SCP-2820-JP
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アイテム番号: SCP-2820-JP

オブジェクトクラス: Euclid

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スピログラフにて描画される模様の例。SCP-2820-JPには分類されない。

特別収容プロトコル: SCP-2820-JPはその特性により完全な収容が不可能です。市販されたスピログラフによりSCP-2820-JPの発生が認められた場合、財団エージェントは該当人物及び周囲の人物に対しカバーストーリ―「かんしゃく」を展開し、必要に応じて記憶処理を実行してください。また、財団は機動部隊せ-10(“船乗り”)によってインターネット上の関連サイトを監視し、SCP-2820-JPが発生するスピログラフの3D設計図データがアップロードされた際には即座に削除してください。

説明: SCP-2820-JPは米国のケナー社から196█年に発売された「スピログラフ1」に類似する定規を使用して描画を行った時に偶発的に生じる催眠現象です。この時、特定の直径を持つ歯車の組み合わせにて幾何学模様を描き、または指でなぞり、その模様を15秒以上注視することで、描画した人物に原因不明の特有の症状を引き起こします。

SCP-2820-JPは198█年█月█日に広島県東広島市██小学校より「レクリエーションの授業中に複数の生徒がヒステリーを起こした」との通報を医療機関が受け、機関に潜入していた財団エージェントおよび財団での再現実験により発見されました。

財団では市販されるおそれがある実用的なサイズの範囲を考慮し、最大直径20mmから300mmの範囲で調査を実施しました。現在判明しているSCP-2820-JPと症状については以下を参照してください。現在または過去に発売されたことがある██社███種類のスピログラフを調査した結果、SCP-2820-JP-1を発生させるおそれがある商品は3種類、SCP-2820-JP-2は1種類存在しました。SCP-2820-JP-3は一般的なスピログラフと比較して大きく、市販のものでは描画不可能でした。

外側の歯車の直径 内側の歯車の直径 中心からの穴の位置 症状 備考
SCP-2820-JP-1 54mm ██mm █mm 焦燥感。描画継続の欲求亢進。 時間経過またはクラスC記憶処理により改善する。
SCP-2820-JP-2 124mm ██mm █mm 描画継続および周囲の人間に対して同様の模様を描画することを促す。 このときの精神状態は「楽しい」と表現される。クラスD記憶処理により改善する。
SCP-2820-JP-3 227mm ███mm ██mm 自身の体に曲線模様を切創として刻む。 確認されたケースでは出血性ショックにより絶命する。

補遺2021-10-12: 事案記録2820-I-02に関して、忽那氏は最寄りの病院にて処置を受けたものの、出血性ショックにより死亡したことが確認されました。処置を担当した奥野医師は現在行方不明になっています。

補遺2021-11-06: 補遺2021-10-12に関して、奥野氏の遺体が██県山中にて発見されました。死因は自ら手首をサバイバルナイフで切り落としたことによる失血死です。雨により一部消失しているものの、血液が意図的に周囲の地面に塗布されていることが分かりました。以下は奥野氏が所持していた手記の抜粋です。


ルミノール反応検査によって、遺体の近傍の血液は曲線で構成された点対称の模様を描いていたことが分かっています。模様の直径は約1.2mでした。特筆すべきこととして、現場を調査した警察科学捜査官3名が翌日から無断欠勤および失踪しています。3名は現場にて模様に沿って血液のルミノール反応検査を実施していました。

補遺2021-11-15: 3Dプリンタの普及に伴い、SCP-2820-JPが市販品によらず発生する可能性を鑑み、オブジェクトクラスの変更が検討されています。また、SCP-2820-JP発生条件の精査をするための試験が申請されています。

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