SCP-3007-JP
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SCP-3007-JP。

アイテム番号: SCP-3007-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-3007-JPは収容が不可能かつ、自己収容状態にあるため、事後処理に焦点を当てた対応を行います。SCP-3007-JPの発生は財団が設置した撮影機器によって監視されます。民間人や一般の撮影機器によってSCP-3007-JPが目撃された場合、記憶処理や記録の削除などの適切な対応をして下さい。

また、潜在的にSCP-3007-JPによって収容違反が発生する可能性のあるオブジェクトには、Euclid以上のオブジェクトクラスが策定され、担当職員にはSCP-3007-JP事象発生時への対応マニュアルを配布します。SCP-3007-JP事象により収容違反が発生したオブジェクトの再収容計画が現在進行しています。

説明: SCP-3007-JPは一定条件下で発生する、クラス-I"イリバーシブル・エントリー"ワームホールと命名された、特定の次元にのみ接続可能なワームホールです。SCP-3007-JPに対象が侵入した場合、正常なジェフスキー重力擾乱機1を使用してもワームホールを維持することはできません。その結果、SCP-3007-JPは発生後1秒以内に目視での観測が不可能になるため、SCP-3007-JPの観測は重力波検出器を用いて行われます。SCP-3007-JPはエレベーター部門虚数現実次元座標に関する研究によって並行世界群MK264B-κに接続されることが判明していますが、世界への接続や世界内部を観測する試みはSCP-3007-JPの特性から成功に至っていません。また、1779年には蒐集院に「空亡」という名前で記録されており、財団が介入し民間記録の抹消を行いました。

SCP-3007-JPは明確に人類、あるいは地球への脅威となる存在を吸収します。以下は過去にSCP-3007-JPが出現した条件の一例です。

  • 恒常的、あるいは瞬間的にヒューム値が100を超える、あるいは0.01を下回る実体の発生。
  • レベルⅥ以上の力学的異常の発生。
  • アスペクト放射が100000 Caspersを超える神格実体およびタイプ・ブルーの顕現。
  • レベル6、あるいはそれ以上のピスティファージ実体の顕現。
  • クラスX認識災害実体の出現。
  • その他潜在的にK-クラスシナリオを発生させる可能性がある異常存在。

しかしながら、SCP-3007-JPは物理的に干渉が不可能なオブジェクトや移動が不可能なオブジェクト、形而上の存在を吸収することができません。以下は現在財団が確認しているSCP-3007-JPが発生した事を確認している例です。なお、吸収されたオブジェクトには機密情報が多く含まれていることから、O5評議会により4例のみの掲載が認められています。

日付 該当オブジェクト 備考
2010/01/02 SCP-1002-JP SCP-1002-JP-1の消失。
2011/12/02 SCP-1682
2019/03/12 SCP-4804 SCP-4804-2のみの吸収が確認。
2022/09/03 [報告書削除済] 偶発的事故により12名の機動部隊員の喪失。

補遺: 現在、XACTSによって隔離した空間の内部で、意図的にヒューム値を上昇させることによってSCP-3007-JPの内部探査を行う計画が日本支部理事会によって進行しています。詳細はこちらを参照して下さい。

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