SCP-2851-JP
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アイテム番号: SCP-2851-JP

オブジェクトクラス: Neutralized

特別収容プロトコル: SCP-2851-JPの入り口のドアはコンクリートで固められています。SCP-2851-JP内部の更なる探査または調査は許可されていません。

説明: SCP-2851-JPは、ドイツブロッケン山中にある山小屋です。同外観を持つ山小屋は周囲に9つありますが、SCP-2851-JPのみドアノブのすぐ上に"怪奇部門 (Department of Abnormalities)”という小さな金属製プラカードが取り付けられています。

SCP-2851-JP内の全ての壁は赤く着色されています。着色は非異常性のペンキなどで行われており、ルミノール試験による血痕検出は陰性を示します。

SCP-2851-JP内ではいくつかの物品が発見されています。以下はその一覧です。

・カッターナイフ
・赤色の筆記具
・文書。後述
・童話の絵本
・ヘッドホン
・ブタ(Sus scrofa domesticus)の骨
・宗教的儀式に使用される小型の祭壇。ルミノール反応はない

SCP-2851-JP内に発見された文書のうち、SCP-2851-JPに関する記述の大部分は赤色のインクで筆記されています。文書には赤字の記入を推奨する内容が記載されていますが、赤字以外でSCP-2851-JPの記述を行った場合の異常性は確認されていません。SCP-2851-JP文書の閲覧はセキュリティクリアランスレベル5以上を有する職員の認可を必要とします。

SCP-2851-JP内部には内開きのドアによって隔てられた個室があります。ドアは重厚な金属製で、一枚の黒いスライドパネルが小さな曇りガラスの覗き窓を覆っています。ドアは錆によって腐蝕し複数の穴が空いています。ドアに内蔵された錠は取り外され、自由な開閉が可能です。スライドパネルのすぐ下には金属製プラカードが張り付けてあり、「生贄を捧げよ」という文言が記銘されています。

個室の内部にはベッドが設置されており、ヨーロッパオオカミ (Canis lupus lupus) の死体が横たわっています。この死体には異常性は確認されません。

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