SCP-264
評価: -9+x

アイテム番号: SCP-264

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-264は一般的な補強材で構成された16メートル四方のコンテナに収容されなければなりません。コンテナの外側には2人のガードマンが常に配置され、24時間ごとに交代しなければなりません。コンテナは毎日最低2時間監視されなければなりません。SCP-264はあらゆる形式での栄養を必要としません。未知の方法により自身を浮遊させているため支えも必要ありません。

脚注: 200█年█月█日現在、エージェント████ ███████・██████ █████[死亡]・█████ ██████、██████ ████ 博士のみがSCP-264への接近を許可されています。従わない場合は違反者として確保し、配置転換が行われます(補遺264-01参照)。以前SCP-264は前述のエージェント達へのいくらかの愛着を示しました。彼らは最初に[データ削除済み]を発見したチームの一員でした。さらに、エージェント████ ███████と█████ ██████のどちらも[データ削除済み]中に地点上にいました。更なる通知があるまで彼らをサイト上に留めさせることを提案します。 -キャンベル博士

説明: SCP-264は高さ2メートルと推定される人型の骸骨です。頭蓋骨は僅かに縦長で、それぞれの膝頭から金属の突起物が出ています。SCP-264の胴と骨盤上はどちらも、未知の金属材料により構成される起源不明の寺院に類似した建造物に置き換えられています。それはバルコニーとテラスによる幾つかの階層からなり、およそ中心に扉が設置されています。

その建造物上には男性・女性・子供・動物に類似した数十の彫像が存在します。像は撤去できず、実際には確認されたことのない部族的文化の一般的活動を行っているように見えます。

建造物と骨格は同様の未知の金属で構成される直径1メートル強の半球に固定されている、もしくはその一部であるように見えます。半球の端は等間隔に配置された2.5cm(1インチ)の長さの刺で覆われています。幾つかの像は様々な方法で球と作用し合い、その存在を認識しているようです。半球の後ろ側はアラビア語・ヘブライ語・ゲルマン語・███████を含む幾つかの言語が彫刻され埋められています。[データ削除済み]の結果、███████の翻訳は無期限に停止されています(補遺264-02参照)。

SCP-264には意識が有り、日本語・台湾語・韓国語の手話、モールス信号を含む幾らかの非言語的な形式を通してコミュニケーションが取れます。筆記によるコミュニケーションが最も頻繁に記録されていますが、現在見つかっているほぼ全ての言語(███████語を含む)が含まれています。珍しいケースでは、指定された像がSCPを代表して話します。これは発見から2例しか記録されていません。

SCP-264は自身を"守護者"であり、彫像は分離された実体であると言っています。SCP-264は自身が彫像の創造者であり、彼らが"住んでいる"建造物であると主張しています。彫像は"守護者"の存在に気づいているようで、半球内部から幾つかの物体を取得するのが目撃されています。内部から取得された物体は、木炭・パピルス・SCP-███・小さな彫像の1つによってエージェント███に提示された小さく半透明な[データ削除済み]の大理石像を含みます。

SCP-264がどのようにして"彫像"とコミュニケーションしているかは現在不明であり、彫像もまたあらゆる超自然的な情報を発しません。しかし、SCP-264は予知能力を持っていることをほのめかしています。インタビュー記録264aより:

SCP-264: あなたが私と私の人々を見るのと同じように、私は博士に何が起きるかを見ました。
キャンベル博士: あなたはどれほど正確にそれを行えますか?
SCP-264: 私は運命の糸をたどっています。

SCP-264はその意味を詳しく述べることを拒否しました。しかし、幾らかの未知の力によってSCP-264はある人が人生でたどるかもしれない道を見ることが可能だと思われます。

SCP-264は現在収容されている幾つかのSCP(SCP-035、SCP-███、SCP-███)に関する知識を持っていることを証明しています(インタビュー記録264a参照)。


補遺264-01: 20██年6月10日の█████博士と民間人 ███ █████[データ削除済み]の行動により、SCP-264は前述のエージェントのみに会話を許可するようになりました。[データ削除済み]の後、██博士が彫像の一つを用いた幾つかの実験を行うためにSCP-264が格納されているコンテナに入りました。時刻0200、[データ削除済み]。数時間後、以前は見られなかった彫像がSCP-264中央に位置している門戸から出現するのが観察されました。画像拡大によりその彫像は██博士に似ていることが確かめられています。

補遺264-01: [データ削除]

脚注: 今日も調査は進展している。SCP-264の中央部だと我々が推測している門内にファイバースコープが挿入された(当然許可を得て。無礼だと考えないアシスタントを用いてはならない)。視界の殆どは無だった。勿論その原因となる物は何も見受けられなかったにも関わらず、SCP264の何らかの特性がカメラに作用し画像は歪んだ。半球内部に刻まれていた"塩の鎧1"というフレーズが我々の見つけた全てだった。その日本語を翻訳すれば"塩の鎧"となるが、その意味を我々はまだ理解できていない。しかしそれは、見つかった場所はともかくとしてSCP-264が日本、少なくともアジア原産であるという我々の考えを裏付けた。.

更なる発見があらんことを。11月6日。

-キャンベル博士

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