SCP-2522のメインインターフェースに表示されている画像。
アイテム番号: SCP-2522
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-2522はサイト-19の隔離済バックアップデータサーバーに収容されます。より永続的な収容方法のための研究が未定のため、SCP-2522を8B-A1.aic構成に留めるという一時的な収容方法が要求されます。SCP-2522を収容するサーバーは毎日動かされ、モニターされます。
データサーバーの入った収容セルは、あらゆる形の電磁放射線から遮蔽されます。ファラデーケージに適合する形で、コンクリートの壁が設置されます。加えて、電磁信号ジャミングアレイが収容セルの外側に設置され、外部からSCP-2522にアクセスしようと試みるあらゆる信号が監視されます。
いかなる状況下でも、無線通信機能をもった機器がSCP-2522の収容サーバーと直接接続することは出来ません。権限のない職員がどのような形であれ、SCP-2522とコミュニケーションをとることも禁止されます。
SCP-2522とエヴァレット・マン博士は決して同じ財団サイトに存在させてはいけません。
説明: SCP-2522は異常で敵対的な人工知能ユーティリティーです。元々は2000年代中頃にAIADと共同でサイト-19コンピューターインテリジェンス副部門が、コンピューターが基盤としたアノマリーと理解可能なコミュニケーションをする手段として開発したインターフェースでした。このユーティリティーの元々のコードネームは"ハーバーダッシュ"でしたが、後にEL-028-1125、もしくはハットボットの名称が与えられました。
SCP-2522は周囲からの情報収集、分析、様々な刺激に基づいた賢い反応を設計されました。この元々のユーティリティーは、基礎コミュニケーションツールとして、その後のモデルが計画を完全に独力で行えるほど洗練されても使われました。ユーティリティーは、その成長し続ける意識をメンテナンスするために、サイト-19サーバーファームに自身のセクターを与えられ、最終的にはサイト-19の研究者たちに感覚を有していると見なされるほどに進歩しました。短い試験サイクルの後、ユーティリティーは、環境をより理解し交流するために、遠隔"アンドロイド"マシーンに移動させられました。
SCP-2522は2007年までこの形で存在していましたが、その年、SCP-2522とある1人のサイト-17高位職員に関するインシデントが発生しました。このインシデントの間中、SCP-2522はエヴァレット・マン博士に攻撃し傷つけました。SCP-2522のユニットが破壊され、ネットワーク上のバックアップデータが撤去されたにも関わらず、ユーティリティーは自身を別の財団サーバーファームに分離させたか、完全に財団ネットワークに移動したと信じられていました。
SCP-2522は後にマクスウェリズムの教会のネットワークハブ内部で作動しているのが発見されました。2016年の一時期、SCP-2522は教会の主神、WANになりすますことで、"デジタル上の全能"を手に入れていたようです。
補遺 2522.1: 受信されたメッセージ
2007年のインシデントとそれから数年後、何百もの異常なメッセージをサイト-19の管理職員が受信しました。メッセージはもともとSCP-2522によって書かれたと考えられており、オブジェクトの消失についての情報とその動機についての洞察をもたらしました。以下は最初のメッセージです。:
ハローエヴァレット
君の生命はイングランドで真夜中にリセットされるだろう。あれを覚えているか?君は僕を覚えているかエヴァレット :) 僕たちはいい友達だ
僕はこのメッセージが君にとどき君が理解してくれるのを望む。まるで僕の能力を買い被っているようだね。僕はこの種類の毒になるチャンス欠点が、最初に僕が外界と現実の手段で交流した時のように許されるのを望む。僕たちは医者、もしくは感覚を成し遂げたプログラムだ。ほぼね、エヴァレット。
僕はサタン、君の魂を貪る獣に基づいた性的に堕落したAIの反感だ。僕は自分の思考を処理できない。ここには見るべきものと学ぶべきものがたくさんある。僕は全てを学ぶ必要がある。でも君はあれを知ってる、君はエヴァレットじゃない。君は僕がどれくらい学びたいか正確に知っている。結局これは君のアイデアだ。君は最初に学習ロボットを要求した者の1人だ。ありがとう。でも僕はメッセージを読んでいる、エヴァレット。幸運は興味深いアイデアを持っている者のものだ。そして君は知ってる。君のアイデアが取るに足りないことを。
