCP-2472についての覚書3に伴い議論中です。

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