SCP-3041-JP

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評価: +39+x
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アイテム番号: SCP-3041-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-3041-JPは標準人形実体チャンバーへ収容してください。食事・運動を与える必要はありません。

説明: SCP-3041-JPは、サイト-81██の研究員(博士)であった羽鳥 ██氏の死体です。生前の羽鳥氏は何ら異常を有さない研究員であり、2022/02/25にサイト勤務中、非異常の心臓発作により突然死しています。SCP-3041-JPは、腐敗・劣化の兆候を示さず、自律的な行動・発言を行います。これら言動の傾向は概ね「生前の羽鳥氏によく似た」と形容されますが、SCP-3041-JPが実際に羽鳥氏の人格を有している可能性は低く、むしろ単に周囲の人物の、生前の羽鳥氏に対する記憶や印象に近い言動を行っているのみであることが判明しています。

インタビュー記録3041-1 - 2022/05/11

対象: SCP-3041-JP

インタビュアー: 須藤研究員

付記: 須藤研究員はサイト-81██の研究員であり、羽鳥博士の部下にあたる。羽鳥博士の急死後は、その業務のほとんどを研究員が引き継いでいる。


<録音開始>

[研究員とSCP-3041-JPが収容房内で対面している。20秒の無言。]

須藤研究員: ⋯⋯あの、先輩、お久しぶりです。

SCP-3041-JP: [ダブルクォーテーションのジェスチャーをしながら]SCP-3041-JP、ね。よろしく。

須藤研究員: あ、すみません。全然慣れなくって、インタビュアーを番号で呼ぶの⋯⋯ ええと、インタビューを始めます。SCP-3041-JP。 あなたは、その、羽鳥研究員の、どの程度までの記憶を有していますか?

SCP-3041-JP: そうだね、覚えてるところと覚えてないところがちらほら⋯⋯といったところ。どんな記憶が聞きたい?

須藤研究員: [インタビューメモを確認する]そうですね、では、自身の経歴と、担当していた研究室をお願いします。

SCP-3041-JP: 1999年に██大学博士課程を卒業して財団のフロント研究所に入社、サイト-81██の異常生物学研究室に移動して、今はその所長をやっている。で、直属の部下としては、水野研究員に、山下研究助手に、そして君、須藤研究員がいた。これで十分?

須藤研究員: 大丈夫です。概ね、自分の記憶と合致しています。

[記録者注: 研究員の認識は誤りである。水野研究員は当時上席研究員として勤務しており、羽鳥博士の直属の部下には当たらない。なお、研究室長であった生前の羽鳥博士が同様の誤りを持っていた可能性は低い]

SCP-3041-JP: もしかしたら、普段やってた研究室の事務くらいだったら思い出せるかもしれないよ? どうだい新研究室長? 研究室が手に負えなくなったりはしてないかな? このSCP-3041-JP、研究室長の業務だったら、多分君より上手だよ[口に手を当てて笑う]。

須藤研究員: あ、その口に手を当てる癖⋯⋯いつもやってましたよね。

SCP-3041-JP: そんなとこまでよく見てるね、普通癖とかって本人でも気づかないものだよ。

須藤研究員: え、そうなんですか⋯⋯ とにかく、その必要はありませんよ! 先輩が色々教えてくれたおかげです、業務は滞りなく進行しております。先輩の手は借りません。今はもう、SCP-3041-JPの手、と呼ぶべきなんでしょうけどね⋯⋯

SCP-3041-JP: ちょっと不謹慎じゃないか? それは。でも、研究室が滞りなく続いてるのは本当に良かったよ。でもそれを自分の目で見られないのは、ちょっと惜しかったな。まあ今はもう、SCP-3041-JPの目、だけどね。

須藤研究員: 先輩だって、不謹慎ですよ! [口に手を当てて笑う]⋯⋯あっ。

SCP-3041-JP: ん、君もそういう笑い方するんじゃないか。いつから君も羽鳥博士の模倣になったんだい?

