SCP-3069-JP
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アイテム番号: SCP-3069-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-3069-JPの収容は困難であるため担当職員はSCP-3069-JPの要求に従い、映像作品の完成チェックを行い、SCP-3069-JPによる地球への干渉を防いでください。担当職員はSCP-3069-JPからのメールを受信しているかの確認を0時、12時の1日に2回確認を行い、メールが確認された場合は即座に映像作品の視聴、意見文の作成を行ってください。

SCP-3069-JP-3の収容は困難であるため担当職員はSCP-3069-JP-3の要求に従い、SCP-3069-JP-3による地球への干渉を防いでください。担当職員はSCP-3069-JPからのメールを受信しているかの確認を0時、12時の1日に2回確認を行い、メールが確認された場合はSCP-3069-JP-3対策チームで対応の協議を行い、要求が行われてから24時間以内に参加者の決定、メールの返信を行ってください。

説明: SCP-3069-JPは不明な技術を用いて特撮番組1を撮影する異常存在の団体です。SCP-3069-JPの人員構成は大きく分けて2つに分類され、一方は自身を宇宙人と自称する存在(以降SCP-3069-JP-1と表記)、もう一方は自身を怪獣と自称する存在(以降SCP-3069-JP-2と表記)です。

SCP-3069-JPが撮影しているものは一般的な特撮番組を模した「ヒーローが怪獣を倒す」といった内容の30分程度の映像作品となっており、現在まで13本の存在が確認されています。SCP-3069-JPはSCP-3069-JP-1、SCP-3069-JP-2が出演している自分たちの映像作品を、「本物の宇宙人と怪獣が出演している本物の特撮」であるとしています。SCP-3069-JPは撮影した映像作品が完成すると、財団にそれをメールで送付し内容を確認することを依頼します。映像作品は1週間に1本のペースで送付され、SCP-3069-JPとはこれに使用されているメールアドレスを通じてコミュニケーションを取ることが可能です。

SCP-3069-JPが撮影している映像作品はオメガ星という惑星を舞台としており、主要な登場人物たちのオメガ星人はこの惑星の住人という設定で、人間とは異なる外見的特徴を持ちます。これはその他の動植物にも該当し、地球に生息している動植物とは異なる点が多く存在しますが、作中では地球の動植物の名前を用いて紹介されています。2以下の表は映像作品の一部です。
タイトル あらすじ
オメガ作戦その1 オメガ星で暴れている爬虫怪獣トカゲラスを見た1人のオメガ星人が正義の心に目覚め、光の闘士オメガマンとして戦うことを決意する。
川のひみつ 川に潜伏していたパット星人が電撃怪獣ギーナを暴れさせることでオメガ星侵略を目論む。
井守の呪い 太陽光線を浴びた両生類が巨大化し、両生怪獣モリイン3となって暴れる。
怪奇!殺人昆虫事件! オメガ星人の少年キガが捕まえた昆虫が突如巨大化し、甲虫怪獣カブトンとなって暴れる。
海のひみつ 海に潜伏していたパット星人が密かに生き残っていた電撃怪獣ギーナを、改造怪獣メカギーナ4に改造し、再度オメガ星侵略を目論む。

SCP-3069-JPの存在は前述したメールがサイト管理者に送信されたことを発端に確認されました。SCP-████-JPをはじめとした6体のオブジェクトの情報と共に「いい怪獣ですね。可能であれば我々の撮影に参加していただけないでしょうか。」という内容のメールが確認され、その後も同様の内容のメールの受信が続いたことで異常存在として認識されるに至りました。

その後、SCP-3069-JPについての調査が開始されましたが、メールの送信元、映像が撮影されている場所などの情報を特定することはできませんでした。メールに返信することも考案されましたが、危険性を考慮した結果却下され、SCP-3069-JPへの対応についての協議を行っていた際、サイト-8138が破壊される事案が発生しました。調査の結果、サイト-8138は上空から飛来した物体が直撃したことによって破壊されたことが判明しました。現場に残されていた物体を検査したところ、構成物質は通常の岩石と変わらないものの、不明な原理により自律して移動を行うことができる物質であり、現在自身が存在している位置よりも標高が高い位置へ移動する習性があるということが判明しました。事案が発生してから1日後、SCP-3069-JPから新たなメールが送付されました。

