
エージェント・シュウィンを拉致しようと試みるSCP-2600-J。
アイテム番号: SCP-2600-J
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-2600-Jはサイト-77の標準収容室に保管して下さい。SCP-2600-Jの収容に割り当てられた職員には、付け髭や鬘などの標準的な身元保護手段を付与して下さい。拉致を防ぐ為、サイト-77内の全ての自転車に財団標準の自転車ロックを支給して下さい。
説明: SCP-2600-Jは1996年にシュウィン社によって製造された自転車です。完全な自立移動が可能であり、自身の収容に割り当てられた職員を追い回し拉致しようとします。その後通常は脱走を試みます。これ以外に、SCP-2600-Jは異常特性を示しません。
時折、SCP-2600-Jの即時解放の要求を試みる媒体がサイト-77に配達される事があります。これらは通常、フレームの一部や破れたチェーン等のような、大雑把に取り除かれた自転車の部品を伴います。 この媒体は通常、脅すかのようにタイヤ痕で覆われた紙片か、「バイサイクル・マフィア」からの署名がなされた新聞の切り抜きで構成される脅迫状か、或いはフェドラハットを被った何台かの自転車が車輪を積極的に回転させている様子を映した映像から構成されます。
職員には、SCP-2600-Jの仲間を脅かさないよう通知されました。
補遺: 2008年8月8日にサイト-77へ配達された映像の転写。
転写開始
<0:01> 映像が始まり、放棄された自転車店/イタリアンレストランが映されていると思われる。2台の自転車が存在し、1台は赤色、もう1台は橙色のフェザーフェドラハットを身に着けている。2台の間のテーブル上には小さな赤い三輪車がある。
<1:00> 赤の自転車は車輪を急速に回転させ、攻撃的な態度で上下に跳ね始める。
<2:22> 橙の自転車は、赤の自転車を模倣し始める。これは3分間継続する。
<5:23> 弓のこが生成される。
<5:24> [データ削除]
映像に映っていた三輪車の残骸は、その後6ヶ月間かけてサイト-77に配達されました。一度に部品1つずつです。
補遺 2600-JA: サイト-77の自転車用ラックが不正侵入を受け、20台以上の自転車が盗難されました。現場には壊れた鍵が1つしか見つかりませんでした。
奴ら、私のRed Rocketを持って行きやがったわ!あのクソ共が! - ガレスピー管理官
補遺 2600-JAA: セグウェイ・アーリアン・ブラザーフッド(Segway Aryan Brotherhood)、トラクター・エホバの証人(Tractor Jehovah's Witnesses)、馬術ポップバンド(Horseback Pop Band)、ポゴ・スティック・ユダヤ民族(Pogo Stick Jews)及びフォード・ピント・ドッグケネルアソシエーションズ(Ford Pinto Dog Kennel Association)との繋がりの可能性についての調査が進行中です。