#side-bar {
/* ===SECONDARY & TERTIARY COLORS=== */
/* Editing these will edit a vast majority of theme elements. Useful for making dark themes */
/* Colors for Secondary & Tertiary items like Blockquote and YUI Tabs */
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アイテム番号: SCP-2932
オブジェクトクラス: Thaumiel
特別収容プロトコル: 現在、SCP-2932はその発見地にて収容されています。機動部隊グザイ-9 ("看守団") には封じ込め努力を遂行する任務が与えられており、これには近隣の町村においてのSCP-2932に関する公衆知識の抑制、SCP-2932と接触した個人に対する記憶処理が含まれています。SCP-2932の周囲にはフェンスで囲まれた保安境界が設立されており、内部が自然保護区であることを示す警告標識が立てられています。境界は日常的に巡視を行ってください。
機動部隊グザイ-9には、SCP-2932から脱走したSCP-2932-1実体の封じ込めを、SCP-2932-Aと共に遂行する命令も与えられています。SCP-2932を起源とする、おそらくEuclidからKeterクラスに相当する実体に関する情報がSCP-2932-Aから得られており、この情報は文書の後半に掲載されています。機動部隊グザイ-9の職員に加え、SCP-2932に割り当てられた他の財団職員もこの情報に習熟してください。
SCP-2932-2の修復の試みは進行中です。オブジェクトの複雑さとその性質のため、職員は既に脆弱な状態にあるSCP-2932-2を擾乱することのないように、任務中には特に気を使わなければなりません。SCP-2932-2の機能を熟知した財団スタッフの医師が6時間のシフトで常駐し、緊急時には常に対応が可能であることを保障してください。この文書の後半で、このオブジェクトに関するSCP-2932-Aより収集された情報が詳述されています。SCP-2932-2には全般的な機能障害が発生しており、現在のSCP-2932の機能を維持するために実験的なエネルギー供給システムが稼働しています。供給が不十分であると判明した場合、機動部隊グザイ-9と追加の保安要員は大規模収容違反シナリオに備えてください。
注: しばしば警備生物からの反撃を受ける結果となるため、職員は遺伝子照合生物を用いた認証を試みるべきでないことに注意してください。
説明: SCP-2932は、ペルー中東部の「El Sira共同保護区」内に存在する大規模な有機的構造体です。SCP-2932は、樹木、蔓植物、他の植物性生物で形成されたドーム状の外装を持っています。外装の周囲は、SCP-2932内部から成長した生物発光性の照明で照らされています。SCP-2932全体に存在する他の植物性生命体を含め、SCP-2932の発見以前にはこれらの植物種は知られていませんでした。ドーム状構造は破壊不能であり、ドームに損傷を与える試みは多くの場合、SCP-2932を保護する役割を持った運動能力のある植物性生命体による攻撃的、敵対的な反撃を招く結果となります。SCP-2932の正門は構造の南側に位置しており、SCP-2932内部に位置する実体による許可、または、門の付近の遺伝子照合生物による認証なしには開くことができません。
SCP-2932の地上階の内装は、アーチ型の廊下と大きな複数の部屋で構成されています。これらはSCP-2932の外装と同様に有機質で、全域に同様の発光生物が見られます。SCP-2932-1実体に関する情報でこのセクションから回収されたものは、SCP-2932-Aから得られた情報と共に纏められています。
SCP-2932の下層階は地下に位置し、大部分は広大な開けた空洞で占められています。この中には無数のキャットウォークが走り、多数存在する足場の間を繋いでいます。壁は一面に、極めて耐久性のある植物性物質で構成された繭状の莢で覆われており、莢の大きさは空洞を下るほど増大します。これらの莢の用途はSCP-2932-1実体の封じ込めであるようです。各莢の右側には様々な植物性物質で構成された装置が付属しており、それに取り付けられた半透明のシリカ製タッチパネルが莢とのインターフェースとして機能します。莢の中に封じ込められたSCP-2932-1実体に関する情報が閲覧可能ですが、莢の開閉機構は適切な遺伝情報を持たない個人に対してロックされています。これらの莢の圧倒的多数が無傷で活動状態にありますが、少なくとも██個は引き裂かれています。
