SCP-3033
評価: +45+x

アイテム番号: SCP-3033

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-3033-1およびSCP-3033-2個体は発見され次第無力化すべきです。無力化した個体は回収し、検死解剖を行います。SCP-3033の詳細な製造ライン、並びに製造されたユニットの総計を特定するために、シリアル番号は全て記録されます。

SCP-3033-1個体の目撃情報は“オレンジ”レベルの脅威と見做されます。近隣に位置する全ての財団サイトはカオス・インサージェンシー部隊の差し迫った攻撃に備えることが求められます。

SCP-3033-1個体との交戦にあたっては大口径銃器、爆発物、圧倒的な武力の行使が推奨されます。詳細は脅威度評価3033を参照してください。

PoI-7701 “マディソン・クラッグス”は拘留下に置かれています。彼女は、技術データの提供および対カオス・インサージェンシー諜報作戦への将来的協力と引き換えに、人道に対する罪への訴追を免除されています。

E-1260は、娯楽パッケージを備えた標準的ヒト型生物収容室での保護拘留下に留め、クラス4の捕虜として扱います。

E-1261は自動化ヒト型生物収容ユニットに留め、許可されたテキストベースの娯楽と、職員へのテキストベース意思疎通リンクへのアクセスが可能な状態とします。如何なる状況でも、職員とE-1261の直接的な交流は認められません。E-1261を収容チャンバーから移動させる必要が生じた場合は、意識をフェンタニル・ガスで喪失させ、別の自動化チャンバーが準備できるまで昏睡状態に保つ必要があります。

如何なる状況でも、本プロジェクトに関連する両Eクラス職員に、他のEクラスやPoI-7701の現状を悟らせてはいけません。

説明: SCP-3033-1はカオス・インサージェンシー“マイク”ユニットの各個体を指します。SCP-3033-1個体は、神経インパルスの基本的制御、並びに生物学的限界の無視を可能とする侵襲的な頭蓋インプラントを埋め込まれた人間です。製造ラインに応じてインプラントは扁桃体、視床、視床下部、前頭前野、体性感覚皮質の内部に配置されます。

SCP-3033-1個体のインプラントは活性化すると痛覚受容体を妨害し、標準的な神経シグナルを無効化し、内分泌器系に干渉して様々なホルモン反応を誘発します。個体の無力化にあたって信頼できる手段は、失血/ショック、酸素欠乏症、インプラントと他の身体部位の間にある神経接続の切断のみです。

結果として、SCP-3033-1個体は死亡するまでに相当量の身体的外傷に耐えることが可能であり、士気に影響されません。しかし、十全な運動制御力、訓練、団結能力は欠落しています。

SCP-3033-2はSCP-3033-1ユニットの制御者を指します。SCP-3033-2個体はかつては異常性の無い人間でしたが、SCP-3033-1個体を制御するためのブレイン・コンピュータ・インタフェース増強手術を受けています。これらのインタフェースとSCP-3033-2装置の作用メカニズムについての研究が進行中です。

特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。