SCP-2980-JP
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№: 2980-JP
LEVEL5
収容クラス:
safe
副次クラス:
{$secondary-class}
撹乱クラス:
dark
リスククラス:
notice

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サイト-VOX。


担当サイト サイト管理官 研究責任者 担当機動部隊
サイト-VOX O5-12 N/A N/A

包括的収容プロトコル


サイト-VOX・サイト-01に存在する人員を除いた地球上の全ての生命が絶滅したため、SCP-2980-JPの取り扱いは現在審議中です。
現在のところ、SCP-2980-JPはサイト-VOXの高レベル異常物品保管庫に収容されています。サイト-VOXは現実除外機能を有するため、サイト-VOX及びその内部に存在する41名の人員は現在も生命を保っています。このため、サイト-VOX内に存在するDクラス職員以外の全ての職員は、標準申請手順に従う事でいつでもSCP-2980-JPを利用する事が可能です。


説明


SCP-2980-JPは、現在では失われた技術を使用して製作されたとみられる、1台の機械です。SCP-2980-JPの下部には、用途・素材・機能などが不明である複雑な機械が存在しますが、それ以上の特筆するような情報は得られていません。SCP-2980-JPの上部にはコンピュータがあり、画面は常に「入力」と「出力」の文字を映しています。

YesかNoで回答できる質問を「入力」欄に入力すると、「出力」欄からは"Yes"か"No"の回答が得られます。財団の研究員および人工知能によってこの回答を精査したところ、この回答の精密度は100%であるか、または100%に限りなく近い事を証明しました。この事から、理論上はあらゆる質問に対して確実な回答を得られることが推測されています。

また、SCP-2980-JPの指向性は任意の場所に指定する事が可能であった事が示唆されています。SCP-2980-JPの質問に対する回答はこの指向性に基づいて行われていると考えられており、「地球」「月」「SNY-102907」「[削除済み]」「土星」「[削除済み]」に指向性を向ける事が出来た事が明らかになっています。しかしながらこの機能は不明な要因によって使用不可能になっており、現在は「地球」に向けられています。


補遺1 - 発見


SCP-2980-JPは2011年の調査によって新しく発見された、フィンランドにある地下遺跡の内部から発見されました。発見時、SCP-2980-JPの近くにはミイラ化した死体が存在しており、死体の手にはマイ・バイブルMy Bibleと書かれたメモと本が握られていました。本の内容はSCP-2980-JPの製造方法およびSCP-2980-JPに対する強い信仰心が書かれていましたが、そのほとんどは経年劣化によって判読不可能なものでした。
SCP-2980-JPの発見に関わった全ての人員には記憶処理が施され、SCP-2980-JPは財団エージェントによって回収されました。本来であればSCP-2980-JPは近隣にあるサイト-790に収容される予定でしたが、サイト-790での収容違反の発生に伴って特別サイト-VOXに収容されました。


補遺2 - 実験


SCP-2980-JPを利用した複数の実験が行われました。以下は記録の抜粋です。

実験 #1

入力: 1 + 12 である。

出力: Yes.

実験 #2

入力: 重力は存在する。

出力: Yes.

実験 #3

入力: 重力波は存在する。

出力: Yes.

実験 #4

入力: ラング・スクラントン博士は生きている。

出力: Yes.

実験 #5

入力: 因果律は常に正しく働いている。

出力: No.

実験 #6

入力: 2021年現在、既存の物理学に使用されている理論は全て正しい。

出力: No.

実験 #7

入力: スクラントン-アナスタサコス理論に基づく過去-現在-未来の時間流構造は正しい。

出力: Yes.

実験 #8

入力: 人類は10000年以内に滅亡する。

出力: Yes.

実験 #9

入力: 人類は1000年以内に滅亡する。

出力: Yes.

実験 #10

入力: 人類は100年以内に滅亡する。

出力: Yes.

実験 #11

入力: 人類は10年以内に滅亡する。

出力: Yes.

実験 #12

入力: 人類は1年以内に滅亡する。

出力: Yes.


補遺3 - 世界滅亡


2025/12/05、サイト-VOX、サイト-01に存在する人員を除いた全ての生命は瞬時に滅亡しました。滅亡の直前に極度の因果律の改変による空間歪曲が発生したことから、過去改変性質を有するアノマリーがこれを引き起こしたと考えられます。サイト-01およびサイト-VOXは現実除外機能を有していたため、これらの異常効果の影響から除外されました。

現実除外機能は現実/過去/未来改変・生物学・物理学・ミーム・認識災害などのあらゆる異常な影響から理論上除外される性質を持つ機能であり、コストの観点から、O5評議会が存在するサイト-01と試験的に設計されたサイト-VOXにのみこの機能が付与されていました。

これを受け、事態が深刻であると判断したO5評議会はTK-クラス因果再構築イベントの発生を宣言し、残存する全ての人類の計上を行いました。結果、サイト-01には53名、サイト-VOXには41名、合計して94名の人類が生存していることが判明しました。その後、Dクラス職員による現実除外機能が及ばない領域の調査を複数回行いましたが、結果として宇宙空間は物理的・因果的に不可逆的な崩壊が発生していることが判明しました。

O5評議会はこれを引き起こした異常を包括してSCP-001と定義、Tiamatクラスを割り当て、これの解決のために尽力しましたが、全て徒労に終わりました。SCP-001はApollyonに再割り当てされました。また、現実除外機能の維持のためには膨大な電力やエネルギーを要すること、また将来的にエネルギー不足が発生する事が示唆されています。このため、残存する94名の人類も1か月以内にSCP-001の影響を受けて死亡するものとみられています。


補遺4 - 追加実験


Kクラスシナリオの発生後、サイト-VOXに存在する職員の多くがSCP-2980-JPを利用した実験を行いました。以下は記録の抜粋です。

実験 #13

入力: 既存の物理学は全て間違いになった。

出力: Yes.

実験 #14

入力: 人類は滅亡する。

出力: Yes.

実験 #15

入力: 私は救われる。

出力: N/A

実験 #16

入力: 人類は滅ばない。

出力: No.

実験 #17

入力: 地球は滅亡していない。

出力: No.

実験 #18

入力: スクラントン-アナスタサコス理論に基づく過去-現在-未来の時間流構造は正しい。

出力: No.

実験 #19

入力: ラング・スクラントン博士は生きている。

出力: No.

実験 #20

入力: 死にたくない。

出力: N/A

実験 #21

入力: サイト-VOXは10日以内にその機能を維持できなくなる。

出力: Yes.

実験 #22

入力: 別次元に移動する方法。

出力: N/A

実験 #23

入力: 別次元に移動する方法は存在する。

出力: No.

実験 #24

入力: 重力波は存在する。

出力: No.

実験 #25

入力: 重力は存在する。

出力: No.

実験 #26

入力: 1 + 12 である。

出力: No.

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