SCP-2932-Aは、SCP-2932に居住しその維持管理を行う、年老いたクラスI近似ヒト型実体です。SCP-2932-Aは6本の主要な付属肢を有し、後方の2本を用いて直立歩行します。SCP-2932-Aの胴体は2つの体節からなり、双方の体節は長く細かい毛で覆われています。頭部は大まかな卵型で2対の眼が存在し、1対は昆虫の複眼に、もう1対は脊椎動物の眼に類似しています。頭部の前面にはヒトに似た口と、物を把持できる長い鼻状の構造が存在します。SCP-2932-Aの頭頂部は大部分灰色の長く細かい髪に覆われていますが、無数の小さな棘も存在します。背面には昆虫に似た4枚の翅が存在し、これには適切に治癒しなかった傷跡が残っています。
SCP-2932-2は血管に富む巨大な臓器で、SCP-2932の地下空洞の中心に浮かんでおり、その主要なエネルギー源となっています。SCP-2932-2は毎分8回程度の速度で拍動しますが、緊急時には毎分3回にまで拍動を低下させることが判明しています。SCP-2932-AによるとSCP-2932-2は、自身の体で監獄を構築し、心臓を施設の維持のために配置した女神ティターニアのものです。
SCP-2932-Aより得られた情報から、SCP-2932はかつて造られ、今も機能し続ける、無数の生物や他の実体を封じ込めるために設計された大規模拘禁システムであると推定されています。SCP-2932の当初の所有者に起きた破滅的事態(より詳細な情報は文書Α-1596-1000を参照してください。)により、サイトは封鎖されて封じ込め任務はSCP-2932の基幹要員の手に移り、SCP-2932-Aはその看守の役割を勤めていました。時とともに残された職員は死亡、逃亡、消失し、施設は荒廃を始めました。これに加え、SCP-2932の主要エネルギー源であるSCP-2932-2の脆弱化が進んだことから、複数の封じ込め莢が機能不全を起こしてその内容物を放出したものと考えられます。
インタビュー2932-A: 次のインタビューはSCP-2932の初期探索中、財団職員がSCP-2932-Aによって構造内への立ち入りを許可された直後に行われました。SCP-2932-Aは自身の母語とケチュア語しか話せなかったため、当初のコミュニケーションは言語の壁に阻まれました。インタビューは通訳の到着時点で行われました。
日付: 1985/08/14
質問者: Z. ジョンソン博士
回答者: SCP-2932-A
通訳: F. アマル博士
[記録開始]
ジョンソン博士: お会い頂きありがとうございます。お聞きしたいことが沢山あるのですが、よろしいでしょうか。
SCP-2932-A: ああ、始めとくれ。
ジョンソン博士: 記録のために、あなたの名前をお聞かせ願えますか。
SCP-2932-A: 儂の名前? そうさな……Caspanが儂の名前じゃ。
ジョンソン博士: ここを造ったのは誰ですか?
SCP-2932-A: それは……そうじゃな。我々こそがティターニアの檻の造り手よ。夜闇の子らは精緻なる職人として知られとった我らに、檻の建造を依頼したのじゃ。
ジョンソン博士: 彼らはなぜ檻を必要としていたのですか?
SCP-2932-A: 友よ、かつては状況が違っておったのじゃよ。夜闇の子らは強力で、そして、ああ、とても勢力があった。しかし、彼らの支配しとった世界は、今よりも遥かに強大で恐るべき敵の注目を集めておった。夜闇の子らは輝かしきティターニアを崇拝しとったから、彼女は己が心臓を彼らに与え、我々……我々はそれを彼女の監獄の建造に用いたのじゃ。
ジョンソン博士: SCP-2932の全体が荒廃しているのは何が原因なのですか?
SCP-2932-A: (激しいカチカチ音) 無垢なふりをするでない、太陽の子よ。お主らはその原因をとても良く知っとるじゃろう。そう簡単に忘れるはずも無かろうしな。
ジョンソン博士: 分かりました。ところで、SCP-2932-A。SCP-2932全体で、幾つかの莢が破損しています。その中に封じ込められていた実体について何か知っていますか?
SCP-2932-A: 特に知らんのう。大嵐の前に降り始める小雨じゃよ。心臓が弱るたび、力は夜闇の子らの真に強大な敵に回されねばならぬこととなり、これが為に弱き者の一部は解放されることとなった。いくらかは儂が滅ぼした。いくらかはティターニアの守護者に喰われた。そして、逃げおおせた者もおる。
ジョンソン博士: 真に強大な敵とは?
