
SCP-2950-JP
アイテム番号: SCP-2950-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: 現在旧安樂集落は封鎖指定エリア-8133に指定されSCP-2950-JPの収容が行われています。封鎖指定エリア-8133は一般的な封鎖手順によって外部からの侵入者を防いでください。
SCP-2950-JPの出現が確認される11月から翌年3月までの期間中、封鎖指定エリア-8133内は担当職員の許可を得た人物以外の侵入が禁止されます。上記期間中に実験を行う際は担当職員よりレベル2耐熱防護服と3000円以内の食材、その他調理器具が支給されます。
説明: SCP-2950-JPは高さ1.5mの雪だるまです。SCP-2950-JPを構成する雪以外の物質は、材質不明の木の棒とPP製のオレンジ色のバケツ、ウンシュウミカン(Citrus unshiu)とカツラ(Cercidiphyllum japonicum)の葉に酷似した未知の植物が確認されています。これらの物質は後述する"投身イベント"を除き劣化や損傷に対する強い耐性を保有しています。
SCP-2950-JPは岐阜県高山市旧安樂集落内において11月から翌年3月までの期間中、積雪が確認された場合のみ同場所に出現します。出現したSCP-2950-JPは常に小規模な振動を発生させていることが判明しています。
SCP-2950-JPは旧安樂集落内において人(以下対象と呼称。)が一般的に鍋と認識される食品を摂取している際、該当箇所に時速50~60キロメートルで移動を開始します。この移動を妨害する試みは全て失敗に終わっています。該当箇所に到着した際、SCP-2950-JPは鍋の内容物に衝突、融解を開始します1(以降当イベントを"投身イベント"と呼称。)。この際、SCP-2950-JPが発する振動は経過時間と反比例的に鎮静化し、最終的に振動が停止します。この"投身イベント"により家屋の崩壊や鍋の内容物の飛散による対象の負傷が確認されていますが、これまでの調査により鍋自体の損傷及び破損は確認されていません。
複数回の実験の結果、"投身イベント"時SCP-2950-JP頭部から咀嚼音に酷似した音声が確認されています。この結果と該当イベントとの関連性は現在調査中です。