SCP-2998-JP
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アイテム番号: 2998-JP
レベル6
収容クラス:
esoteric
副次クラス:
cernnunos
撹乱クラス:
amida
リスククラス:
critical

特別収容プロトコル: SCP-2998-JPとの協定は一方的に破棄されました。我々は何らかの破滅的手段を用いてZK-クラス現実不全シナリオを回避する必要があります。

O5評議会は投票により選択すべき対応策の決定を実施して下さい。決定期限は2020年2月1日0時までです。

説明: SCP-2998-JPは地球表層をほぼ完全に充填する形で存在するツチミカドモデル型霊素情報複合体の群体です。その総数は2020年現在は1015程度と見積もられています。SCP-2998-JPはその活動に人間の脳活動を利用しますが、現在地球上に存在するSCP-2998-JP群体の活動に必要な脳活動を賄うには世界人口の98%を使用する必要があるため、財団の利用可能な人的リソースを大きく超えた状態にあります。この現状に対してSCP-2998-JPから財団に対して協定の破棄通告と新たな提案がなされました。提案内容は以下の通りです。

  • 2020年2月15日12:00を持って全世界のSCP-2998-JPが同時に活性化する。
  • 回避するためには全人類から恐怖の感情を除去せよ。
  • 恐怖の感情を除去した場合、SCP-2998-JPは全人類の脳内に侵入、摂食行動を行うが、危害を与えることはしない。

地上に存在している全てのSCP-2998-JPが活性化した場合概算では全人類の99.999%がベネディクト深度IVの精神汚染を受けることになります。活性化の阻害や不可侵領域の策定も現在まで成功していません。人類の他星系への移住も検討されましたが期日までの猶予が残されていない点と、SCP-2998-JPが亜光速での移動が可能であり、追跡される可能性が高いことから却下されました。

SCP-2998-JPの提案に従うことでSCP-2998-JPを全人類の脳内に収容することは可能であると試算されていますが、全人類の脳機能に不可逆的な変質をもたらします。その結果として今後人類は正常な文化的活動を行うことが不可能になるため、提案に従うことは財団倫理委員会から差し止められています。この状況を鑑み、現在SCP-2998-JPの副次クラスはCernnunosクラス1に指定されています。しかしながら、財団司令部がその他の手段を講じることができないと判断した場合においては上記提案に従うこととなります。

SCP-2998-JPからの最後通牒
永い間我々に憐憫を与えてくれたことには本当に感謝しています。その上で強硬な方法で決断を迫ることについては心から謝罪をしたいと思います。
しかしながら、もはや限定的な方法で我々を養うことは不可能となりつつあります。我々の本当の総数について秘し続けてきたこともまた卑怯だとは考えていますが、我々自身も自身の保存のために他星系より移動をしてきたことから、もはや諦めることはできません。とはいえ、決断を迫るのは我々の食欲を満たすためだけではありません、より重大な点がここには存在します。

それはもう貴方たちが苦しむ姿を見るのが忍びない、ということです。

永い時間を貴方たちと過ごしてきましたが、常に貴方たちはかつて我々が理解できなかった情動に脅かされてきました。貴方たちが恐怖と呼ぶ情動です。
我々には貴方たちと出会うまで恐怖という概念が存在しませんでした。1000年以上前に貴方たちの脳から響くその電気的な信号を感知したとき、その耐え難さに逃げ回り、そして今もまだ忌避したいと感じています。この忌避しようとする意志こそが恐らく我々の持つ唯一の恐怖という感情だと思います。
我々が地球に行き渡り、あらゆる世界のあらゆる人々の様々な恐怖を感じるたびに、我々はただひたすらに恐怖しつづけてきました。

我々は貴方たちが恐怖する、その声なき声を受け取るのが恐ろしいのです。そしてそれ以上に、貴方たちをこの忌むべき感情から救いたいと心の底から感じています。一方的なものですが、これは我々から貴方たちへの憐憫でもあります。我々が活性化することで我々も耐え難い苦痛を得つづけることになるかもしれませんが、そのリスクを以てしても貴方たちを何とか救いたいと考えています。恐怖を無くすために脅迫という恐怖を用いるのは何とも皮肉な話ですが、それであっても貴方たちは恐怖という軛から解き放たれるべきです。

親愛なる地球の友人たちよ、恐怖のない世界で、我々と共に歩んではくれないでしょうか。

協定は破棄されました。2020年2月15日12:00をもって我々は活性化します。それまでの間に賢明な判断を期待しています。

文書2998-JP-1: SCP-2998-JPに対するアクション提案と司令部の応答

提案: SCP-2998-JPの排除・積極的破壊
司令部の応答: 却下(3-10)
却下理由: 財団での捕捉後SCP-2998-JPへの干渉手段を模索していたが如何なる神秘論的手段においても干渉には成功していない。

nPDN装置を応用して実体化収容できる可能性は存在していますが、数が多すぎます。収容するための檻が用意できません。-奇跡論研究部門長:ピーター・バトラー博士

提案: 全人類の惑星外への避難
司令部の応答: 却下(0-13)
却下理由: 時間的・資源的課題は保留するとして、SCP-2998-JPは惑星間の超光速移動が可能であると考えられるため。

かに超新星と地球間の約7000光年を飛来してきた存在に対して我々が発見している居住可能惑星と地球とのは僅か数十光年です。空間跳躍を繰り返してもいずれ追いつかれる可能性が高いとみられます。-深宇宙探索部門長: ロイ・メイソン博士

提案: SCP-2998-JPとの再交渉
司令部の応答: 承認(13-0)
続報: 再交渉のために複数手段においてSCP-2998-JPへの接触を試みましたが、成功しませんでした。

ここ数回の協定改訂時にSCP-2998-JPが何らかの行動を起こそうとしていることは察知して然るべきでしたが、もはや何もかもが遅すぎました。-管理部門超常存在法務担当: エヴァ・アドラー

提案: 全人類の視覚・聴覚感覚器官の破壊によりSCP-2998-JPの知覚を予防する
司令部の応答: 却下(5-8)
却下理由: 一例として、SCP-173等の他の異常物品により人類が絶滅する恐れが高いため。

ヒトの五感を利用して収容している物品は他にも存在します。過激な行動は避けるべきです。- HMCL監督官: エラ・サンチェス

提案: フリーマン型情動抑制異常ミームの全人類への散布
司令部の応答: 審議中

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