SCP-2598



評価: +34+x
moth.jpg

封じ込め下にあるSCP-2598

アイテム番号: SCP-2598

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-2598は、サイト-19の標準昆虫封じ込め房に収容して下さい。この房には、SCP-2598にいつまでも食餌を与えられる機構が取り付けられてあり、吊り下げ式の光源も取り付けられています1。SCP-2598にインタビューしたい場合は、先ず20時間のモールス符号の訓練を修了しなければなりません。

説明: SCP-2598は、ヤガ科モンヤガ亜科Large Yellow Underwing moth(Noctua pronuba) で、小型のヘルメットをかぶっています。このヘルメットと挙動以外に、識別可能な異常特性は発見できいません。

SCP-2598は人類とコミュニケーションをとることができ、モールス符号に合致したパターンでSCP-2598同士の頭をぶつけることで対話します。また、SCP-2598は明らかに英語を理解することができ、先ほどの方法でメッセージを返信することが出来ます。この衝突によるコミュニケーションを自動翻訳するために特注の衝突受けパッドをSCP-2598に提供したのにもかかわらず、現在までSCP-2598はこのような装置を利用できない、または利用することを望みません。

コミュニケーションの間、SCP-2598は話題をおおよそセールストークにしようとします。具体的には、ガのために設計されたヘルメットについてのセールストークを行います。

インタビュー2598-1: 以下のインタビューはリリャード・イーズ博士によって実施されました。イーズ博士は最初にSCP-2598を発見した人物で、場所は[編集済]、野外撮影の最中でした。イーズ博士は研究チームリーダーに選出されています。SCP-2598の封じ込めに尽力したこと、またモールス符号が流暢であることが理由です2。インタビューの間、イーズ博士はSCP-2598の封じ込め房に着席したままで、一方SCP-2598は好みの方法によってイーズ博士とコミュニケーションを行っていました。全ての返答はイーズ博士によって筆記されました。

イーズ博士: 私の言うことが確かに聞こえるかね、理解できるかね、SCP-2598?

SCP-2598: 《はい博士。貴方のおっしゃることはとても良く聞こえます。それもそのはず、モスヘルムのテクノロジーのお陰で、音が拡大されているのです。》

イーズ博士: 良かった。さて、SCP-2598、君たちはどこを由来にしているのか話してもらえるかね?

SCP-2598: 《かつての私は貴方のようでございました、博士。向こうにいる他の皆も同じようなものでございました。一生の目的無く生きておりました。しかし、それは以前の話。今の私はモルヘイムの美しさを知りました。さらに何と、モスヘルムはお子様が喉につまらせてしまうこともなく安全なのです。》

イーズ博士: わかった。つまり、以前は話し言葉を理解することや、コミュニケーションをすることは出来なかったと言っているのだね?今は、そのヘルメットを手に入れたから、理解できるようになったということかな?

SCP-2598: 《それはまるで、私の目の前のドアが開かれたかのような体験でした、博士、私は光を得たのです。それも何故ならモスヘルムのお陰。貴方もたった三回の分割払いで手にすることが出来るのですよ。お値段1999》

イーズ博士: 当然気がついているだろうが、私はそのようなヘルメットをかぶることはできない。それは、あまりにも小さすぎるのだ。

SCP-2598はコミュニケーションを20秒間中断、その間、封じ込め房の照明を反時計回りで回っていることが観察される。

SCP-2598: 《そのとおりでございます、しかしですよ、貴方もガのご友人をお持ちでしょう。そのような時、モスヘルムの卓越した力がお役に立てます。また、クリスマスの靴下に入れるプレゼントにしてもお喜びいただけるでしょう。》

複写終了

特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。