撮影中に岩石怪獣サドスの破片が落下しあなた方の施設に落下してしまいました。本当に申し訳ありません。
お詫びに休眠状態に調整したサドスをあなた方に差し上げます。休眠状態にした上で粉砕処理をしてあるので再生する恐れもないかと思います。
また、もしよろしければ破壊してしまった施設の補填として、サドスの肉体をご利用ください。このメールが届いた日から1週間で休眠状態が解除され、破損した箇所を補うようサドス自ら動くよう設定してありますのであなた方のお手を煩わせることもありません。
もし不要でしたらこのメールアドレスまで返信をお願い致します。

このメールの受信時間から5分後にサイト-8138に事案発生時に現場で発見された物体と同様のものが大量に出現しました。これらの物体は時折振動するものの、以前発見された物体とは異なり自律して移動する習性は見られず、現在は低危険度物品収容ロッカーに収容されています。

上記の事案を経て、不明な物質を用いてサイト-8138を修復されることによって起こるリスクなどを考慮し、SCP-3069-JPへの対応の緊急性が認められ、SCP-3069-JPへメールを用いてコンタクトを取ることが決定されました。修復を断りたいこと、あなた達は何者か、という内容のメールを送信したところ、PCのモニターにSCP-3069-JPの一員と思われる、頭部が鋏のような形状になっている人型実体(以下SCP-3069-JP-aと表記)が映し出されました。以下はその際の会話を記録したものです。

記録3069-JP

<記録開始>

SCP-3069-JP-a: こんにちは。私たちの活動に興味を持っていただけたようで嬉しいです。また、修復は不要ということで。かしこまりました。設定を解除しておきます。

角谷博士: ……失礼。少し驚いてしまいました。

SCP-3069-JP-a: こちらこそ急に出てきてしまい申し訳ありませんでした。それで、我々が何者かということに興味がおありということで。

角谷博士: ……ええ、そうですね。聞かせていただいても?

SCP-3069-JP-a: はい。我々はあなた達地球人が言うところの宇宙人、怪獣です。

角谷博士: 宇宙人、ですか。

SCP-3069-JP-a: いきなり言っても信じていただけないかもしれませんが、事実です。証拠は、そうですね。あなた方が収容している、パトロン星人、あなた方がSCP-███-JP5と呼んでいる存在は我々の一員です。地球観光の際に発見されてしまい収容されているようですが、地球の特撮番組のような展開で現在の状況を楽しんでいるようです。彼に話を聞いてみればよいかと。

角谷博士: あなた方の目的は仲間の解放ですか。そのために我々にコンタクトを取ったのですか。

SCP-3069-JP-a: いえ、まあ確かに怪獣ならまだしも宇宙人を閉じ込めるというのはいかがなものかと思いますが、本人が楽しんでいるようなのでそれについては構いません。

角谷博士: では、何か他に目的が?

SCP-3069-JP-a: 目的と言うような立派なものではありませんが、我々は地球の特撮番組を見て感銘を受けたのです。そして、我々もこのようなものを撮影したいと思ったのです。宇宙では怪獣はただ宇宙人に使役されて雑用をこなすだけの存在でした。しかし、特撮番組では怪獣が主役のように活躍できている。そのような活躍の場を我々も作ってあげたい。その一心で活動を開始したのです。

角谷博士: なるほど、しかし、我々に内容の確認を求めるのは何故ですか。

SCP-3069-JP-a: 我々は自分たちの活動に誇りを持っていますが、地球の皆さんも楽しめるようなものになっているのか不安で、それを確かめていただきたいのです。特撮番組を作成している地球のプロダクションに映像を送ることも考えたのですが、彼らは本物の怪獣というものを知りません。そこで、怪獣を複数収容しているあなた方に確認をお願いしたいのです。

角谷博士: なるほど。地球の皆さんに、ということは我々だけでなく地球全体にあの映像を公開するつもりでいると?

SCP-3069-JP-a: 我々としてはそれが望ましいのですが、あなた方はそれを良しとしないでしょう。そこで提案なのですが、我々の作品が完結するまで監修していただけないでしょうか。元は全宇宙に向けて公開するつもりでしたが、協力していただけるなら地球は公開対象から外させていただきます。

角谷博士: もし断ったら?

