SCP-2540-JP
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アイテム番号: SCP-2540-JP

オブジェクトクラス: Euclid

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早い時間帯に発生したSCP-2540-JP

特別収容プロトコル: SCP-2540-JPの物理的収容は不可能であるため、情報の秘匿・改竄に重点を置いて収容を行います。人工衛星を利用して日本の国土上空に発生するすべての雲を監視し、SCP-2540-JPと非異常の雲を識別してください。SCP-2540-JPの発生を確認した場合は付近を航行する航空機に働きかけ、航空機標準誘導プロトコルに従ってSCP-2540-JPの目撃・SCP-2540-JPとの接触を回避させなければなりません。

説明: SCP-2540-JPは、異常な形状に変化する積乱雲の総称です。発生は日本国内でのみ、7月から10月上旬に観測できます。

SCP-2540-JPは以下の過程を経て発生・消滅します。

第1段階.発生: 19:00~22:00の間に、SCP-2540-JPが発達を開始します。発生のプロセスは非異常の積乱雲と同一であり、注意を払って観測しない限り、この時点で非異常の雲と区別することは極めて困難です。
第2段階.拡大: 高度11km前後まで到達したSCP-2540-JPは、水平方向へ拡大を始めます。拡大開始時点では一般的な金床雲と外見的な違いはありませんが、拡大するにつれて下方の雲が上方の雲に吸収され、逆円錐に似た形状を経て板状に広がります。
第3段階.成形: 最上面の面積が2200km2に達した段階から、SCP-2540-JPは成形の段階に入ります。この段階は1時間程度で完了し、成形が完了したSCP-2540-JPを宇宙空間等の垂直方向から観測した場合、その形状は東京都の地理的形状と同一であるように見えます。しかしSCP-2540-JPの上面には建築物・地形的起伏・河川等は再現されておらず、上面は平滑な状態を保ちます。
第4段階.伸長: 24:00~26:00頃、SCP-2540-JPの上面から建築物らしき外見を有する複数の雲(SCP-2540-JP-A)が伸長し始めます。SCP-2540-JP-Aのおよそ半数は未確認の様々な高層ビルの外見を持ち、残る半数は実在する東京都内の建築物に近似しています。モデルとなる建築物は、一般に知名度の高い高層建築物1か、近い時期に周辺地域のテレビ等で紹介されていた建築物である傾向があります。また、本来は窓が存在するとみられる位置には、厚さ1mm程度の水の膜が形成される様子が確認されています。

SCP-2540-JP-Aはモデルとなった建築物が本来存在する位置ではなく、SCP-2540-JPの上面全域にわたって無秩序に伸長するため、午前3時頃にはSCP-2540-JPの上面全体をSCP-2540-JP-Aが埋め尽くす形となります。
第5段階.消滅: 日光を受けることで、SCP-2540-JPおよびSCP-2540-JP-Aは異常性を失います。はじめに朝日を受ける西端から形を崩し、異常性を持たない水滴や雲となります。この際、窓部分に形成された水の膜は、通常の水よりも強く光を反射する様子が確認できます。

消滅の後、周辺地域はSCP-2540-JPの異常性喪失に伴う降雨にさらされますが、降雨後の雨水に異常が確認された例はありません。

また、SCP-2540-JPが発生した地域の共通点として、地域に存在したすべての都市の人口が30万人2を下回っており、それらすべての都市が首都圏や他の大都市圏から50km以上離れていることが判明しています。研究チームは現在、この事実がSCP-2540-JP発生の起源に関連していると推測し、調査を進めています。

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