SCP-2670-JP
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アイテム番号: SCP-2670-JP

収容クラス: Hariti

特別収容プロトコル: N/A

説明: SCP-2670-JPはジョン・リックウッドの夢界から発生した、エドワード・アッカーマンの自己認識を有する夢界実体です。SCP-2670-JPはクラスII相当の夢界改変能力および夢界実体改変能力を有しています。

SCP-2670-JPは一般的なオネイロイと同等の自我および知性を有しており、十分なコミュニケーションが可能です。財団に対しても協力的な態度を示しており、確認されている自我のある夢界実体の中で最も夢界任務に適している夢界実体と判断されています。

SCP-2670-JPは、2016/09/24にリックウッドに発生したブラウン=ロック現象1の中で存在が確認されました。なお、2016/10/18にリックウッドはブラウン=ロック現象から回復しました。


補遺2670-JP-1: インタビュー記録

映像記録


<ログ開始>

SCP-2670-JPが尋問室の椅子に座った状態でうつむいている。SCP-2670-JPが突然顔を起こし、辺りを見回す。

SCP-2670-JP: …は?おい、ここは…。

突然、SCP-2670-JPの対面の椅子に、巨大なミミズのような外見の実体が出現する。

ミミズのような外見の実体: 初めまして、エドワード・アッカーマン。私はウォーム・ワームという。よろしく。

沈黙。

ウォーム・ワーム: よろしく。

SCP-2670-JP: …な、何だ、てめえは。

ウォーム・ワーム: ん?リックウッドさんから説明されているんじゃないのか?

SCP-2670-JP: ジョン?いや、ジョンは何も…ていうかだから何なんだよ、これは?

ウォーム・ワーム: 何だ、説明不足じゃないか。全く、丸投げされても困るんだがな…。

ウォーム・ワームが、尋問室の机を触手で軽く叩く。SCP-2670-JPの目の前にホログラムのスクリーンのようなものが出現し、SCP-2670-JPがのけ反る。

SCP-2670-JP: うわ!

ウォーム・ワーム: エドワード・アッカーマン。ようこそ、我らがファウンデーション・コレクティブへ。

沈黙。

SCP-2670-JP: はい?

ウォーム・ワーム: ファウンデーション・コレクティブ。一言で言うならば、夢の中で活動するもう1つの財団組織だ。光栄に思うが良い、今回君はここの職員として選出されたんだ。

SCP-2670-JP: いや、ちょっと、は?何だよ、夢の中の財団だって?

ウォーム・ワーム: そうだ、夢の中の財団だ。現実に様々な異常存在があるように、夢にも様々な異常が溢れている。それを確保・収容・保護していくのが我々ファウン…FCの使命だ。君もまた、夢の中の異常の1つだ。

SCP-2670-JP: いや、夢の異常ってどういう…ちょっと待て、何?俺が異常存在だと?

ウォーム・ワーム: ああ。君は、我々の用語でいう夢界実体に分類される。本来、人間は夢界の中でオネイロイというアバターを得て、無意識のうちに夢界に複数の夢界実体を構築する。そして、この夢界実体群による劇に参加していくわけだが…この夢界実体には、本来まともな自我など存在しないのだ。だが、君は確立された自我どころか、他の夢界実体に対するクラス2相当の改変能力さえ有している。本来であれば、十分FCの収容対象となり得る異常性だ。

SCP-2670-JP: マジかよ。いやでも…じゃあ何で俺がそこの職員なんかになんだよ?

ウォーム・ワーム: 簡単なことだ。心理学部門長直々の推薦だからな、これは。

SCP-2670-JP: 何?

ウォーム・ワーム: 君もよく知っているだろう、彼のことは。何せ、君は彼の夢界から発生したのだから。

沈黙。

SCP-2670-JP: …は?おい、まさかそれって…。

ウォーム・ワーム: ジョン・リックウッド。1941年5月18日生まれ、御年75歳。現在、心理学部門の長を務めている男だ。

SCP-2670-JP: …嘘だろ。

ウォーム・ワーム: 心理学部門は、現実において夢界関連存在の研究や収容を行っている。そのため、FCとの繋がりもかなり強い。FC職員ではないにせよ、心理学部門長直々に推薦された以上、我々も君を歓迎しなければならない。

沈黙。

SCP-2670-JPが笑う。

SCP-2670-JP: 何だよ!あいつ、俺より全然偉くなってんじゃねえか!

SCP-2670-JPが笑い続ける。ウォーム・ワームがもう一度机を叩くと、SCP-2670-JPの目の前のホログラムがSCP-2670-JPに接近する。

ウォーム・ワーム: さあ、ほら笑ってないで。この契約書の内容を良く読んでから、サインを…。

ウォーム・ワームの言葉が終わる前に、SCP-2670-JPがホログラムに指で自分の名前をサインする。

ウォーム・ワーム: …早いな。いや、まあ助かるが。

SCP-2670-JP: 当たり前だろ。親友とまた仕事できるんだ、やらねえ理由がねえよ。それに、約束もしちまったからな…。

ウォーム・ワームが首をかしげる。

SCP-2670-JP: あー、何でもねえ。こっちの話だ。じゃあ、これからよろしくな。えー…。

ウォーム・ワーム: ウォーム・ワームだ。

SCP-2670-JP: ああ。よろしく、ウォーム・ワームさんよ。

SCP-2670-JPが笑う。

<ログ終了>


補遺2670-JP-2: 2016/11/14、SCP-2670-JPはファウンデーション・コレクティブ職員として雇用され、Haritiクラス2に分類されました。


閲覧を終了し、覚醒しますか?(y/n)

FCネットワークとの接続の切断を開始します。

……

………

接続が正常に切断されました。

おはようございます、ジョン・リックウッド心理学部門長。













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