
1969年に撮影された、移転前のSCP-2558の元の現場。
アイテム番号: SCP-2558
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: 地方機動部隊352-ダレット("ディキシーランド・ナイトメア・マジック")は、パナセア・コースに沿った安定な移動を確実とする為、水中無人観察機で毎年SCP-2558の動きを監視します。
パナセア・コースに沿った移動が期待通りに進行した場合、上陸が予想される約5年前である2043年まで更なる活動は必要無く、その時点で修正した収容処置(資料2558-Fに詳述)を実装します。SCP-2558がパナセア・コースから逸脱すると判明した場合、地域本部職員は慎重な速度で新たな収容処置の実装を行います。
説明: SCP-2558はフロリダ州ディクシー郡ホースシュー・ビーチ西北西約69.2kmのメキシコ湾の底で最後に観察された、ホースシュー・ビーチ・第一バプティスト教会の残骸です。SCP-2558は西北西に向かって海底を約435cm/日で移動します。現在の率と方向(パナセア・コースとして知られている)から、SCP-2558は2046年10月31日にフロリダ州ワクラ郡パナセアの近くに上陸します。

過去の位置と、ホースシュー・ビーチから最終的にフロリダ州パナセアに上陸するだろうと予想されているSCP-2558の"パナセア・コース"。
37人の教会出席者と彼らの所持品を含む、1971年1月3日14:11UTC(現地時間10:11AM)にSCP-2558内にあった全ての物体は、毎週日曜14:11UTCにSCP-2558内の同じ位置に出現します(以下"毎週再現事象"とする)。これまでの所、長期間SCP-2558から物体を取り除く試みは成功していませんが、物体と人物は教会から自由に取り除くことが可能で、毎週再現事象前であれば破壊、改造も可能です。
教会とその中身は全ての毎週再現事象において、1971年1月3日の正確な状況を装います。SCP-2558内の全ての人間は生き返り1、再現した記憶を維持していますが、最後の観察時点で加齢までは記録されていません。2
当初、収容処置には毎週の水中にいる出席者の救援活動も含まれていましたが、SCP-2558が費用と活動上の死亡率が上昇する深さまで沈んだ事により、████年に地域本部はこれら活動の中止を決定しました3。現在までに水中のSCP-2558で3分以上意識を保つ、または8分以上生存した人間はおらず、現在の位置からSCP-2558内の人間による収容違反の危険性は限定的です。毎週の収容と、SCP-2558内部の人間の救出は、資料2558-Fに詳述された修正した収容処置を採用して、2043年に再開します。
補遺2558-アレフ:
1971年1月3日(SCP-2558が異常な行動を始める1日前)、アメリカ国立気象局の午後の放送に計画されていない予報の編集が含まれていました。以下はその記録です:
当時のアメリカ国立気象局の職員の聞き込みにおいてこの放送源の発見はできませんでしたが、以降のこの地域での異常な無線活動4は、クロス市に拠点を置くヒヤシンス修道会が、1970年代から現在まで続く超常的な反プロテスタント活動のパターンの一環として、SCP-2558の創造に関与した可能性を示唆しています。