SCP-2746

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SCP-2746 SCP-2746-1から撮影 SR 111-2が見える

アイテム番号: SCP-2746

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-2746へのメインエントランスは封鎖した状態にし、収納室111-1(SR 111-1)を介してのみアクセスできるようしなければいけません。SCP-2746は人口密集地域に存在することもあり、SR 111-1への扉は、破壊や押し入りの試みに対応する為サイト45-Aから監視します。この扉には、民間人の干渉を防止する為に本締錠を備え付けます。

SCP-2746に移動する担当者には、元の衣類の代わりに大きな使い捨てのガウンを与えられます。SCP-2746へ移動する前に、担当者は防具、医療や視力矯正目的で使用する装身具を除く、全ての衣類や個人的なアクセサリを取り外す必要があります。

SCP-2746の性質により、ほとんどの衣類や機器はSCP-2746-1の探査のためには不必要なものとみなされており、SR 111-1にある保存庫に格納する必要があります。SCP-2746-1到着に際し、担当者は収納室111-2(SR 111-2)でこれらのガウンを預け入れなければなりません。帰還の際、ガウンは再利用または処分のため探査後に回収され、所持品も全て収集されます。

SCP-2746-1への探査のために必要な機器は、身につけたまま運搬しなければならず、可能であれば、動物が使用できるよう調整しなければいけません。

説明: SCP-2746はネバダ州ラスベガスにある、サイト45-Aの北約250メートルに位置する地下トンネルです。 SCP-2746は主に、ラスベガスとSCP-2746-1と名付けられた別次元を繋ぐ、双方向性のポータルとして機能しています。

SCP-2746メインエントランスの左側には二つの収納室があり、収納室111-1(SR 111-1)はラスベガスにあり、収納室111-2(SR 111-2)は、SCP-2746内にあります。双方の部屋が、外部に通じる扉とSCP-2746の内部に通じる扉を持っています。

ヒトがSCP-2746を通って移動した際、対象者はヒト以外の動物の身体的外観になります。この変形による結果が、どの対象の種になるかのパターンや詳細はいまだ解明されていません。このプロセスは、被験体の骨格構造から始まり、最終的には皮膚、サイズ、およびヒト以外の種のものと一致する内部や外部の臓器になり完了することが観察されています。SCP-2746-1に到着した際、被験者は自分の声帯と知性を保持します。

ヒト以外の対象は、SCP-2746を横断する際に同様の変異を受けません。ヒトを除くどの生体も、SCP-2746-1に到着した際声帯の機能のみ得ます。彼らはSCP-2746-1内に居る間も元の知性レベルを保っている為、元の知性に応じた、基本的な、または通常通りのフレーズを繰り返すことのみが可能です。

この効果は、被験者がSCP-2746を通って移動する際に進行し、この人物のSCP-2746-1到着後に完了します。このプロセスは、ラスベガスに戻る際逆行します。この効果はSCP-2746そのもの、またはSCP-2746-1に近接していくこと、どちらが原因なのかは現在不明です。

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「████の激怒」教会。 SCP-2746-1内にある。

SCP-2746-1は、直径およそ111キロの森林に覆われた大陸です。陸地外縁部の探索は、大陸が空中に浮遊していることを示唆しています。大気圧および温度は、地球の温帯の海面高での環境と同等です。SCP-2746-1内に存在する記録は、推定770から780体ほどの知性を持ったヒト以外の動物がこの大陸に棲息していたことを示唆しています。これらの住民は複雑な建築や道具を製造することができた様子で、敬虔で[編集済み]ベースの寡頭政治を形成していました。いくつかの、政府支援の教会遺跡で発見された記録によると、SCP-2746-1の人口の社会身分と階層は、「Auaasfyuaw」(「製作者」)、「Waoi'irauaw」(「学徒」)、および「Oi'li'uaapiryw」(「栄誉者」)の三つに分けられていました。

補遺-2746: 「製作者」は、「Yiazyua」 (翻訳すると「造物主」、この用語が主要な宗教指導者あるいは神を指す言葉であるのかはっきりしていません。)の元にあり、13人で構成され、もっとも高い社会地位であったと記録されています。製作者は、SCP-2746-1、および[削除済み]の両方の構築に重要な役割を果たしてきたと言われています。「学徒」は製作者の個人的な召使とアシスタントからなっていて、通常は出生後栄誉者階級から選抜されています。住民の大半は職人、大工、芸術家から成る栄誉者階級に属していました。

SCP-2746-1の経済は物々交換システムで機能し、公式の通貨システムを欠いていました。かつての政府における法律によると、元の住民は不死で、どのような食料源をも必要としなかったことを示唆しています。この効果は、SCP-2746-1に入った被験者には発生しません。

推定[編集済み]年前、SCP-2746-1の住民が内戦(以下、Nachash事変と呼称されます。)に関与し、二人の「製作者」、大部分の「栄誉者」と「学徒」の磔刑、生き残った住民によるSCP-2746-1の放棄という結果に終わりました。

回収された文書によると、Nachash事変は、人間のSCP-2746-1からの追放、そして全市民に対し「自分の正気を保つ」ための食事の必要性を付与する刑罰を下す旨の「造物主」の宣言に端を発します。利用可能な食料源と農業の知識の欠如から、栄誉者階級は他の住民を捕食するという手段に頼りましたが、学徒階級はさまざまな果実生産植物がある個人庭園に立ち入ることを許されました。

この刑罰が発動された後すぐ、SCP-2746-1人口の大多数は政府に反旗を翻し「Sgualayw i's ████」(翻訳: 「████の激怒」)と呼ばれる組織を結成しました。この組織は、以前「製作者」に属していたFredrickとAgathos、「学徒」のClovisが率い、「不当な扱い」を行った「造物主」の殺害を目標としました。

Nachash事変の詳細については、添付の補遺および文書をお読みください。



序文-2746

SCP-2746 文書

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以下の文書は、SCP-2746-1を探索中に回収したチラシ、文章、そして文書化されたスピーチです。文書2746-9以外の大部分は方言A-12(「旧き天使」)で書かれています。

ここに表示されていない文書は、個人的な書簡、取引・商業文章、文学から構成されています。これらの文書は、回収された文書2746-2にあり、レベル2/2746クリアランス以上の人員のみアクセスすることができます。

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