SCP-2932-A: ああ。(笑い) 儂が言ったように、夜闇の子らですら恐れる生き物は数多くおった。中でも特に強大で、殺せぬ者がここに持ち込まれた。女神は慈悲深く、奴らに自由を与えることはせぬ。じゃが心臓が弱り…… (カチカチ音) ああ。お主のような太陽の子らは強い。しかし、夜闇の子らではないのじゃ。奴らを前にしたお主らは、波に攫われる砂粒のようなものじゃろう。
[記録終了]
補遺2932-1: 次の記録は潜在的に危険なSCP-2932-1実体に関するものとして端末から収集されたもので、ほとんどの封じ込め機構は活動状態にあります。SCP-2932-Aから得られた注記も掲載しています。また、SCP-2932-Aは全エントリについての完全な翻訳も提供しました。
囚人名: Ephelia
拘禁設備: 活動中
投獄日: 4533廻9月17夜
刑期: 無限廻
SCP-2932-Aの注記: ああ。Epheliaは危険な奴じゃった。彼女はこの森に潜み、夜が来る度に子らを狩っておった。彼女は……お主らにも、子らにも似とらんかった。儂は彼女が何処から来たかは知らんが、そこは心地よいものが嫌われる場所じゃ。彼女は吐き気がするような存在で、美しかった。彼女は夜闇の王の末子を殺し、王妃を誘い出すためにその体を操り人形に変えたのじゃ。彼女は輝かしきティターニアの独房に囚われ、星の光すら逝く時まで腐り果て続けるじゃろう。
囚人名: Yon-Kamur
拘禁設備: 活動中
投獄日: 4620廻1月20夜
刑期: 無限廻
SCP-2932-Aの注記: Kamurは空より堕ちた天の生き物じゃ。子らは彼を己が信ずる闇の神の一柱と信じとったが、すぐにあ奴はただの獣、それも飢えた獣に過ぎぬことが分かった。数千人が喰われた末に、子らは彼を打ち倒し、ここに持ち込んでの。ああ、我らも喰われる所じゃったよ。子らはYon-Kamurを「貪欲なる者」と呼んでおった。儂は、彼が如何にしてあそこまで飢えたのか時折疑問に思うよ。
囚人名: Mal-Va-Gar-Ta-Mor
拘禁設備 停止
投獄日: 2711廻2月19夜
刑期: 無限廻
SCP-2932-Aの注記: ティターニアの腕の中に持ち込まれる生き物には、彼女やその捕縛者を賞賛するような者もおった。じゃが、Mal-Va-Gar-Ta-Morは秘密裏にここに持ち込まれたんじゃ。儂は投獄が済むまであれについて知らぬままだったが、子らは儂にその方が良いと請け合った。Mal-Va-Gar-Ta-Morが逃げた時のことは覚えておる。子らは嘘は吐いとらんかった。時には知らぬほうが良いこともあるんじゃな。
囚人名: Adam El Asem
拘禁設備: 停止
投獄日: 4301廻7月3夜
刑期: 無限廻
SCP-2932-Aの注記: こ奴は太陽の子じゃが、太陽の子らは彼を夜闇の子らと同じほどに忌み嫌っておった。Adam El Asemは一目見るだけで物を創り出し、彼が触れれば山は動き、川は枯れ果てた。彼の心には偉大で恐るべき何かが棲んどった。子らは時をおかずに彼を石に縛り付け、ティターニアに与えたのじゃ。彼のように東より来る危険な太陽の子は他にもおったが、そ奴らはここにはおらん。ここには、その歩みが荒廃を齎す者のために1つ、別の者のためにもう1つの予備の独房が準備されとる。儂はこれらが埋まるとは思っとらぬよ。
追記: 2015年4月7日、この独房への入り口が崩壊、内側へ倒れました。これは施設全体が徐々に腐敗していたことが原因と見られます。このとき、独房内部が空になっていたことが判明しました。これについて問われた際、SCP-2932-Aは独房が空であることを認めず、確認のために独房を見に行くことをも拒否しました。以前は独房周辺のエリアについて何ら関心を見せていなかったにもかかわらず、SCP-2932-Aは現在ではそこに接近することすら拒んでいます。空の独房に関してSCP-2932-Aから得られた唯一の意味ある情報は、SCP-2932-Aが、SCP-2392内に収容されていた実体が実際にはなんだったのか知っているか、と問われた後のコメントです。その中で実体は「儂は自分が何を言われたのか理解しておる。恐怖には嘘をつく理由なぞないのじゃ。」と回答しました。
囚人名: Fae
拘禁設備: 活動中
投獄日: 10廻1月1夜
刑期: 無限廻
SCP-2932-Aの注記: お主らは、己が以前より暮らしとった者共を滅ぼしたのは、太陽の子らが初めてだと考えとるかの?