SCP-3103
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発見当時のSCP-3103。

アイテム番号: SCP-3103

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-3103はサイト-██で、他の収容標本から隔離された標準収容チャンバー内の鳥籠に収容されます。SCP-3103の定期検査を行う際、研究員は一度に15分以上SCP-3103の収容チャンバーに留まってはいけません。SCP-3103実験の被験者として利用できるのはDクラス職員のみであり、全ての実験要請は現任のサイト上席研究員に提出する必要があります。

SCP-3103によって引き起こされる異常行動を示す人物は、医療棟に移送され、一連の心理的変化を入念に検査されます。

説明: SCP-3103はヤシオウム(Probosciger aterrimus)の雌の成鳥であり、外見は同種の非異常個体と同一です。

人間が5m以内にいる時、SCP-3103は異常でないヤシオウムに典型的な苦痛を示す挙動を見せます(大声で鳴く、不規則に飛び回るなど。これはSCP-3103と人間が同じ部屋にいる状況でのみ発生する点に留意)。この挙動は人間が接近するとさらに激しくなります。約20~30分後、SCP-3103は通常の行動パターンに復帰します。

ここから、問題の人物(以下SCP-3103-1とする)は異常な行動パターンを示し始める場合があります。影響者は地面に倒れ込み、一見漫然とした動きで手足を振りながら、[編集済]を連想させる高音を発します。SCP-3103-1とこの影響下にある全ての人間は、この時点以降、SCP-3103による世話を受け始めます。

SCP-3103の保護下からSCP-3103-1を引き離そうとすると、SCP-3103はそれを試みた人物に対して攻撃的に振る舞います。SCP-3103-1個体はSCP-3103の近傍から除去された後も異常な行動パターンを示し続けます。加えて、SCP-3103から引き離されたSCP-3103-1個体は精神的不安を示す行動を見せます。

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