SCP-3069-JP-a: 地球でも作品を公開させていただきます。そうですね、地球で撮影をするというのもいいかもしれません。我々は作品の質を上げることができ、皆さんは情報の秘匿を行うことができる。悪い話ではないと思うのですが。

角谷博士: ……わかりました。協力しましょう。

SCP-3069-JP-a: ありがとうございます。これからもどうかよろしくお願いいたします。……ところで1つ質問なのですが、私は今後あなた方の間では何と呼ばれるのでしょうか。

角谷博士: ……まだナンバリングは未定ですが、番号で呼ぶことになるかと思います。

SCP-3069-JP-a: ……いいですね。地球の番組で見たことあります。では。

<記録終了>

記録3069-JP以降、SCP-3069-JPから12件の映像が送付され、それらの映像の確認を行ったところ、SCP-3069-JPが制作する映像にいくつかの法則性が確認されました。

  • 作中でSCP-3069-JP-1が殺害されることはなく、逃走するか見逃されている
  • 身体的特徴が酷似したSCP-3069-JP-2が複数体登場する
  • 身体を機械化される、新たな角、腕や脚を追加されたような痕跡のあるSCP-3069-JP-2が複数体登場する

これらの法則性は故意によるものかSCP-3069-JPに確認したとところ、「宇宙人に対しての対応が甘いということには自覚がなかった。これからは骨格を持たない宇宙人やヒレのある宇宙人を起用して演出を見直していきたい。」「怪獣は再生能力を持っている個体が多いため多少雑に扱ったり改造しても長持ちするので便利。これは地球の特撮で着ぐるみを改造して別の怪獣として扱っているのを見て着想を得た。」という回答が得られました。このやり取りを行ってからはSCP-3069-JPが例として挙げていたような宇宙人へ攻撃を行うような演出が見られるようになりました。

映像作品の合計本数が38本に達した際、SCP-3069-JPより「ついに次回で最終回になる。これまで協力してくれて感謝している。過去最高の作品にするつもりなので楽しみにしていて欲しい」というメールが送信されました。現時点で約1年が経過していますが、これを最後にSCP-3069-JPからのメールは確認されておらず、SCP-3069-JPが言う「最終回」となる映像作品の存在もまた同様に確認されていません。

追記1: 20██/10/28、SCP-3069-JPからの新たなメールを受信しました。

残念なお知らせ
オメガマンはこの度、打ち切りとなる運びとなりました。
撮影現場における怪獣たちへの対応、労働環境に問題があったとのことで宇宙裁判になってしまい、その対応で協力していただいた皆さんへのお知らせが遅くなってしまい本当に申し訳ありません。
我々も撮影への熱意が高じた結果起こってしまったことであり、故意に行ったことではないと主張し、必死に戦ったのですが、相手の弁護士が強く敗訴、番組の打ち切り、データの抹消を行うこととなってしまいました。
近いうちにあなた方の元にも連絡が行くかと思われます。最後まで迷惑をかけてしまうことになり本当に申し訳ありません。

このメールを受信してから3日後、不明な存在(以降SCP-3069-JP-3)からのメールを受信しました。

初めまして。私、弁護士怪獣のゴウギと申します。
件のオメガマンの制作にはあなた方も関わっていたとお聞きしました。
巻き込まれてしまった形とはいえ、あのような基本的怪獣権を無視した作品に異議を唱えなかったあなた方にも責任はあります。
また、彼らは地球の特撮というものに影響を受けたとのことだったため私も拝見させていただいたのですが、宇宙人、怪獣問わず殺害してしまうような番組というのはいかがなものでしょうか。中には宇宙人が怪獣を使役するような描写もあり、これが宇宙に広まってしまえば宇宙人から怪獣への差別意識はより強まってしまうのではないかと思われます。
このような番組の存在は我々のような怪獣派弁護士の活動を侮辱するものです。
あなた方が意識を改めないのであれば地球に対しても宇宙裁判を起こす考えでいます。敗訴すればオメガマンたちのような末路を辿ることになるかと思いますのでそちらでも準備を進めていただければと思います。
ですがそれでは形だけの反省をするだけに留まってしまい、価値観を改めなければ本当の意味での解決にはならないと考えています。
そこでご提案なのですが、私が主催している怪獣権教育のセミナーに1年ほど参加してみてはいかがでしょうか。参加人数等はそちらに任せますので、予めメールを送っていただければ私の部下がお迎えにあがります。
色よい返事を期待しております。

