SCP-275
評価: +7+x

アイテム番号: SCP-275

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: 対象は6m×6m(20フィートx 20フィート)地下の2つのセル(独立したエレベーターでのみアクセス可能)に収容されます。彼女を無力化出来るガス手榴弾で武装した2人のエージェントの同行を条件に、公共施設への短期アクセスが与えられます。

Level-4人員によって承認されない限り、人員はSCP-275の自傷行為を援助することは許可されていません(そのような行動は対象に潜在的に有害であるか、無意味です)

彼女の要求した物品:

  • 礼拝のための敷物1枚(承認)
  • コーラン1冊(承認)
  • ハラル食品 (承認)
  • メッカへの巡礼 (却下)
  • 毎日1人分の1,000,000スコビルの唐辛子 (承認, ただし対象が日々従順な場合のみ)
  • 定期的なヘアカット (承認)
  • 熱い石炭 (却下)
  • 鞭打ち (却下)
  • 刺される(却下)
  • 殴られる (却下)
  • 撃たれる (却下)
  • 感電 (却下)
  • 火炙り (却下)

説明: SCP-275は、財団が利用出来るいかなる手段でも、身体的に損害を受けない女性です。対象は、オスマン帝国のどこかで育ち、およそ10才になる前の記憶のなく家がない孤児であったと主張しており明らかに中東に起源をもちます。彼女は30代中頃に見えるにもかかわらず、対象は168歳であると主張します。被験者は髪と目は茶色で身長1.63m(5フィート4インチ)で、適切かつ健康なサイズの体型を持つにもかかわらず、190kg(419ポンド)の重量です。彼女は流暢に中東のほとんどの言語を話し、穏やかなアクセントで英語を話します。

SCP-275は、呼吸して、食べて、眠る必要があるという事実から、彼女は極めて普通です。しかし、対象は物理的外傷、様々な放射線、極端な温度にほぼ完全に耐性をもちます。SCP-275自身の記憶によれば、これまで彼女の肉体は少しの怪我も経験せず、皮膚はこれまで穴が空いたり引っかき傷がついた事はありませんでした。

実験では、SCP-275の質量の大部分はすべての有機生命体と共通する要素で構成されていることを示します。しかし、現在、組織の化合物の多くがより耐久性のあるものと入れ替わっていると思われています。対象の組織もかなり高い量のいろいろな重金属を含むように見えます。財団の研究者はこれまで組織サンプルを収集することができませんでした。

対象をX線で検査する試みがなされたものの、結果は確かなものではありませんでした。対象の皮膚は相当量の放射線の不透過性素材を含んでいます。そして放射線的手段や、あるいは電磁的手段でそれを透過しようとする大方の試みを排除します。尿、糞便と月経排出物から抽出される細胞試料の回折法テストは、いくつかの新しいポリマーの存在を示します。しかし、これらのポリマーが他の組織で見受けられる度合いは、せいぜい推測的なものです。

対象のこの「不貫入性」は、彼女の髪と爪を含み、対象の全てに渡って広がっています。対象は、彼女の毛髪と爪が、彼女の状態が顕わになる直前の14歳の頃からきちんと切れなかったと主張しています。財団の保護において、彼女の髪は████-ワット・レーザーに毎週暴露され、切られるものとされます。また原則として、彼女の指と足の爪は隔週にアングルグラインダーで研磨されることになっています。

これに加えて、彼女の身体的な体質と密度のために、彼女の生物学特性は同様に抑制されています。対象の老化速度は通常の少なくとも4分の1です。 また、彼女の生理周期は、およそ6ヵ月で、長さは3~4週間です。

SCP-275の精神状態は、グラス博士によって「心配」と評されました: 異常な状態が彼女の大部分の感覚の形態を経験を防ぐので、彼女は触覚刺激を知覚するための努力として、自己破壊的な行動にふけります。

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