SCP-2545-JP
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異常活動(後述)中のSCP-2545-JP-1及び-2。
数秒後、異常活動プロセス#4に移行する様子が確認されている。

アイテム番号: SCP-2545-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-2545-JPの存在するノートはサイト-81-116の標準物品収容ロッカー内に収容されます。該当する収容ロッカーの付近に紙類を持ち込むことはSCP-2545-JPの異常性の活性化を誘発するため禁止されています。担当職員は定期的にSCP-2545-JPの様子を確認し、個体数を維持し続ける必要があります。

説明: SCP-2545-JPは████社製のノートの一面に存在する異常な実体です。非異常性の黒色水性インクによって構成されていることが明らかになっています。実体は2種類確認されており、種別にSCP-2545-JP-1と-2に指定されています。SCP-2545-JPに指定される実体は細かく裁断する・修正液やインクによって上から塗りつぶすといった手段によって無力化することが可能です。

SCP-2545-JPに指定される実体は自身が存在している紙面及びそれに隣接する紙類の上を自在に異動することが可能です。隣接する紙面への移動は、現在存在している紙面から対象となる紙面に"滲み出す"形で行われます。

以下は、SCP-2545-JP-1及び-2の詳細です。

  • SCP-2545-JP-1はゴシック体文字の「凸」に類似した外見を有しています。しかしながら、通常の「凸」と異なり、突起部が下方に来る形態をとっています。
  • SCP-2545-JP-2はゴシック体文字の「凹」に類似した外見を有しています。窪みの側面にあたる部位のインクが掠れていることが確認されています。

SCP-2545-JP-1及び-2は以下のプロセスからなる異常挙動を示します。

  1. SCP-2545-JP-1の突起部が膨張する1
  2. SCP-2545-JP-1が膨張した突起部をSCP-2545-JP-2の窪みの部分にあてがう。
  3. SCP-2545-JP-2の窪みに対し、SCP-2545-JP-1が突起部の挿入・抜去を行う2
  4. SCP-2545-JP-1による突起部の挿入・抜去が終了する。この際、SCP-2545-JP-1の突起部はSCP-2545-JP-2の窪みの中に存在している。
  5. SCP-2545-JP-1内にて生成された黒色水性インクがSCP-2545-JP-2の内部へと"流れ込む"。
  6. SCP-2545-JP-1の突起部が萎み、SCP-2545-JP-2の窪みから外れる。

上記挙動の発生から15時間後、SCP-2545-JP-2の内部へと"流れ込んだ"黒色油性インクが流動し、SCP-2545-JP-2の窪みから外部へと放出されます。放出されたインクはおよそ72時間以内に形状を変化させ、SCP-2545-JP-1もしくは-2に相当する外見になります。発生当時、これらの個体は通常のSCP-2545-JP-1及び-2とは異なり、小型です。しかしながら、時間経過と共に自身のサイズを巨大化させ、最終的には通常のSCP-2545-JP-1及び-2と同様の外見となります。


補遺2545-JP.1: 発見

SCP-2545-JPは2016/09/03、岩手県盛岡市にある花山小学校の教室内にて発見されました。発見契機は花山小学校関係者によるSNSへの投稿であり、その内容は「生徒が自由研究として提出したノートを確認したら、記入されている漢字が蠢いていた」というものでした。該当する投稿にはSCP-2545-JP-1及び-2が先述の異常挙動を行っている様子を記録した映像が付属しており、その映像に加工・編集の痕跡が認められなかったことから財団の興味を惹きました。

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花山小学校から回収されたノートの様子(当時撮影)。一部のみを写しているが、これ以外にも個体は存在している。

その後、財団はSCP-2545-JPの存在している紙類全てを回収し、サイト-81-116へと移送しました。移送時点でのSCP-2545-JPの総数は300体ほどであり、紙面全体に存在していたことが確認されています。関係者への聞き込みから「親個体となるSCP-2545-JPが異常活動を行ったこと」、「子個体となるSCP-2545-JPが複数発生し、それらの間でも異常活動を行ったこと」、「結果として子個体が大量発生し、指数関数的に増加していったこと」が明らかになっています。SCP-2545-JPがどのようにして発生したのかを示す情報は確認されませんでした。財団は実験により性質が判明した後に、個体を別の紙面へと移し、シュレッダーを用いて裁断することで実体の無力化を図りました。結果として、SCP-2545-JPの総数は10体まで減少しました。

収容を容易にするため、現在もSCP-2545-JPは間引かれ続けています。


補遺2545-JP.2: インシデント2545-JP

2017/05/11、サイト-81-116にて行われたオブジェクトの整理・移動作業の際、SCP-2545-JPの存在するノートとSCP-13EE-JP3の記された紙面が接触する事案が発生しました。本事案後に行われた調査の結果、SCP-13EE-JPがSCP-2545-JPの存在するノート上に移動していることが明らかになっています。また、事案直後のSCP-2545-JP-1の表面には"くすみ"のようなインク痕が存在していました。

本事案後、SCP-13EE-JPはSCP-2545-JP-1と類似するような挙動を示すようになりました。なお、SCP-2545-JP-1は異常活動を行わなくなっています。また、SCP-13EE-JPの性質もSCP-2545-JP-1と類似しており、このことから何らかの要因によってSCP-2545-JP-1の異常性がSCP-13EE-JPに伝播したものと推測されています。しかしながら、SCP-13EE-JPとの異常挙動では子個体は発生していません。このことから、異常性の変質といった可能性が示唆されています。

本事案を受け、SCP-13EE-JPはSCP-2545-JP-3に再指定されました。

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異常活動中のSCP-2545-JP-3(旧SCP-13EE-JP)とSCP-2545-JP-2。
SCP-2545-JP-1は両個体から離れた地点に留まった状態を維持している。

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