アイテム番号: SCP-2774-JP
オブジェクトクラス: Thaumiel Keter
特別収容プロトコル: Web上のSCP-2774-JPが掲載されている個所は財団製AIによって監視され、画像の変化を検知し異常性の消失があった際は対応プロトコルとしてカバーストーリー"緊急メンテナンス"の後、SCP-2774-JPであった画像の削除を行います。
ダウンロードされたSCP-2774-JPは追跡され、所持者のファイルを遠隔で削除するルーチンがWeb上のSCP-2774-JP毎に施されています。
説明: SCP-2774-JPは内容が改変された画像ファイルです。改変される方法は判明しておらず、現在まで一度も元の状態に戻ったことはありません。
現在確認されている改変される画像の条件1として以下のものが挙げられます。
- 前提条件としてWeb上にアップロードされた画像ファイルであること。
- 過度にグロテスクである画像。
- 異常なオブジェクトが映り込んでいる画像。
- 超常技術の内容が含まれている画像。
- 超常組織の機密が含まれる画像。
- 視認性の異常が含まれている画像。
SCP-2774-JPのアップロード者は画像が改変された事実を認知できず、元画像の記憶がSCP-2774-JPのものと置き換えられます。撮影者本人であった場合は付随する記憶も改変されますが、事実との齟齬に違和感を感じる場合があります。
SCP-2774-JPの判別は、アップロード者が記憶補強を行っている場合は変化を認知できるので容易です。また、Web上に存在しているSCP-2774-JPは改変前のデータのまま外見が改変されている為、財団製のWebクローラによってその相違を検知することが可能です。Web上のSCP-2774-JPをダウンロードした場合もWeb上に存在する時と同じようにデータの矛盾がありますが、再アップロードした際はデータの矛盾がなくなるため非異常の画像ファイルと判断されています。
SCP-2774-JPの改変の傾向は一意には定まりませんが、「元画像の構図を保ったまま内容が変化する」「Webページの内容に辻褄を合わせて変化する」「視認性異常のみが喪失する」といったものがそれぞれ複数確認されています。
以下はSCP-2774-JPの一例です。
例1.視認性異常の喪失例
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例2.クローズドSNS内の猟奇的コミュニティで確認されたSCP-XXX-JP
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例3.違法取引されていた記憶処理剤
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例4.財団の機密情報
補遺: SCP-2774-JPは以前から財団のWebクローラーに検知されており、見た目上の情報と内部データが矛盾する画像群として登録されていました。SCP-2774-JPの特性が発覚したのは2015/██/██のことで、財団の機密情報のリークを目論んでいた要注意人物によってSNS上にアップロードされた画像を情報セキュリティ担当者が確認し、アップロード以前に指示があったため情報の抹消を行おうとしたところ報告されていた情報と相違がありました。不審に思った担当者が画像のデータを調べると上記のように矛盾のある画像であり、データを基に画像を再現すると報告通りの機密情報であったためSCP-2774-JPの特性が特定されました。
SCP-2774-JPの特性はWEB上でのセキュリティインシデント防止に有用なため、無力化は行わずThaumielクラスに分類されています。
現在SCP-2774-JPに関する議論の中で、元画像に記録されてないが関連する情報が改変後の画像に確認できることが疑問視され、画像からそれ以上の情報が抜き取られている可能性が浮上しました。議論内の例を挙げると、記憶処理剤の開発に大きく関わっているとされているO5-8はピスタチオを嗜好しており、例3の改変に影響したのではないかとされています。低脅威の情報ではあるものの、O5の情報が何者かに知られている可能性があると推測されます。
上記の議論の結果、Thaumielクラス分類が撤回されKeterクラスへ再分類されました。その後財団の機密に関連するSCP-2774-JPは今後すべて抹消されることが決定されました。



