アイテム番号: SCP-2655
オブジェクトクラス: Neutralized Euclid
特別収容プロトコル: SCP-2655は0.5×0.7×0.5mのガラスケージに収容し、小型の甲虫とハエから成る安定した食事を与えなければいけません。ケージの左側にある水のプールは隔週で交換しなければいけません。
13/9/23現在、SCP-2655は、鉛のパネルを設ける改良を施した標準的な3×3×2mの収容室に収容されています。財団職員は鉛張りのスーツを着用せずにSCP-2655の収容室に入る事は許可されません。
説明: SCP-2655はPseudacris crucifer、一般的にはトリゴエアマガエルの名称で知られる一匹の小さなカエルです。体長26mmで、大部分の体色は黄褐色であり、前足にはオリーブ色と茶色の斑点があります。SCP-2655は同種の他個体と生物学的に同一ですが、例外として背中に不明なインクで“3”の数字が書き込まれており、またカエル自身が夜だと知覚している時間帯には生物発光効果を示しています。この生物発光は僅かながら放射性であることが確認済みです。SCP-2655の回収当時、放射能の測定値は0.03キュリーでしたが、この数字は最初の観測以降、6日ごとに5.1%ずつ上昇しています。この効果はSCP-2655の出生以来存在していると仮定されており、外科手術または実験を示す痕跡や障害は見つかっていません。
13/9/23現在、上記のSCP-2655は既に無力化しています。対象は5:17 PM、老齢による自然要因で死亡が宣言されました。放射線は宿主のカエルに影響を及ぼしていないように見受けられました。
SCP-2655は13/7/14、カリフォルニア州███████████郊外の駐在エージェントが“光るカエル”のニュースを聞きつけた後に回収されました。カエルを飼育していた一家へのインタビューに続き、SCP-2655は収容下に置かれました。
カエルの飼い主だった9歳の少年、ジャック・███████はインタビューにおいて、カエルを発見したのは1年前の事であり、その時は既に現在の異常性を持っていたと報告しています。
13/9/23の事案(補遺2655-Iを参照)に続き、SCP-2655指定はカエルの元飼い主、ジャックへと新たに割り振られました。彼は現在、背中に上記の不明なインクで数字の“4”が記されており、夜間には先代のSCP-2655と類似する形式で発光します。オリジナル個体と異なり、新たなSCP-2655の放射線は2キュリーから始まり、6日ごとに7.3%ずつ増加しています。
14/9/30現在、補遺2655-Iに詳述されている事案の再発生に続いて、████研究員がSCP-2655に割り当てられました。彼女は過去のSCP-2655化身と同様の性質を示しており、例外は背中の数の繰り上がり(“5”)と、7キュリーから始まり5日ごとに9%ずつ上昇する放射線放出量の増大です。
████研究員は14/9/30の事案に合計6分間曝露しました。これ以前、彼女はSCP-2655の二番目の化身に食事を与える担当を割り振られていました。SCP-2655の第二化身への彼女の総曝露時間は27分間と見積もられています。