SCP-2888-JP
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建造中のSCP-2888-JP-C

アイテム番号: SCP-2888-JP

オブジェクトクラス: Thaumiel

特別収容プロトコル: SCP-2888-JP-A~Gは、それぞれ専用の存在隔離施設-A~Gに収容されています。存在隔離施設の警備およびSCP-2888-JPの護衛は、機動部隊アルファ-11 ("オルター・オーダー")1が行います。SCP-2888-JP使用の可否は、サイト管理管と同等以上のクリアランスを持つ職員により判断されます。

SCP-2888-JP使用者を存在隔離施設へ移送する任務は、機動部隊アルファ-12 ("ザ・ミュール")が行います。存在隔離施設の位置情報が漏洩することを防ぐため、移送には機体の内外に対して隠蔽機構を搭載した専用の輸送機、SCPTナイトバードが使用されます。

SCP-2888-JPには複数の異常存在や機密とされている技術が活用されているため、外部への情報漏洩を防ぐ目的で各SCP-2888-JPの詳細はセキュリティクリアランスレベル5/2888-JPの制限が設けられています。同様の理由により、SCP-2888-JPを使用した対象には、解放の際に存在隔離施設に関する記憶の処理が行われます。

説明: SCP-2888-JPは人間が受けた異常性の被害を除去する治療技術の総称です。

  • SCP-2888-JP-Aは、生物学的異常の除去に用いられる手術支援ロボットおよび有機体生成機です。治療対象の異常に侵されている部位を切除し、生成した非異常な複製を接合することで対象の治療を行います。切除した部位は異常性を考慮して適切に処分されます。
  • SCP-2888-JP-Bは精神異常の除去に用いられる、ミームエージェントを出力する装置です。治療対象の脳をスキャンして、精神異常を引き起こしている異常なシナプス結合を検出することが可能です。解析された結果から適切な対抗ミームエージェントを出力し、治療対象に曝露させることで影響を除去します。
  • SCP-2888-JP-Cは時間異常の除去に用いられる、時間溝によるタキオン風洞です。定方向のタキオン流内に治療対象を設置することで、治療対象の時間ベクトルを整流して時間異常を緩和します。
  • SCP-2888-JP-Dはヒューム異常の除去に用いられる、多接続型スクラントン現実錨に覆われた構造物です。並行宇宙に繋がるポータルを最大10生成することが可能であり、必要に応じて任意のヒューム波を治療対象に照射することができます。これにより治療対象の内包するヒューム子が振動拡散し、局所的なヒューム異常を平坦化します。
  • SCP-2888-JP-Eは、異常ミームおよび異常反ミームの洗浄技術です。選択的模倣子操作法により、伝播、複製、変異のうち異常効果を受けた因子の修正を行います。
  • SCP-2888-JP-Fは、異常儀式による被害を除去する装置です。SCP-2791の一部を利用しており、治療対象を儀式施行以前の状態へ戻す逆行儀式手順の解析、出力を行います。
  • SCP-2888-JP-Gは異常病患の治療に用いられるナノマシンです。治療対象の体内に侵入し、身体機能に異常をきたしている要因の除去と細胞の再生を行います。

補遺: SCP-2888-JPはO5-05が考案した異常被害緩和システム"R.O.P.H.E. (Remedies Of Paranormal Harm and Erosion)"の主要機構として、1980/12/05から開発が着手されました。1988/02/02にSCP-2888-JP-Aが完成し、2006/11/23にSCP-2888-JP-Gが完成したことでプロジェクトの完遂が宣言されました。SCP-2888-JPの運用が開始されたことにより、現在までで373,891人の一般人および28,005人の財団職員の治療、582人のヒト型異常存在から異常性を除去することによる穏当な無力化が達成されています。



















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- 監督評議会命令 -
以下のファイルはレベル5/2888-JP機密事項に指定されています。
適切な資格のない如何なるアクセスの試みも記録され、違反者は終了されます。








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