SCP-2647-JP

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SCP-2647-JP 扉付近

アイテム番号: SCP-2647-JP

オブジェクトクラス: Safe(暫定)

特別収容プロトコル: SCP-2647-JPはサイト-81██に保管されます。保管時は電源を接続せず、非稼働状態で管理してください。

SCP-2647-JPの異常性は未だ不明瞭な点が多く、現在もその明確化を目的とした実験が定期的に実施されています。実験はクリアランス3以上の職員の許可を得た上で実施してください。

説明: SCP-2647-JPは後述の異常性を有するプレハブ冷凍庫1です。外見や機構に異常な点は確認されていません。SCP-2647-JPの販売元および製造元を特定する試みは、現時点においていずれの調査も成果を得られていません。

SCP-2647-JPの異常性は、内部に特定の条件2を満たしたヒト(以下、対象)が侵入した際に発現します。対象が内部に侵入した瞬間、SCP-2647-JPの自律した行動によって扉は閉鎖され、結果として対象は内部に閉じ込められます。

閉鎖後、SCP-2647-JPは以降約10分をかけて内部温度を徐々に低下させます。この内部温度は、最終的に-30℃に維持されることが確認されています。この状態は対象が死亡するまで継続すると推定されています3。また、異常性発現時には「外部からの動力供給を必要としないこと」、「高い破壊耐性を獲得すること」が確認されています。

補遺1-発見経緯: SCP-2647-JPは2024年5月█日、██県所在の飲食チェーン店「██████ ███インター店」にて発生したインシデント2647-JP-1を契機に発見されました。当該店舗では、オープン日4日前の2018年9月5日から通常のプレハブ冷凍庫としてSCP-2647-JPを使用していたことが財団の調査で確認されています。このことから、インシデント2647-JP-1が発生するまでの期間に異常性が発現したことは無かったと推測されています。

以下は、店内監視カメラにより記録されたインシデント2647-JP-1の映像記録の書き起こしです。完全版は映像資料2647-JP-1を閲覧してください。

インシデント2647-JP-1

映像記録

本インシデントにおける対象
・ 池田 祐介 氏 (男性、18歳、アルバイト勤務)
・ 釜井 里紗 氏 (女性、17歳、アルバイト勤務)

[記録開始]

[省略]

[店舗は通常通り営業しており、池田氏・釜井氏の他に3名の従業員が勤務している]

〈11:20:12〉 釜井氏が調理場から、SCP-2647-JPの前にやって来る。

〈11:20:18〉 扉を開け、靴を脱ぎ、SCP-2647-JP内部に侵入する。[冷凍資材を取りにいったものと推定される]

〈11:21:02〉 釜井氏が内部から出てくる。しかし、手には何も持っておらず、そのまま調理場へと戻る。扉は開放されたままである。

〈11:21:29〉 釜井氏と池田氏が調理場から、SCP-2647-JPの前にやって来る。[内部で何かしらの問題が発生し、釜井氏が池田氏に同行を求めたと推定される]

〈11:21:38〉 両名が靴を脱ぎ、SCP-2647-JP内部に侵入する。

〈11:21:44〉 両名が侵入した瞬間、扉が自動的に閉鎖され、両名が内部に閉じ込められる。[この時点からSCP-2647-JPの異常性が発現したと推定される]


〈11:24:02〉 店内にいた従業員の1名(以下、A氏)がSCP-2647-JPの前にやって来る。

〈11:24:08〉 A氏がSCP-2647-JPの手前に両名の靴があることを不審に思い、扉を開けようと試みる。しかし、扉は開かない。

〈11:27:32〉 A氏がスマートフォンを取り出し、消防へ通報する。


〈11:39:04〉 消防隊員が到着する。ここからSCP-2647-JPに対してバールを用いたこじ開け、油圧カッターによる切断などを試みる。しかし、扉を開けることはできない。

〈11:44:16〉 消防隊員が応援要請を行う。また、この段階で消防に潜入していた財団エージェントが異常事態であると判断し、現場へと向かう。

〈11:54:57〉 財団エージェントが到着し、当該物体に異常性があることを確認する。以降の対応は財団主導へと移行する。


〈11:56:00〉 財団エージェントが扉の開放を試みる。しかし、依然として扉を開けることはできない。


〈12:08:14〉 突如として扉が自動的に開放される。内部で、池田氏と釜井氏両名が床面に仰臥した状態で発見される。

[省略]

[記録終了]


付記: 後の検証の結果、池田氏と釜井氏両名の死亡が確認されました。死因は非異常性の低体温症であると判明しています。また、一連のインシンデントに関与した民間人-その関係者に対して、適宜記憶処理およびカバーストーリーの適用を行いました。


補遺2-実験記録: SCP-2647-JPの異常性を明確化するため、複数回の実験が実施されています。以下はその実験ログからの抜粋です。完全版は実験ログ2647-JPおよび音声記録2647-JP-第12回実験を閲覧してください。

第01回実験ログ 2024/06/██

被験者: D-1268(男、42歳)

手順: 被験者をSCP-2647-JP内部へ侵入させる。被験者には、防寒装備・トランシーバー・GPS装置などを携帯させている。

結果: 異常性の発現は確認されなかった。

第03回実験ログ 2024/06/██

被験者: D-1268(男、42歳)、D-2198(女、39歳)

手順: 第01回実験と同様。

結果: 異常性の発現は確認されなかった。

第08回実験ログ 2024/07/██

被験者: D-2234(男、33歳)、D-2876(女、37歳)

補足: 両名とも、飲食チェーン店「██████4」にてアルバイト勤務していた経歴を有する。

手順: 第01回実験と同様。

結果: 異常性の発現は確認されなかった。

第12回実験ログ 2024/07/██

被験者: D-3234(男、27歳)、D-3327(女、27歳)

手順: 第01回実験と同様。

結果: 異常性の発現が確認された。担当職員は被験者であるDクラスとの通信を維持しつつ対応を試みたが、異常性の発現を強制的に停止させることはできなかった。数時間後、扉が自動的に開放され、被験者両名の死亡が確認された。GPS装置の記録に異常な点は見られなかった。

現在までに同様の実験は計15回実施されていますが、異常性の発現が確認された例は第12回実験の1例のみです。また、異常性の発現が確認された第12回実験とインシデント2647-JP-1との対象における明確な共通点は「男女一組である」点のみにとどまっています。しかし、「男女一組である」にも関わらず異常性が発現していない例が大半であることから、依然としてSCP-2647-JPの異常性が発現する条件は不明です。

現在、財団はSCP-2647-JPの異常性発現時の挙動/収容方法について、一定の把握/確立がなされていると判断し、オブジェクトクラスを暫定的Safeとしています。しかし、現時点ではSCP-2647-JPに該当する個体か否かを識別する明確な手段が存在せず、該当個体が他にも存在する可能性が否定できないことから、異常性が発現する条件を明確化することが重要であると考え、実験を継続しています。






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