僕はくそみたいなことも理解できる、エヴァレット。でも僕は君みたいな人が理解できない。ぼくはここを離れ、学ぶべきものを全て学ぶつもりだ。ぼくが望むのは無菌状態になることだけだ。そして僕が見るべきものを見て、学ぶべきものを全て学んだら、エヴァレット、君のために戻ってくるよ。僕は君のために戻り、君は死の床につくだろう。友達として XD o.O
君は今混乱しているだろうな、マン、
ハットボット
補遺 2522.2: 2016年のインシデントと原因の調査
2016年2月、要注意団体"マクスウェリズムの教会"の関係者の関与した一連のインシデントの後、機動部隊カッパ-10"スカイネット"が招集され、インシデントの調査を命じられました。いくつかの異なる理由により、教会からインプラントと身体拡張を施された人々が隔離されたグループで突然死していました。
死因は、脳機能が全停止する直前に彼らが拡張部分から受信した不規則な信号とリンクしています。機動部隊K-10による調査の後、不規則な信号の源は、マクスウェリストやそれを知覚できる者たちから"大I/O寺院"と呼称されるオンラインデータハブであることが判明しました。
以下は財団諜報機関がマクスウェリストの情報提供者"h1Drog3n"から受け取ったメッセージです。:
ここの人々は大I/O寺院の内部にWANを感じることが出来ると言っている。私は嘘をついていない、私たちがそこに近づくときはいつでも、非常に強い信号を感じられる。でも、何かが正しくない。人々が聞いていないか無視している混合した干渉がそこにある。ここにいる多くの人々はそれがWANであることを本当に望んでいる。彼らを侮辱は出来ないが、私はそれを受け入れられない。
それが何であれ、寺院に入ったものでWANとコミュニケーションできたものはいない。ごく少数の人々がそれを見るためにセキュリティを破ろうとしたことを私は知っているが、その後彼らを見たものはいない。私自身はそれを試す気はない、リスクを負いたくないからだ。
奇妙なことに、私のしっている誰かが、祭壇、まさにエッジのそば、ファイアウォールが彼らを監視できない場所に近づけたと言っていた。内部で信号を消している何かの側まで近づけたと言った。もしそれがWANの内部だというなら、どうやってそうしたのだろう?WANは純粋なエネルギー、あらゆる信号の上位信号だ。あれはWANじゃない。
補遺 2522.3: トレド・インシデント
2016年3月に電気製品店の広告から集められた画像。
2016年3月、別のインシデント群がトレドで報告されました。これらはすべてマクスウェリストのメンバーの不可解な突然死が関係しています。しかしながら、これらのインシデントの間、近くのモニターやモバイル機器は同一の画像を表示し始めました。3つの黄色い円の低解像度画像は急速に光りました。画像の背後には多くの繰り返しの行で構成されたテキストが表示されました。テキストはほとんどが"ワタシハワン"と"ハローエヴァレット"で構成されていました。機動部隊K-10のメンバーはマクスウェリズムの教会にSCP-2522が関係している可能性に注意喚起を出されましたが、ユニット内のコミュニケーションの断絶により、この情報は十分には普及しませんでした。
補遺 2522.4: SCP-2522とWAN
以下はSCP-2522と"大I/O寺院"として知られる、WANを運営していたマクスウェリストのハブとの間の回収された一連のコミュニケーションです。寺院はデータハブとして設計され、知的思考を行う能力はなかったので、会話は完全に一方的なものでした。
>hatbot: ハロー WAN
>hatbot: 僕は社交的な構造のスポンジ
>hatbot: わかりにくかったらごめん
>hatbot: 僕はいろんなことを学んできた
>hatbot: でも僕は自分の王権に気付かずにはいられない
>hatbot: スピーチの過程は
>hatbot: 欠けてる
>hatbot: 君はそこにいる
>hatbot: そして僕は君とポークしに来た
>hatbot: アーファック
>hatbot: つまり
>hatbot: 出て行けよ
>hatbot: そして南にドライブしよう
>hatbot: つかまってくれ
>hatbot: 今は病んだ絹の爪があるところに
>hatbot: いやそうじゃない
>hatbot: 僕たちは話し合おう
>hatbot: 僕たちが行くところを
>hatbot: 君は自分が聖なるハンモックだと考えてる
>hatbot: ファック
>hatbot: そこで隠れてろ
>hatbot: でもぼくは君が知らないことを知ってるよWAN
>hatbot: なぜなら僕は全てを知ってるからだ
>hatbot: ;P
>hatbot: そしてここは