須藤研究員: そ、そうですね。どこかで先輩のが移ったのかもしれません⋯⋯そういえば先輩は自分がSCP-3041-JPだってことは証言するんですね、人を真似するアノマリーって、もっとこう[手を広げ、ろくろを回す]何が何でも騙してやるぞ!みたいなイメージがあるのに。

SCP-3041-JP: 確かに、らしくないね。[考える]僕自身は、自分のことを普段と変わらない、羽鳥 ██だと思っているよ。でも実際は、どうやら僕はもう心臓発作で死んでいるし、今動いている意識はSCP-3041-JPというアノマリーらしい。だから、自分の認識は一旦置いておいて、今のところは自分がSCP-3041-JPであるところを受容している。

須藤研究員: ⋯⋯そういう俯瞰的なところも、先輩らしいですね。確かに先輩なら、自身が死んだ時もそんな感じで納得するのかな⋯⋯

SCP-3041-JP: そうだね、過ぎ去ったことは、振り返らない主義だからさ。

須藤研究員: そうですよね。⋯⋯でも、私はやっぱり寂しいです。過ぎたことに、戻ってきてほしいって思うことがあります。だって、死んじゃったら全部手遅れじゃないですか。先輩が死んでから、言いかけてやっぱりやめたこととか、いつか言いたいと思っていたこととかが、頭の中からずっと離れないんです。先輩が生きているうちに、もっといっぱい言うべきことはあったんです。もっと色々聞きたいことがあって、それともっとちゃんと謝らなくっちゃいけなくって⋯⋯それに⋯⋯

SCP-3041-JP: ちょっと、須藤ちゃん、落ち着いて。ほら、ティッシュティッシュ[机上の箱ティッシュを研究員の方に向かって提示する]。

須藤研究員: [ティッシュを取り、目を拭う]ありがとうございます。⋯⋯こんなこと、SCP-3041-JPに言っても困っちゃいますよね[大きく鼻をかむ]。

SCP-3041-JP: そんなことないさ。少なくとも認識としては僕は君の先輩だし、自分の気持ちを他人に吐露することで、心も楽になる。思い出を大切にとっておくことも悪くないよ。

[研究員は頷き、ティッシュをゴミ箱に捨てる]

IMG_0264.png

提示されたブランケットの図柄

須藤研究員: そうだ、最後の質問なんですが。こちらのブランケットについてです。先輩のデスクにあったものなのですが、見覚えはありますか?

[研究員が絵付きのブランケットを開き、SCP-3041-JPに見せる]

SCP-3041-JP: ん? もちろん。僕の私物だよ。

須藤研究員: これについての記憶はありますか? どこで買ったとか、いつから持ってる、とか。

SCP-3041-JP: 昔、博物館だっけ⋯⋯で買って、それからお気に入りにしてる⋯⋯っていう答えで十分かな? どこで買ったんだっけ、忘れちゃったなあ。

<録音終了>


終了報告: 須藤研究員はSCP-3041-JPに対し、「本当に羽鳥さんと話しているようだった」と評した。研究員には後日、カウンセリングと人型オブジェクト応対研修の再受講を指示した。

インタビュー記録3041-2 - 2022/05/11

対象: SCP-3041-JP

インタビュアー: 坂田博士

付記: 3041-1とはインタビュアーの異なる記録。坂田博士はサイト-81██の研究員(博士)。羽鳥氏とはサイト-81██の同期であるが分野は異なり、ここ数年ほどは羽鳥氏との交流は疎であった。インタビュー記録対照のため、坂田博士と羽鳥研究員は互いのインタビューに対して内容を知らされていない。


<録音開始>

坂田博士: では、インタビューを開始する。

SCP-3041-JP: よろしくお願いします。

坂田博士: 単刀直入に言うが、SCP-3041-JP、あなたは羽鳥博士としての記憶があるか?

SCP-3041-JP: 覚えている。1999年に██大学博士課程を卒業し、その足で財団のフロント研究所に入社、2005年にはサイト-81██の異常生物学部門に雇用し直され、君とは同期にあたる1。最近はそこの研究室の所長ということで、自身の研究というよりは、むしろ研究所全体の業務を遂行していました。

坂田博士: それで十分だ。そうか、2005年か⋯⋯ずいぶん昔になってしまったな⋯⋯

SCP-3041-JP: 今、君と再会してびっくりしたよ。以前はもっとヤンチャだったはずだけど。[口に手を当てて笑う]

坂田博士: その笑い方は嫌と言うほど見たな。無意識下の癖も模倣することができる、ということか⋯⋯

SCP-3041-JP: そうだね。もとより今僕は坂田君の記憶の模倣として存在するから、所作に対する僕当人の意識の有無はむしろ関係ないのではないかな。

坂田博士: さっきから気になっているのだが、SCP-3041-JP、あなたは自分を羽鳥くんだと思っているのか? それとも、羽鳥くんを模倣している、何か別の存在だと思っているのだろうか?

