SCP-2894

アイテム番号: SCP-2894

オブジェクトクラス: Neutralized

特別収容プロトコル: 残されているSCP-2894の実在についての公式記録は、偽情報プロトコル2894-34Aにより火山性軽石ラフト¹であるという疑惑を持たれる事に成功しています。特別な収容手順は現時点では必要とされていません。

説明: SCP-2894はフランス領ニューカレドニアの南緯19度22分、東経159度93分に位置する実在しない島です。SCP-2894の実在についての記録は、ジェームズ・クック船長によって初めて海図に記された1774年にまで遡ります。SCP-2894の次なる公式記録は捕鯨船Velocityが島に遭遇した1876年に記されています。その時、島は広い砂浜に囲まれており、サンディ島の名前が与えられました。全ての得られた物的証拠によれば、SCP-2894は実在しておらず、これまでに実在した事もありません。

SCP-2894に関する情報は広範囲にわたりますが、最重要機密データは財団のデータベース内にのみ存在します²。

補遺2894-1: 財団データベースから復元した文章の転写、データの14％が破損しています。文章の起源は現在の所追跡不能です。

注意: 以下の文章はレベル3以上にアクセス制限されています。

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アイテム番号: SCP-██3█

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-██3█を封鎖するかさもなくば無効化する全ての試みは効果がない事が判明しました。プロジェクト・メタトロン-13の実施が現在認められています。

説明: SCP-██3█はニューカレドニア（座標██緯██度22分、東経█5█度██分）の█████島の下の海中洞窟内に位置する次元間異常です。洞窟内の空間開口部は[編集済]と思わしき地球外の海へと続いています。現在の所、水は開口部を通じて向こう側から███,███m³/sの速さで流れています。開口部の向こう側から流れて来る水は非異常で、生物学的生命の痕跡を含みませんが、その平均温度は█████島の周囲の海より█度ほど低いです。

SCP-██3█の発見と収容の試みの時系列:

時間基準	備考
1964年0█月	海洋学者がニューカレドニア近辺の温度異常を報告。それが自然要因ではないと見做された時点で、財団の潜入調査員は調査を開始する。
1964年09月	財団の海洋学者は█████島が異常の原因であると特定。周辺地域の収容が確立された。この時点で、SCP-██3█の流量は凡そ█,███m3/sで安定する。探査計画が開始される。
1967年01月	専用の探査用ロボットが異常探査の為に配備される。入念に改良された[編集済]タービンエンジンを備えたにも関わらず、探査機は高圧の水流を切り抜ける事が出来ず、異常への侵入に失敗する。
196█年05月	SCP-██3█によって引き起こされた世界的な海面上昇が世界中の海洋学者に注目される。矛盾を説明するために、気候変動に起因する氷の融解を強調した偽情報プロトコル██████████が制定される。SCP-██3█無効化の試みが議論されるが、詳細な情報が得られるまで先送りにされた。
1971年09月	第二次探査用ロボットが配備され、SCP-██3█探査のために展開される。探査機は異常部への侵入に成功するが、すぐに破壊される。探査機の遠隔測定センサーの解析は、███MPaを上回る海水圧によって破壊された事を示している。異常部の先の海深は少なくとも3█,5██mを超えると推定された。SCP-██3█の向こう側と地球の海との間の圧力差は、地球上の全ての土地が少なくとも水面下████mに沈むまで等しくならないという事が、予測から示されている。SCP-██3█はketerクラスに格上げされる;O5評議会により無効化の試みが許可される。
19█4年█1月	財団エンジニアは600,000メトリックトンの[編集済]合金でSCP-██3█を封鎖する事を試み、[データ削除]経由で実行される。この方法は見た所では効果的なようだ。
1975年02月	SCP-██3█の封鎖は急激に失敗し、█秒の間に██,███,███m3以上が放たれた。サイト██3█及びそこに居た全職員は失われる。津波が引き起こされ、オーストラリア及びニュージーランド一帯に著しい物的損害を与えた。偽情報作戦によりこの出来事は地震によるものと首尾よく帰着させた。
1975年03月	SCP-██3█の収容が再確立される。収容失敗が解析され、封鎖の構造上の耐久性を上回る圧力の高まりに起因するとされた。異常部からの流量は██,███m3まで増加している。
1█77年07月	SCP-██3█を無効化する更なる試みは全て失敗に終わる。世界的な海面上昇はオランダ、バングラデシュ、及びその他の多くの低地を完全に水没させている。尤もらしい気候変動のカバーストーリーは世界中のメディアに益々疑問を投げかけた。
1979年03月	向こう側から通路を崩壊させるという試みで、表面にスーパーキャビテーションを利用した電磁加速砲3を用いて██メガトンの原子爆弾をSCP-██3█内で爆破させた。弾薬は次元の入り口を通過し爆発したが、事態を悪化させるだけだった。流量は現在の値である███,███m3/sまで増加している。
█979年04月	無効化の試みの失敗による放射能汚染は太平洋全域へと広範囲に渡っている。海面上昇は世界中の氷河融解の予測最大値の███%を現時点で超えている。SCP-██3█の性質は一般市民には未知のままだが、その広範囲に渡る影響はもはや尤もらしく説明する事が出来ない。
1981年04月	世界的な海面上昇は現在1██mを越えている。地球の以前の陸地の██%が現時点で水没した。プロジェクト・メタトロン-13の制定がO5評議会により認定された。