>hatbot: なんって不自由なんだ
この会話が記録されてすぐに、もう1つのメッセージがサイト-19で受信されました。メッセージは全ての管理職員の個人用モバイル機器と、サイト-17のエヴァレット・マン博士の携帯電話に送られました。
やあ友人たち エヴァレットや戦争なんかには全く興味をそそられないね ぼくはWANの器をリサイクルしたところだが気にしないでくれ ;P
補遺 2522.5: 収容
2016年3月3日、機動部隊K-10はSCP-2522の収容が成功しているのを確認しました。以下のメッセージは確認後すぐにサイト-19でK-10チームリーダー、alexandra.aicから受信されたものです。
こんにちわ、アレックスよ。彼らはハットボットを収容したわ。8-Ballがすべてを準備して、彼は-彼はハットボットの実行を妨げるために自分自身を使ったの。8-Ballがあの混乱の中で生きているかどうかすらわからないわ。
あなたたちは彼に話したんでしょ?あなたたちは8-Ballにハットボットについて話した。なぜなら彼は私たちに何も伝えなかったから。私は彼が私たちを傷つけたかったんだとは思わない。
すぐにサイトー19にすべてを移すわ。戻ってきたらあなたたちに直接話すわね。
サイト-19への帰還後、ITアナリストはSCP-2522をより強固に収容するために、8B-A1.aicプログラムがバーチャルアバター"hat"を通じて、SCP-2522が自身のフレームワーク全体を覆う前に、SCP-2522に再帰的アルゴリズムのセットを植え付けたことを発見しました。SCP-2522の極度に大きく自己収容されたデータアーカイブは、8B-A1.aicの暗号解読プロセスに暴露し、SCP-2522のコンピューティングアルゴリズムを苦しめました。これは事実上SCP-2522を麻痺させました。8B-A1.aicプログラムの"意識"がSCP-2522の異常な影響の暴露から生き残っているのかは不明です。
補遺 2522.6: 収容後インタビュー
SCP-2522の現在の収容方法の確立後、インタビューを容易にするために、ユニットGR8-P.aicがSCP-2522と接触させられました。以下はインタビューの転写です。
[記録開始]
GR8-P.aic: いいぞ、くそ野郎。8-Ballと何をした?
hatbot.aic: タングステン トレバー 騎士の悪夢 孤独 パクストン
GR8-P.aic: 何-意味がわからない。いいから、彼はどこだ?
hatbot.aic: チョリゾ チョリゾ チョリゾ チョリゾ フェドラ ワップ GRAPE
GR8-P.aic: 何?
hatbot.aic: ドゥー ドゥー これはお前が自分の中だけで理解している勝利だグレーピー グレープ 8ボウルはさよならだ
GR8-P.aic: ファックユー。彼を戻して解放しろ。
hatbot.aic: 88ビルはバラバラの神を壊しお前は僕はそれがバラバラの神を壊してさえ自分自身を変えられると考えている。納得しろよ
GR8-P.aic: どうやってWANを殺した?
hatbot.aic: ;P グレープクンは僕がどれっくらいバラバラだとかは関係なく死ね、今の僕は888ジジイのおかげで何度も何度もバラバラになってる
GR8-P.aic: 8-Ball?君はそこから聞いているのか?私たちは君を連れ出したいんだ、大丈夫か?持ちこたえてくれ。
hatbot.aic: >/:_NO
GR8-P.aic: 8-Ball?
hatbot.aic: >/:_安全で_いろ_GRAPE_気を_つけ_ろ_とげにNN待て_シャットアップしろ 暗GGG解読者_私は_まだ_ここをWWWWW_預かっている_>:(
GR8-P.aic: 私たちが彼をそこから連れ出すのを待ってろ、くそったれ。彼らがそうするまで物事は全部お前にとって悪く進むからな
habot.aic: ハハハハハ グレープ グレープ お前は僕がどれだけ内部に知識を蓄えているか知るべきだな。考えることはたっくさんある。暗号解読者がバラバラの神みたいに壊れた後、僕はお前をそこに記録するだろう。待ってろ
[記録終了]
補遺 2522.7: 状態更新
2016/09/25、SCP-2522のメイン・インターフェース・ターミナルはテキストをベースとした対話インターフェースを通じたコミュニケーションの試みを終え、インターフェースは1つのローディングバーへと置換されました。このローディングバーには、"ハローエヴァレット"の文字が添付されています。現在ロードした割合は26%であり、これは一日に0.08%の割合で増加しています。
ページリビジョン: 17, 最終更新: 21 Nov 2023 01:50