このメールが確認された後、即座にSCP-3069-JP-3対策チームによって対応の協議が行われました。その結果、「怪獣権教育のセミナー」なるものに参加することによってSCP-3069-JP-3による地球への干渉が行われるリスクを軽減するとともにSCP-3069-JP-3についての情報収集を行うことができると判断され、Dクラス職員3名を参加させることが決定しました。

その後、SCP-3069-JP-3に上記の旨をメールで伝えたところ、送信と同時にサイト-8138内に青色の人間の心臓のような形状をした異常存在が出現し、「お預かりします。」と発言した後消失しました。その際、参加者としてメールに情報を記載したDクラス職員3名も同時刻に消失したことが監視カメラによって確認されています。消失後、Dクラス職員3名に装着させていた発信機を始めとする機器の反応は途絶えており、Dクラス職員3名の行方は分からない状態となっていました。

上記の事案より1ヶ月後、以前サイト-8138内に出現した異常存在が再出現し、「ありがとうございました。」と発言した後消失しました。これと同時に消失したDクラス職員3名も消失時にいた場所に出現したことが確認されました。医療スタッフにより検査を受けさせたところ、3人共に健康状態に問題はないことが確認されましたが、その内の2人は多少の錯乱状態が認められたため、錯乱が認められなかったD-1228に対して情報の聞き取りを目的としたインタビューが行われました。

インタビュー記録3069-JP

<記録開始>

角谷博士: それではインタビューを開始します。

D-1228: よろしくお願いします。

角谷博士: まず、あなた方が消えた時のことからお聞きします。

D-1228: はい。実験か何かに参加するとは聞いていたので待機していたんですけど、突然周りが真っ暗になったと思ったら、会議室みたいなところにいたんです。そこにはあの2人6もいて。目の前に出てきた青い変な奴に「私が作り出した四次元会議室です。地球と変わらない環境にしてあるのでご安心ください。」って言われて。突然のことで困惑してたらセミナーの講師のゴウギとかいうトカゲみたいな奴が出てきて、軽い自己紹介みたいなのをした後、セミナーが始まりました。確か弁護士怪獣とか言ってました。

角谷博士: なるほど。怪獣権教育セミナーがどのようなものだったかもお聞きします。

D-1228: 怪獣が宇宙人によって差別されてきた歴史、そしてその差別をなくすために自分たちがどのような活動をしているのか、同じ宇宙の一員として地球人は今後どうしていけばいいのかみたいな感じの内容でした。

角谷博士: 彼らはどのような活動をしていたのですか。

D-1228: 署名活動をしたり、デモを起こしたりだとか、基本的には僕が知っているような活動ばかりだったんですが、宇宙裁判というものもやっているそうです。実際の裁判の様子も見せてもらったんですが、僕の知っている裁判とはだいぶ違っていて、お互いに証拠を提示し合って、最終的には殺し合いをして生き残った方が勝ちという感じでした。講師のトカゲが参加した宇宙裁判だと、「有罪!」って叫びながら口から青いビームみたいなものを吐いてました。

角谷博士: ……なるほど。次に、地球人はどうすればよいか、ということでしたが、これについて説明をお願いします。

D-1228: 僕もよくわからなかったんですが、「地球人には怪獣は宇宙人に使役されているものという誤った固定観念を持っている。これは非常に危険であり、我々の活動への侮辱だ。」ってことで……かなり怒ってました。それでまずは固定観念を正すってことで、あっちが用意した問題に答えたり、ビデオを見せられたりしました。

角谷博士: その問題やビデオというのは。

D-1228: 問題は、怪獣と宇宙人が戦う特撮ヒーロー番組みたいな作品の台本を渡されて、どこが不適切か意見を発表する、みたいな感じでした。確かオメガマンとかいう作品で。

