SCP-2818

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回収後間もないSCP-2818実例の1丁。

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文書 2818.2C

アイテム番号: SCP-2818

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: 収集された全てのSCP-2818-[2-17]実例は、サイト-71で高セキュリティ保管庫内に収容します。SCP-2818実例を保管庫から取り出すのは実験の場合のみです。実験は特殊な鉛張りの命中点を設けた、適切な改良済の射撃場でのみ実施可能です。

説明: SCP-2818はバレットM82対物ライフルに似た銃器16丁の総称です。SCP-2818実例と標準的なバレットM82の大きな物理的相違点は、標準的なバレットの識別コードの代わりに“H&W Mod #9”という語句が記されていることです。

SCP-2818実例は標準的なM82のように装填できますが、人間が引き金を引いて発砲すると、その人物は完全に消失し、バレルから弾丸が発射されます。この時、弾倉に前以て装填された弾丸は手付かずのままです。代わりに発射される弾丸は.50BMG弾のサイズおよび形状に圧縮された、引き金を引いた人物と想定されるバイオマスです。SCP-2818-Aに分類されるこれらの弾丸は、18.97立方cmに圧縮された人間のものとして適切な重量および密度を保っています。SCP-2818-A実例は典型的には、大部分の.50BMG弾と同様に秒速およそ900mの速度でバレルから発射されますが、その増大した質量によって優位に破壊的な結果を齎し得ます。

SCP-2818-A実例の正確な性質は決定的結果を得るに至っていませんが、発射後の弾丸の分析では、非常に不安定な電気インパルス1の存在が判明しています。

発見: SCP-2818の最初の5丁は、アフガニスタンのジャララバードに近い武装勢力の武器庫から回収されました。これらの銃器と共にSCP-2818-A実例が3発2、さらに発見地点から20m離れた場所3で2発が見つかりました。近隣の別な武装組織の調査により、追加12丁のSCP-2818実例が、側面にH&Wロゴ入りの木箱に収まった状態で回収されました。箱のうち1つには、文書2818.2Cが入っていました。

補遺2818.1: 実験ログ

以下の実験はサイト-71にある認可された射撃場で実施されました。SCP-2818の製造元と推定される“ヘルシング&ウルフ・ライフル社”への接触の試みは成功しませんでした4。SCP-2818の機能に関する事前知識が無かったため、SCP-2818の性質の程度は初期実験まで判明していませんでした。

実験 # 実験概要 結果 注記
001 SCP-2818-1は通常のM82と同様に装填され、Dクラス職員によって発砲された。 Dクラスは消失。SCP-2818-A実例が秒速900mに近い速度でバレルから排出され、鋼板に約23cmめり込んだ。 SCP-2818-1の標準的な動作。この実験は結果の精度を確定するために3回繰り返された。
005 SCP-2818-1は通常のM82と同様に装填され、人間のオペレーターが制御する装置で引き金を引かれた。 オペレーターは消失せず。更なる検査により、実験中のSCP-2818-1が明らかに自然の要因で弾詰まりを起こしていたことが判明した。 更なる実験により、これはヒト以外の指もしくは器具がSCP-2818の引き金を引くたびに毎回発生することが確証された。
014 SCP-2818-1に遠隔操作の撃針を装着し、引き金を引く必要性を排除した。 SCP-2818-1は弾倉から発火し、自壊した。 調査の結果、装填されていた弾丸は、燃焼後も弾倉から動いていないことが発覚した。
020 SCP-2818-A実例をSCP-2818-2の弾倉に装填。特筆すべきことに、SCP-2818-Aの顕著な重さはマガジンや弾倉に収まっている際は感じられない。DクラスがSCP-2818-2を発射。 [編集済] 以下に承認のための資格情報を入力してください。
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