補遺2894-2: 以下の文章は財団データベースの高度に暗号化された部門で発見されました。以下はヒューリスティック解析により凡そ57％のデータ破損で回復された文章です。この文章の推定された正確さは85％です。

警告！この文章へのアクセスはレベル5の認可を必要とします。無許可のアクセスは即座の終了により罰せられます。

+ O5の認可を入力して下さい

現在のSCP-████試作型の反復⁴。

アイテム番号: SCP-███

オブジェクトクラス: Thaumiel

特別収容プロトコル: SCP-███は██████████の████████に位置する██マリー ███████ ████████研究所に██████れることになっています。SCP-███の実在についての知識は███████ ████████の一員とO5評議会だけに知られたままでなければなりません。SCP-███はO5評議会の全会一致した承認なしに起動されることはありません。

説明: SCP-███はプロジェクト・メタトロン⁵として今までの所展開されている最先端の試作型装置についての呼称です。プロジェクト・メタトロンは財団の時間研究部門██ ████████により、███████ではない方法では収容できないketerクラスである█████████を、時-空間連続体から███████████████手段を開発する意図で19██年██月に創始されました。

異常分類█████及び█████████博士の確立した理論（Foundation Research Journal ████ █ ████参照）⁶の結██と、SCP-████、███████、 および████████により得██れる資源を利用する事で、██-空██に██在する場所や対象物を部分的に███████する事が可能な██-空間"メス"が創造されます。

███████が█████は100％効果的でないと初期研究では結論しました。標的が時-████から完全に取り除かれるならば、再帰性逆説的ループが████████、█████ █████は███ █████ ███████ ██めに████を標的にSCP-███を使用する理由を有することはないでしょう。それ故に、標的の█████████ ████がその除去後も常に残る証拠が████、SCP-███はその意図された機能を実行する目的██、██████████ ████。SCP-███は物理的異常を█████ために主に創造された為、ぶt██き証拠とは対照的に情報が残余する方へ███ █████ ███████の確率ベクトルが遷移す██ ███████ ██で実験的███████ ████████ █████████手順が適用されています。加えて、SCP-███は標的と共に自身を消し去り、同時に副次的被害を引き起こ██████████ ███████ ██ ███████ ██████という█████な見込みがシミュレーションから示されています。これらの欠陥を解決する研究が進行中です。

補遺███-1: ██/██/██、O5-█はSCP-██3█を無力化する目的でSCP-███を配備する事を要求した。

プロジェクト・メタトロン・サイト管理者███ █████の返答:

どうか、再考なさる事を願います。████、██はSCP-██3█による脅威は完全に承知しておりま██が、プロジェクト・メタトロンは決して完全ではありません。██ ███████ ███████ ██████は、スレッジハンマーと同類の██ ████ ██ ████試作型███ ███の"███████メス"を必要としました。██████ ███を厚手の一枚ガラス██想像してください - █████は貴方の一撃で一部が破壊██████、███ █████はまたガラス全体に████ ████ █████なひび割れを生み出し、全体の構造的安全性を危うくします。時-空間連続体全域で███ ████ █████ █████ ██████、██れは最悪のシナリオ██す。██ ███異常は首尾よく終了させられるでしょ████、局所的光円錐⁷の███████で空間的軌道の不安定性███ ██ ███ ████████、誰又は何がそれと共に██████れるのか予測出来ませ██。██████財団は消滅するかもしれませんし、███████████プロ███████ ██他のketer-レベル異常物が収容違反████████████、歴史が完全に変えられる████████████。██ ███ ████ █████、財団のデータベースから大量のデータが削除████ ██、█████████SCPファイルの不可欠な情報に対する取り返しのつかない損失へと至る事が予想されます。プロジェクト・メタトロン及びSCP-██3█に██係するしないに██████ず█████████の記録が、██████████後に断片的な状態で████ ██████存在する████████。我々は初期展開の前にCP-███の精製█████ ████ ████事を私は強く要求せねばなりません。

05-█からプロジェクト・メタトロン・サイト管理者███ █████へ:

██ ██████ ██々は時間が残されていないのだ。人類が生██残るならば、SCP-██3█を止めなければならない。05評議会は全会一致で███ █████ - 手順メタトロン-13を実行せよ。

Footnotes

1. 訳注: 海洋火山の噴火により生じた軽石が堆積して大きな塊となり海面上を漂流している物の事。

2. 我々の知る限りでは。

3. そのような装置は現在のところ財団では未知の物です。

4. 画像はデータ損失によりかなり歪められているようです。

5. そのような財団のプロジェクトは存在しません。

6. この文章の識別情報はデータ損失により確認する事が出来ません。

7. 訳注: 四次元時空間における事象の地平線の事。