SCP-2614-JP
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アイテム番号: SCP-2614-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-2614-JPはいまだ特定されておらず、未収容です。現在財団ミーム部門により、SCP-2614-JPに関する研究が優先度クラスδで進められています。

SCP-2614-JP-1はその数と通常の人間との判別困難性により、現在収容できていません。SCP-2614-JP-1の分布状況を調査するため、世界各地のサイトを拠点に1か月に1度のペースで無作為に選別された一般人およびすべての財団職員に対して軽度の可逆的ミームエージェントを用いたSCP-2614-JP-1判定試験を行います。財団職員のSCP-2614-JP-1実例はEクラス職員として再雇用することで収容し、一般人の実例は追跡用小型GPSを皮膚に埋め込んだ上で記憶処理し解放してください。

説明: SCP-2614-JPはそれを認識した人間に不可逆的かつ完全なミーム汚染1耐性を付与する未知の情報因子です(SCP-2614-JPに暴露した人間をSCP-2614-JP-1と呼称)。SCP-2614-JPは主要な先進国のインターネットメディアのコンテンツ中に存在するとみられており、SCP-2614-JP-1の分布状況から比較的ありふれた内容のアイデアであると推測されています。現在までSCP-2614-JPの無効化には成功していません。

SCP-2614-JP-1と通常の人間は異常ミームに対する応答以外の点では区別できません。SCP-2614-JP-1の異常性は、一般的な潜性遺伝子に類似した法則で子孫に遺伝します。SCP-2614-JP-1の数は現在推定約2万人ですが、年々その推定個体数は増加を続けており、このまま放置すると2050年には5万人を突破するものと考えられています。

SCP-2614-JPは、2003年ごろミーム汚染の影響を受けない人間の個体として初めて財団に認知されました。その後世界的調査によってその膨大な数が明らかになり、また2004年には異常性を利用した機密データ盗難事件が発生したため、SCP-2614-JPはKeterに分類されました。また異常性の発生原因を究明する過程で人間にミーム汚染耐性を付与する情報因子の存在が確認されたため、この因子が改めてSCP-2614-JPに指定され、ミーム耐性を持つ人間はSCP-2614-JP-1に再指定されました。




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