SCP-2779-JP
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アイテム番号: SCP-2779-JP

オブジェクトクラス: Euclid Neutralized Contained

特別収容プロトコル: SCP-2779-JP-AはSCP-2779-JPの収容房の内部に存在します。現在、SCP-2779-JP-Aへのアクセスは許可されていません。

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    特別収容プロトコル: SCP-2779-JPはサイト-17の標準人型実体収容チャンバーに収容されます。

    収容チャンバー内に入室することが許可されているのは、サイトの運営・内部構造に関する詳細な知識を持たないDクラス職員のみに限定されています。SCP-2779-JPの影響に暴露することを防止するため、入室者は次の2点に注意する必要があります; SCP-2779-JPと直接接触しないこと、SCP-2779-JPと視線を合わせないこと。このため、入室者は肌の露出がない衣服の着用が義務付けられており、可能な限り防護服の着用が推奨されています。上記の2点のいずれかに違反した場合はセキュリティ違反と見做され、暴露者およびSCP-2779-JPは記憶処理を受けます。

    SCP-2779-JPに対する実験・面談は レベル4以上の職員からの許可が必要です。 現在認められていません。

説明: SCP-2779-JPは精神感応能力を備えたコーカソイド系の男性でした。SCP-2779-JPは1960/07/24に死亡しました。

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    説明: SCP-2779-JPは収容時点1で16歳の、限定的な精神感応能力を備えた白人男性です。SCP-2779-JPは、直接接触しているか互いに視線が合っている人物(以下"対象")に対して、対象の思考/感情を読み取ること・自身の思考/感情を伝達することができます。

    SCP-2779-JPの主張によると、読み取った思考は聴覚的に知覚され、感情は実際に体験したかのように感受されると説明されています。また、対象となった被験者もまた伝達された思考/感情を同様に感じ取ることが実験により判明しています。対象は伝達された思考/感情をしばしば実際の感覚と混同して混乱することがありますが、暴露の回数を重ねることで次第にそれらの区別を付けることができるようになると報告しました。

    補遺: インタビュー記録抜粋


    実験記録の閲覧は制限されています。







更新: 1960/07/24
SCP-2779-JPの死亡が確認され、死因は急性の心筋梗塞であると断定されました。これを受けて、SCP-2779-JPはNeutralizedクラスに再指定されました。

更新: 1960/07/25
SCP-2779-JPの死の翌日2、SCP-2779-JPの収容チャンバー内に未知の構造物が発見されました。当該事案はネクロハザード3の影響によるものと推測されており、収容チャンバーはSCP-2779-JP-Aに指定され、SCP-2779-JPのNeutralized指定は取り消されました。

SCP-2779-JP-Aは施設の寸法を逸脱して超空間的に拡張された非ユークリッド空間に位置しており、SCP-2779-JP収容チャンバーの精巧な複製の反復から構成されています。各反復は、入口がある壁の対面の壁に設置された扉によって相互に接続されています。

SCP-2779-JP-Aに進入した被験者は、反復を進むたびに累積する固有の異常な効果の影響を受けます。以下は各反復の特徴の説明のリストです。

反復0
説明: SCP-2779-JPの収容チャンバーです。SCP-2779-JP-Aを除いて異常な特徴はありません。

反復1
説明: 被験者は突き刺すような視線を感じると報告します。

反復2
説明: 被験者は部屋の外側から聞こえるような話し声や雑音を含む様々な音声の幻聴を経験します。

反復3
説明: 被験者は部屋の寸法を正確に把握することができず、部屋が次第に広くなっていくようだと主張します。

反復4
説明: 被験者は時間感覚の軽度な混乱を経験します。また、反復1から継続していた被視感を感じなくなります。

反復5
説明: 被験者は深刻な絶望感を表明し、場合によっては行動不能となります。また、「自分が自分の中にいないような」と表現される感覚を経験します。

反復6
説明: 被験者は閉塞感を経験し、より詳細には「下に引っ張られているような」、「土の下にいるような」感覚であると説明します。

反復7
説明: N/A - 扉からの視界は完全に暗黒であり、内部の情報はほとんど得られていません。現在最も有力な仮説は、反復7に進入した光を含むあらゆる物質は内部から脱することが不可能になるというものです。唯一得られる情報として、被験者は扉を覗いている間、濁った池の中を2つの頭を持つ奇形の魚が泳いでいる幻覚を想起します。

特筆すべき点として、反復7に接続された扉には鉄格子を模したような3本の縦線の縞模様を含む改変された財団記章が描画されています。

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