SCP-2797-JP


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アイテム番号: SCP-2797-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容手順: 機動部隊オメガ-0("アラ・オルン")の解隊/不活性化により、現在の財団の保有する如何なる資産もSCP-2797-JPの概念的収容は不可能です。現時点で財団に所属する人的資産はSCP-2000のE-5ブロックへアクセスすると共にAERO1の統合中枢戦略アルゴリズムとの通信を確立し、BZHR-プライムの機能復旧及び起動を以て非異常性のHomo sapiens sapiens群を生成する事でSCP-2797-JPの物理的収容に備えてください。統合中枢戦略アルゴリズムとの通信が確立されない事が確定した場合、再度のSK/AK-クラス・シナリオは既に進行中、または完了している可能性を示唆します。その場合、BZHR-プライムは肉体或いは形相データの所在が不明となっている全ての財団職員の顕現化に優先して割り当てられます。

説明: SCP-2797-JPは、非異常性のヒトに一致する外見上及び動物行動上、肉体構造上の特性を持つ構造知性体及びその集団です。SCP-2797-JPは過去の財団がAEROの一研究部門として再編された後も生存していた非異常性のヒト集団から発生したと推測されています。但し、現時点でSCP-2797-JPを直接観測する手段は全て失われている為、以下は機動部隊オメガ-0が叡智圏ノウアスフィアに於けるヒト知性の基盤圏域にアクセスした際に得られた情報に基づきます。

SCP-2797-JPは、第一次SK/AK-クラス・シナリオ2後に残存した人類の生存圏をほぼ完全に掌握しており、既知の人類による文化的、社会的構造を可能な限り維持した上で、既知の科学技術の延長線上に基づく非異常性の手段によって生産・消費活動を行います。但し、SCP-2797-JPの個体数及び生息域はSK/AK-クラス・シナリオ以前の人類に比較して、敵対する現行の非ヒト型支配種族3の進出によって著しく減少している為、それらの知的活動の頻度は低下しており、文化・技術レベルは概ね21世紀中盤頃の基準を維持しています。

SCP-2797-JPの異常性は、非異常性のヒトが生得的に備えていると考えられている心象概念構造の一部、ゲシュタルト識別コード"Crimson Deadlock"が欠落している点に見出されます。機動部隊オメガ-0の作戦行動により、SCP-2797-JPは非異常性のヒトと叡智圏到達可能範囲の大半、又は全てを共有している事が明らかになっていますが、それにも拘わらず人類が"Crimson Deadlick"を喪失し、SCP-2797-JP実体群へと置換された原因は現時点で不明です。

本文書に含まれる情報のSCP-2797-JPへの曝露を防止する為、以降の文書領域へは承認コードの入力が必要となります。

ターミナル_URznより承認コードを自動取得します

承認コード: Fiery the angels fell. Deep thunder rode around their shores, burning with the fires of Orc.






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