SCP-2476
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職員各位への警告

以下の文書は、知覚される情報の改変に特化した認識災害効果の影響下で作成されました。本文書に含まれる情報は真実と見做されるべきものではありません。改訂版の文書は適切なクリアランスを有する職員にのみ開示されています。当該SCPオブジェクトを担当する職員は本文書を読み、その認識災害特性への理解を深めることが推奨されます。

騎士序列: SafeなるものSIR-2476

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SIR-2476。発見当時のローブと鎧を身に纏っている。

特別収容房要件: SIR-2476はサイト-17城のヒト型生物収容塔に監禁されています。その主要な魔力の活性化を防ぐため、SIR-2476へのインタビューにおける質疑は最小限に留められるべきです。SIR-2476にはハム、豚肉の缶詰、調味料としてのジャム (種類問わず) から成る食事を提供します。本人の要望により、SIR-2476は収容房に盆栽を置くことを認められています。

説明: SIR-2476は映画俳優の故 グレアム・アーサー・チャップマンと生物学的に同一な30代前半の人間男性です。SIR-2476は時折、発作的な敵意を発露させ、フランス訛りで財団職員を侮辱し、更なる野次を浴びせるという脅迫の下に、その場を立ち去ることを要求します。これらの発作を起こしていない時のSIR-2476は概ね財団職員に協力的です。SIR-2476の左大腿部には“ゲーマーズ・アゲインスト・ウィードのミスター・モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル”というタトゥーが施されています。

SIR-2476はイギリスのコメディグループ “モンティ・パイソン” が制作した1975年の映画 “モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル” に関連する多数の魔力を発揮します。SIR-2476は当該映画の台本に含まれる英単語を用いた言語コミュニケーションのみが可能です。SIR-2476は台詞、状況説明、俳優の行動描写、オープニング及びエンドクレジットを含む台本の内容全体を暗唱できます。複数回の試みにも拘らず、SIR-2476は台本に無い単語を使って発話することができません。

長時間にわたって発話すると、SIR-2476は映画の台本の行を順番に読み上げ始め、そのまま全体を暗唱しようとします。この際、SIR-2476は最後に話した英単語が台本内で使われた部分からの暗唱を開始します。この効果が発動した時点でSIR-2476と会話していた人物、または会話に関与していた人物は暗唱に参加します。SIR-2476と被影響者は暗唱全体を通して様々な登場人物の台詞を担当し、台本中の説明書きや行動描写は順番に受け持ちます。オープニング及びエンドクレジットは必ずSIR-2476が暗唱します。被影響者はSIR-2476の影響下で起きた出来事を思い出すことができません。

初期インタビューログ
以下はSIR-2476の回収後間もなく、ベル神父が実施した不完全なインタビューです。


文書2476-8745

次の文書はSIR-2476の発見当時、███████村から回収されたものです。以下に全文が再現されています。

なんということだァ! 聖なるナイツ・アゲインスト・ウィード騎士団の、お主だけのモンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル卿を見つけたのだな! 模型じゃない。ワンダーテインメント王とは何者だ?

全員集めてゲーマー卿になるべし!

01. 文字通りのシリアルキラー卿
02. 標準卿
03. サンダース卿
04. どこでもなんでも無料卿
20. セックス・ナンバー卿
21. 天上の美卿
22. 大罪卿
23. オリジナルキャラクター卿
24. D.A.R.E.卿
25. 高級住宅化婦人
26. ビデオゲーム狂婦人
27. ミーム卿
28. 不吉卿 (生産中止)
29. 運命卿
30. モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル卿
31. サパティスタ婦人
32. チート卿
33. タトゥーがあるやつ卿
34. トップテクスト卿とボトムテクスト卿
35. フィナーレ卿
36. このシリーズに全然出てこない卿

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