SCP-2595-JP
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SCP-2595-JP内部、右側の開けた空間。

アイテム番号: SCP-2595-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: XK-クラス:世界終焉シナリオの発生に伴うSCP-2595-JPの特別指定滞在可能異常領域(specially designated stayable abnormal area、略称SSA)への指定は、再調査の完了まで保留されています。

説明: SCP-2595-JPは、長野県の██山に存在する洞窟です。SCP-2595-JPの異常性は構造上のものと内部に滞在した生物への精神影響の2種類に分類可能ですが、後者は記録を行った職員も暴露者であったために情報の客観性に欠けています。詳細は補遺2を参照して下さい。以下は確実な情報として記載可能な、SCP-2595-JPの特徴です。

構成物質
全てが異常な破壊耐性を有した岩石で構成されている。破壊耐性によるサンプルの採取不可により、詳細な分析には成功していない。

空間構造
入口から狭い通路を20m程進むと、左右に分岐するようにして2つの開けた空間1が存在する。さらにそれらの空間の淵には凸凹を形成するような形で複数の小部屋2が存在する。特筆すべき点として、これらの総空間は外部からの観測により予測されるものを大きく上回っている。

特筆すべき異常機構
・入口付近、小部屋の壁内部に存在する空間異常。後述の管の両端は全てこれに接続されている。
・壁内部に存在する管状の空洞。単一方向に多量の霊素を含んだ液体が流れている。小部屋の空間異常から入口付近の空間異常に向かう流れの液体の方が、その逆の流れの液体に比べてより多量の霊素を含んでいる。

内部環境
常に22〜23℃の気温と、60〜80%の湿度を保っている。内部に光源は存在しない。

SCP-2595-JPの起源は不明ですが、周辺部においてSCP-2595-JPの方角に向く形式の祭壇や祠3が複数発見された事から、過去に信仰対象となっていた可能性が持たれています。

補遺1: 発見経緯とSSA仮指定

SCP-2595-JPはその異常性が外部に影響を及ぼす類のものでない事、立地が実質的に放置された私有地かつ入り組んだ岩石地帯の奥であった事から長年の間発見される事はありませんでした。

SCP-2595-JP発見の契機となったのは2053年、XK-クラス:世界終焉シナリオの発生です。地上での生活の不能化により、職員らは地下サイトでの生活を行う事を余儀なくされました。これに伴いオブジェクトの管理、食料の確保など様々な点から地下サイト間の物資移送が必要視されたものの、恒常的にこれを行うには各所に移動の中継地点となる安定区域を確保する必要がありました。そのため、財団は一定の安全性が確保されておりかつ異常性により生活が可能になった異常領域をSSAとして指定し、特例的に移動中の滞在拠点として利用する事を決定しました。この決定に伴う異常な熱エネルギーを有した領域の捜索においてSCP-2595-JP内部の相対的な高温が観測機器に感知され、SCP-2595-JPの発見に繋がりました。

ドローンによる簡易的な調査4の結果、SCP-2595-JPはSSAの条件を概ねクリアしていると判断されました。これを受けてSCP-2595-JPはSSA-JP#68に仮指定され、詳細な調査のため付近の地下サイト-8170より5名の研究員(以下、遠征チームと呼称)がSCP-2595-JPへ派遣されました。

補遺2: SCP-2595-JP居住記録

以下は、SCP-2595-JPに派遣された研究員により記録されたSCP-2595-JP居住記録の時系列順抜粋です。より広範な視点から状況を把握するため、2つの形式の記録が混在して掲載されている事に留意して下さい。なお記録名称の後に記載されているナンバーは、SCP-2595-JP内部での居住が開始されてからの日数を表します。

11日目の11:23に、遠征チームとのネットワークが途絶しました。このため以降、定期報告は行われていません。ネットワーク途絶後も遠征チームはSCP-2595-JP内に滞在していましたが、当初SCP-2595-JP対策チームはこれを遠征チームが地下サイト-8170への帰還のためSCP-2595-JPを離れた事が原因であると予測していました。

遠征チームとの通信途絶から3日が経過した時点で、SCP-2595-JP担当チームは遠征チームが未だ地下サイト-8170に帰還していない事から何らかの異常事態が発生した事を確信しました。翌日に編成された調査チームが地下サイト-8170を出発し、通信途絶から6日後にSCP-2595-JPへ到着しました。SCP-2595-JP内では多数の動物と遠征チームの死体が確認され、検死解剖の結果これら全ての死因は不明な原因による心停止であると判断されています。また堀口研究員のPCより、「日誌」と題されたファイルが発見されました。

現在日誌及び定期報告の内容をベースとして、近日中にSCP-2595-JPの再調査が予定されています。

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