SCP-2560-JP
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SCP-2560-JPと同型の拳銃。

アイテム番号: SCP-2560-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-2560-JPはスヴァールバル諸島に位置する高度隔離永代保存庫1の専用ロッカー内に安置されています。

説明: SCP-2560-JPはコルト社製.429口径リボルバー拳銃"コルト・アナコンダ"カスタムモデルです。スケルトンスタイルバットストック2が装着され、一部がより頑強な合金の部品で置換されています。

拳銃として異常に非常に優れた性能を持ち、高い集弾性を持つ他一般的に許容される程度を超えるオーバーロード化3を施した.44レミントン・マグナム弾を安全に発砲可能です。現在これら特性はワンオブサウザンド4である事及び熟練したガンスミス5による整備に由来する事が判明しています。

SCP-2560-JPは不明な概念転送回路を組み込まれている可能性があります。現在調査中です形而上下バイパストリガーである事が判明しています。詳細は追記を参照して下さい。

補遺: SCP-2560-JPは通称"最後の休日"事件の際、81管区へと逃亡していたメキシコ麻薬シンジケート幹部アレハンドロ・ガルシア・ゴンザレスより回収された8点の異常物品の1つです。捕縛時、警察に対して執拗に"あのマグナムは絶対に引き金を引くな"と言い続けていた事に潜入エージェントが興味を抱き、財団が確保し調査した所異常性が発見された為、収容に至りました。

追記1: SCP-2560-JPに接続された概念(以下"SCP-2560-JP-13")はデュラムプラン6に則っており、特に四騎手型デュラムプラン7に高度な一致を見せます。また四騎手型デュラムプランの代表例である天秤の騎手に酷似した構造8を有し、天秤の騎手その物である、もしくは模して人為的に制作された概念であると推測されています。即ち、形而下に於ける飢餓に相当する概念を内包します。

追記2: 無次元潜行トレース法を用い、SCP-2560-JP-13に結び付けられている他概念の探査が行われました。以下一覧です。

  • SCP-2560-JP-1
    四騎手型デュラムプランに高度な一致を見せ、四騎手型デュラムプランの代表例である弓と冠の騎手に酷似した構造を有します。即ち形而下に於ける支配に相当する概念を内包します。
    SCP-2560-JP-2に対し支配的結び付きを有し、形而下に於いてはSCP-2560-JP-2に先行します
  • SCP-2560-JP-2
    同じく大剣の騎手に酷似した構造を有します。即ち形而下に於ける戦争に相当する概念を内包します。
    SCP-2560-JP-3に対し支配的結び付きを有し、形而下に於いてはSCP-2560-JP-3に先行します
  • SCP-2560-JP-4
    同じく黄泉の騎手に酷似した構造を有します。即ち形而下に於ける疫病に相当する概念を内包します。
    SCP-2560-JP-3に対し被支配的結び付きを有し、形而下に於いてはSCP-2560-JP-3に追随します。

SCP-2560-JP-1から-4は性質、時系列共に四騎手に酷似しており、またSCP-2560-JPがSCP-2560-JP-3についての形而上下バイパストリガーである事から、SCP-2560-JPがイヨハンの預言書(一般的には"ヨハネの黙示録")に於ける封印の解放を再現する為の手段である可能性が指摘されています。

追記3: 追跡調査の結果、SCP-2560-JP-1及び-2は既に形而上からバイパスされ投影済みである事が判明しています。即ちSCP-2560-JPはトリガーとして運用可能な状態にあります。

追記4: 2018/██/██に発生した通称"トロイの木馬その三"インシデントに於いて取り逃した侵入者の奪取目標にSCP-2560-JPが含まれていた事が判明しました。侵入者の素性及び目的は不明ですが、何者かがSCP-2560-JP-3の形而下への投影を画策している可能性があります。本事案を受け、SCP-2560-JP収容体制の強化が図られました。

追記5: 2020/██/██SCP-2560-JP-4形而上下バイパストリガーが発動された事が判明しました。遠隔無指向牽引法による定期観察で明らかになった物であり、発動日、場所、主導者一切が不明です。

SCP-2560-JP-3は未投影であり、本来追随して発生すべきSCP-2560-JP-4写像は形而上下バイパスにより強引に投影された不完全な形態に留まっています。現在はカバーストーリー「新型ウイルス流行」を流布し全世界の政府組織及び医療機関と連携しつつ対応しています。

SCP-2560-JP-4の写像により発生した病原体は確率論的に異常なペースで変異を続けていますが、人類の免疫及び科学力で対処可能な許容範囲を超えません。カバーストーリー「キメラウイルス」及び「隠蔽された流出事故」を流布し無意味な憶測による論争を起こす事で対処しています。

支配的概念の写像が存在しない限り、被支配的概念の不完全な写像は形而上下バイパスの切断によって削除出来ると考えられています。現在病原体への対応と並行して形而上下バイパストリガー(仮称"SCP-2560+1-JP")を捜索しています。発見、形而上下バイパスの再切断に成功した際はカバーストーリー「弱毒化」を流布する事が決定済みです。

SCP-2560-JPが発動しSCP-2560-JP-4の写像が完全となった場合、影響が致命的なレベルとなりXK-クラス:世界終焉シナリオ9を誘発する危険性が高いと見られています。