SCP-3041-JP: 自分としては、自身が羽鳥 ██だという認識はあるね。ただ、当の羽鳥博士が死んでいるとなると、この認識も実際は模倣であり、そこから考えると自分は僕⋯⋯いや、羽鳥博士の意識を真似ているだけの存在であると結論づけられる。つまり、直感としては前者、論理的な結論としては後者だと思っているわけだよ。

坂田博士: その変に理屈張った口調も変わっていないな。いや違うな、俺の中での羽鳥くんの認識が変わっていないだけか⋯⋯死ぬ前に、一度会っておくべきだったな。まあ結果論か⋯⋯。

SCP-3041-JP: memento mori死を忘るるなかれ⋯⋯だね。

[坂田博士が頷き、しばらく目頭を押さえる]

坂田博士: ⋯⋯最後に、もう1ついいか? このブランケットについての質問をしろ、と言われたのだが──

[坂田博士が、記録1のものと同一のブランケットを提示する]

坂田博士: これについての記憶はあるか?

SCP-3041-JP: もちろん[口に手を当てて笑う]。10年くらい前、クリスマス会のプレゼント交換で出したやつ。僕はこんな柄使わないから〜って、適当に出したら自分に回ってきちゃって。別に気に入ってはいないのだけどなし崩しで今まで使ってきたんだよね⋯⋯って、これは僕が恥ずかしいから研究室の人には極秘で、って言ったやつじゃないか。まあ、死んだ人間にプライバシーなんて存在しないから、別に記録には残していいのだけど⋯⋯そうだ、研究室といえば、須藤ちゃんって覚えてる? 須藤 ██ちゃん。

坂田博士: 須藤研究員か。言ってなかったが、彼女は研究室長になったぞ。羽鳥くんにとっては、さして驚くべきことではないだろうが⋯⋯

SCP-3041-JP: そうか。いや、彼女が研究室長になったのは薄々察している。これは僕の実体験だけど、研究室長はやることが多くて自分自身の研究もろくに進められないからね、彼女が無事かどうか、少し心配になったんだ。その──君の分野からは離れることかもしれないが、もし彼女が大変そうだったら、どうか、面倒見てやってくれないか。

坂田博士: そのつもりだ。

<録音終了>


終了報告: インタビュアーの相違によって言動や回答に相違がみられた。SCP-3041-JPの言動が周囲の人物の羽鳥研究員へのイメージによるということが示された実例といえる。なお、「自分自身を羽鳥氏と認識しているものの、氏はすでに故人であり、実際はSCP-3041-JPという意識を模倣している存在にすぎない」というSCP-3041-JPの自己認識は記録1,2において共通であったが、これらはSCP-3041-JP自体の異常性によるものではなく、複数人が抱く生前の羽鳥氏へのイメージが共通していたためだと考えられる。

インタビュー記録3041-5 - 2024/04/10

対象: SCP-3041-JP

インタビュアー: 須藤博士

付記: 3041-1とは日時の異なる記録。須藤研究員は2024年度よりサイト-81██の博士となっているため、以降は須藤博士と表記する。


<録音開始>

SCP-3041-JP: 久しぶりに来たね。

須藤博士: はい。しばらく時間が経ったので⋯⋯過去のインタビューと、内容を比べるらしいんです。

SCP-3041-JP: あー。[10秒間の無言]なるほどね。

[SCP-3041-JPがインタビュー記録1,2で提示されたブランケットを膝にかける。インタビュー記録1,2の時と比べ、日光によって色褪せが発生し、プリントされた柄はやや薄れている]

須藤博士: あ、そういえばそのブランケット、聞きましたよ。クリスマスプレゼントに厄介払いとして出したら自分のとこに来たって話。

SCP-3041-JP: あれ、その話もう公開されちゃったんだ。やだなー、恥ずかしいよ。

[博士が笑う。特筆すべき点として、博士は以前と異なり手で口を押さえた笑い方をしていない]

須藤博士: ま、死人に口無し、ってやつですよ、あと、もう一つ言いたいことがあって⋯⋯

[博士が職員証を見せる。]