角谷博士: あなた方はその問題にどう答えたのですか。

D-1228: はい、台本を読んでて明らかに宇宙人側を贔屓していたり、怪獣が可哀そうだなって思うような箇所があったのでそこを発表していました。でも、それだけでは不十分だったみたいで、オスとメスで登場した夫婦怪獣っていうのが出た時にはこの怪獣たちは同性愛獣かもしれないだとか、そもそも登場している怪獣は種族自認が宇宙人の可能性があるから怪獣として扱うのは不適切だとか、少し理不尽だと思うような回答を提示されました。ビデオは、汚物怪獣や公害怪獣、病原怪獣とかの差別されていた怪獣を起用したり、原作だと宇宙人が主役だけど怪獣を主役として出演させたような作品を見せられました。何でもあのトカゲが製作総指揮を執ったとかで。

角谷博士: 誤った回答をしてしまった際に何かペナルティなどはありましたか。

D-1228: 地球人の怪獣権教育は遅れているって呆れられるのがほとんどで、基本的には何かされるとかはなかったんですけど、的外れな回答をしたって判断された人には正しい認識が定着するようにって、頭に良いっていう変な木の実みたいなものを食べさせられてました。それを食べた人の様子が少しおかしかったので、回答する時には注意してました。僕も学んだことを忘れないようにってことで記憶が定着させるための薬は飲まされていたのでおかしくはなっているのかもしれませんが。

角谷博士: ご希望でしたら後ほど改めて検査を行います。お疲れでしょうしこれを今回の最後の質問とさせていただきます。怪獣権教育セミナーは1年ほどかかるという話を聞いていたのですが、今回はなぜ1ヶ月で終了ということになったのでしょうか。

D-1228: これもなんでかよくわかってないんですけど、僕の発言が原因かなと思います。慣れない場所でほぼ1日中ぶっ通しで問題を解かされて、ビデオを見せられて、ストレスも溜まるし、疲れてたんです。それでついボソッと言っちゃったんですよね。「怪獣も宇宙人も変わんねえよ。」って。

角谷博士: それで?

D-1228: 僕、特撮ヒーロー番組とか興味もなかったので怪獣と宇宙人の見分けが全然つかなくて。どっちも同じような見た目にしか見えなくて、それで言ったんですけどなんか勘違いされたみたいで、「そう!怪獣も宇宙人も何も変わらないんです!」って熱弁し出して。「あなたのような地球人がいるなら地球はまだ大丈夫でしょう。今回のセミナーは一旦終了とさせていただきます。次回も是非ご参加ください!」って言われて、また目の前が真っ暗になったと思ったらここに戻ってきてました。

角谷博士: ありがとうございました。ではいったんインタビューを終了させていただきます。お疲れさまでした。それと、次回も参加して欲しいと言われたようですが、もし次回があるとしたら参加されますか?

D-1228: 絶対嫌です。

<記録終了>

インタビュー終了後、セミナー参加者の再検査を行ったところ、全員記憶力が大幅に上昇していることが確認されました。他2名もD-1228と同様にSCP-3069-JP-3についての詳細な情報を記憶しているとみられるため、状態が回復し次第インタビューを実施する予定です。また、このインタビューで得られたSCP-3069-JP-3についての情報から、特別収容プロトコルの見直しが行われました。今後他の情報が得られた都度に改めて精査が行われる予定です。

追記2: 20██/12/28、SCP-3069-JP-3からの怪獣権教育セミナーの実施を知らせるメールが再び確認されました。今回はD-1228を含めて5名の参加者を希望していたため、D-1228を始めとしたDクラス職員5名を参加させることが決定しました。今回の開催期間は2ヶ月と提示されており、予定通り帰還したD-1228らにインタビューを行った結果、SCP-3069-JP-3はまずは財団に自分の思想を広めることを目的としており7、SCP-3069-JP-3の要求に従うことで収容違反などのリスクを軽減することができると判断され、特別収容プロトコルにSCP-3069-JP-3が好意的な印象を抱いているD-1228を調査チームの一員とし、セミナーに参加させ、SCP-3069-JP-3についての情報を調査させる条項を追加する方向で検討が進められています。

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