本事案を受け、財団日本支部理事の全会一致でSCP-2560-JPをプロジェクト・タルタロス10の対象に推薦する事を決定、またO5評議会で提案が可決されました。現在、試験運用段階の高度隔離永代保存庫に最初に収容された5オブジェクトの1つになっています。


5/2560-JP LEVEL 5/2560-JP

CLASSIFIED

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Item #: SCP-2560-JP

Object Class: Keter


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SCP-2560-JP周辺。可視光による観測は不可能。

特別収容プロトコル: 上記偽装報告書をレベル5/2560-SCP未満のセキュリティクリアランスのみ保持する職員に流布しSCP-2560-JP-3及び4の擬似固定化を継続して下さい。

説明: SCP-2560-JPは月面の人型実体群です。

SCP-2560-JPは4体存在し、それぞれSCP-2560-JP-AからDに指定されています。

可視光はSCP-2560-JPを完全に透過する為、肉眼での観測は不可能です。

SCP-2560-JPは自律活動性及び後述の影響範囲拡大性を保持していますが、1世紀頃施されたと推測される処置により当該性質を抑制されています。

各SCP-2560-JPはそれぞれ形而上概念と関連した形而下写像であり、上記偽装報告書と同様四騎手に酷似或いは一致する概念の特質を反映しています。

以下、各実体投影元の概念です。

  • SCP-2560-JP-A
    SCP-2560-JP-1。四騎手型デュラムプランに高度な一致を見せ、四騎手型デュラムプランの代表例である弓と冠の騎手に酷似した構造を有す、即ち形而下に於ける支配に相当する概念を内包する概念。
    SCP-2560-JP-2に対し支配的結び付きを有し、形而下に於いてはSCP-2560-JP-2に先行します。
  • SCP-2560-JP-B
    SCP-2560-JP-2。同じく大剣の騎手に酷似した構造を有す、即ち形而下に於ける戦争に相当する概念を内包する概念。
    SCP-2560-JP-3に対し支配的結び付きを有し、形而下に於いてはSCP-2560-JP-3に先行します。
  • SCP-2560-JP-C
    SCP-2560-JP-3。同じく天秤の騎手に酷似した構造を有す、即ち形而下に於ける飢餓に相当する概念を内包する概念。
    SCP-2560-JP-4に対し支配的結び付きを有し、形而下に於いてはSCP-2560-JP-4に先行します。
  • SCP-2560-JP-D
    SCP-2560-JP-4。同じく黄泉の騎手に酷似した構造を有す、即ち形而下に於ける疫病に相当する概念を内包する概念。
    SCP-2560-JP-3に対し被支配的結び付きを有し、形而下に於いてはSCP-2560-JP-3に追随します。

SCP-2560-JPは内包する概念を周辺空間に投影します。これはSCP-2560-JPから一定の範囲内に於ける、強権的支配、紛争、食糧不足、感染症の発生確率の上昇として観測されます。SCP-2560-JPによる概念投影の影響はSCP-2560-JPとの距離が近い程顕著であり、その為現在の地球上に於ける上記4種の事象は、極付近よりもアフリカや東南アジア等赤道付近に於いてより多く見られます。

また、概念投影の影響範囲を一定のペースで拡大し続けます。範囲拡大に伴い投影の影響もより大きくなり、最終的には終末思想11や末法思想12に語られる様な大規模な混乱が発生すると予想されます。

上述の異常性は信仰性フラーレンミート13により抑制されており、効果が大幅に低減されている他、拡大がほぼ完全に停止しています。

当該ミートは大衆信仰を発生元としており、本事例に於いてはイヨハンの預言書についての「まだ封印は解放されていない」と言う認識を、不明な手段によりSCP-2560-JPに対する間接的な言及だと変換する事で生成されています。スミルナ教会及びフィラデルフィヤ教会関係者による施術と思われますが、資料不足により詳細は不明です。

当該ミートの強度は信仰者の数及び認識の強度に依存しています。信者獲得による当該ミートの強化、それによるSCP-2560-JPの抑制はキリスト教各宗派の主目的の1つであり、「政治的闘争」や「改革運動」等様々なカバーストーリーを活用しつつ布教を推し進めていた事が知られています。

近年、イヨハンの預言書を"精神活動の抽象的表現"と解釈する向きが世界的に広まった事により、キリスト教各派の収容プロセスが破綻しました。協力を申し出た財団とキリスト教各派との間の取り決めにより、現在では上記偽装報告書を用い財団職員の認識によって信仰性フラーレンミートを維持しています。

信仰と異なり財団職員にとってのSCP-2560-JP偽装報告書は"事実"として認識される為、一般的な信仰よりも1人当たりの強度上昇率が高いですが、SCP-2560-JP全個体に対する封じ込めを行うには人数が不足していると試算されています。その為4個体の内最も自律活性が低いと判断されたSCP-2560-JP-3のみ信仰性フラーレンミートで抑制し、残り3個体はSCP-2560-JP-3との連続性により間接的に収容する方式が考案されました。この場合、財団規模の人員での維持が可能であると判断されています。

偽装報告書に於けるSCP-2560-JP(以下"SCP-2560-JP-α")により財団職員の認識の指向性対象をSCP-2560-JPへと変換しています。これはキリスト教各派による当初の方法論とは全く異なる技術である点に留意して下さい。高度隔離永代保管庫に概念接続を切断する機能はありません。

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