SCP-2893-JP
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SCP-2893-JPにより発生した停電時の画像(明度の調整および彩色済み)

アイテム番号: SCP-2893-JP

オブジェクトクラス: Keter Euclid

特別収容プロトコル: SCP-2893-JPは完全に絶縁された5m×5m×3mの直方体状の容器に収容されます。収納容器は電波遮断素材で覆われ、外部の壁面には物理センサを用いた振動計測装置を設置、内部に異常がないか常時監視を行ってください。また収容違反を防ぐために制震ダンパーを用いた対策が取られます。以上の設備について破損が見られないことを確認するために、月に一度点検を行ってください。

SCP-2893-JPが休眠期の間、3か月ごとに食料となる電池の交換が行われます。現在休眠期においても活動が確認されており、収容違反を防ぐため食料の供給以外の室内への干渉は最小限に留めてください。

不可視、絶縁体以外は全て透過する特性から、SCP-2893-JPを用いた実験は致命的な収容違反の原因となります。そのため、SCP-2893-JPを用いた新規の実験は無期限に凍結されています。

(追記)タケミカヅチを祀る祭壇が建立されました。サイト職員は月に一度清掃を行ってください。

説明: SCP-2893-JPは電気を捕食する能力を有した霊的存在です。顕現時「大量の光る蝉の群体」として視認されます。SCP-2893-JPは19██年、島根県で相次いで発生した「異常性を伴う停電」に関する財団の調査の過程でその存在が確認されました。

収容後に行われた伝承学に基づく追跡調査から、SCP-2893-JPは古来より日本に生息していたことが判明しました。その不可視・透過的性質から財団も20世紀に至るまで捕捉することはできませんでしたが、人類の生活環境の変化等の要因によって、その存在は財団に露見することになりました。

以下、その性質を列挙します。

1.物質的特性

  • 物理的実体を持たず物質を透過するが、唯一絶縁体にのみ遮断される
  • 後述する捕食能力により観測器具全般を無力化するため、観測は肉眼でのみ可能である
  • 光を透過するため基本的に不可視であるが、例外的に特定の捕食シーンにのみ実体を生成し肉眼でも視認可能となる

2.生命サイクル

  • 一部の生命体と同様に、活動期と活動を停止する休眠期のサイクルが存在する
    • 休眠期には地面を透過し、適度に水分を含んだ土壌の地中で殆どの活動を停止していると推定される
    • 休眠期は平均して7年程度続き、体内の電気を完全に消費すると活動期に入り、地上に出て捕食活動を行う

3.捕食活動

  • 物体から電気を捕食する能力を有し、捕食された物体は内部から全ての電荷が消失する
  • 光を嫌う習性を有し、日没後に雲がある場所を好んで捕食活動を行う
  • 生存に充分な電力(最小で凡そ1000kw、最大で[データ削除済]を超えるケースも確認)を捕食し終えると再び地中に戻り、休眠期へ入る

これらの性質から、SCP-2893-JPはこれまで███回に渡り、島根県内で中規模な停電を引き起こしてきました。

補遺: 以下のファイルは19██年に行われたSCP-2893-JPの収容に至るまでの経緯の記録です。

追加データ: 以下のファイルはSCP-2893-JPの機密保持のためアクセスが制限されます。

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