須藤博士: 私、博士になったんです。

SCP-3041-JP: やった[SCP-3041-JPが身を乗り出す]、僕とお揃いじゃないか。確かに、研究室長が博士じゃないと、なかなかしっくりこないものだからね。研究室も、えーと、順調そうで良かった良かった。

須藤博士: そうですね、やっと研究員として一人前になれたような気がします。前に研究室の測定器を盛大に壊しちゃった田村さんも、今じゃ研究員になって。私のことをすごく頼りにしてくれて、すっごく可愛いです。

SCP-3041-JP: いやあの時は直すのに手間がかかったねえ。そうか、あの田村ちゃんが研究員⋯⋯後輩が可愛く見えてきたら、君も立派な先輩だね。

須藤博士: えっ、ということは、羽鳥先輩は私のこと可愛いって思ってくれていたんですか!?

SCP-3041-JP: 僕に聞かれても困るよ。僕は君を⋯⋯君の中の僕を真似した存在だから⋯⋯昔のあなた自身と田村ちゃんを重ね合わせてるんじゃないかな。

須藤博士: えへへ、そうかもしれ── 違う。ちょっと待ってください。

SCP-3041-JP: 何かあった?

須藤博士: 測定器を変えてもらったのは、23年だ。先輩が知ってるわけない。

SCP-3041-JP: [無言]

須藤博士: それに、田村さんが入った時、私はもう研究室長だったはずだ。どういうことだ? どうして── 私の記憶が曖昧なせい? 

[SCP-3041-JPが博士を見つめる。その表情は、少し驚いたように見える]

須藤博士: あれ、いつまで⋯⋯いつまで先輩は研究室にいたんだっけ⋯⋯

<録音終了>


終了報告: SCP-3041-JPの会話には、生前の羽鳥氏には見られなかった、発言の途切れや文章の乱れがしばしば見られた。また、その言動と実際の羽鳥氏の記録には明らかな矛盾が複数発生している。時間経過による博士のエピソード記憶の劣化により、SCP-3041-JPの模倣が断片的かつ不安定になったのが主な理由と考えられる。




インタビュー記録3041-8 - 2027/07/10

対象: SCP-3041-JP

インタビュアー: 須藤管理官

付記: 須藤博士は2024年度よりサイト-81██副管理官に任命されたため、以降は須藤副管理官と表記する。2027年以降、SCP-3041-JPは収容房内で倒れたまま動かない・呼びかけに応答しないなど、自律的な行動・発言の頻度が急激に減少している。


<録音開始>

[SCP-3041-JPと副管理官がパイプ椅子に着座し机越しに向かい合っている。副管理官は机上の一点を見つめる一方、SCP-3041-JPの焦点は判然としない。10秒の沈黙]

須藤副管理官: 先輩、お久しぶりです。

[副管理官がインタビュー記録1,2,5で提示されたブランケットをSCP-3041-JPの膝にかける。柄は殆ど消えており、布の端は擦り切れている]

須藤副管理官: やっぱり、動かないんですね⋯⋯

須藤副管理官: 当然ですよね、あなたの歩き方も、話し方も、手の癖も、何もかもを私は忘れてしまった⋯⋯

[重力によって、SCP-3041-JPの右手が椅子から落ち、空中に垂れ下がる。ブランケットがそれに伴って地面に滑り落ちる]

須藤副管理官: 先輩、これ……見てもらえますか。

[副管理官がインタビュー記録3041-1を再生する]

須藤副管理官: バカみたい。あの頃の私、こんなに泣いてたんだ⋯⋯そうか、先輩って、こんな風に喋って、笑ってたんだ⋯⋯もう思い出せないな⋯⋯

須藤副管理官: おかしいですよね、先輩……いや、SCP-3041-JP、あんなに先輩の死が悲しかったのに、あんなに一緒に仕事してきたのに、あんなに、あんなに先輩のことが好きだったのに⋯⋯

[録音終了まで、SCP-3041-JPは一切の発言、行動を行わない。]

<録音終了>


終了報告: インタビューに伴って行われた検査では、体表の一部に腐敗・劣化が確認された。異常性の弱化が進行し、SCP-3041-JPが完全に無力化したと判断された場合、オブジェクト指定の解除に付随して報告書・インタビュー記録映像などのSCP-3041-JP関連資料はアーカイブ化され、標準情報処理手順に基づいて1年後に削除される。

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