アイテム番号: SCP-3105-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-3105-JPはサイト-81██の低脅威度物品収容ロッカーに収容されます。
四分音符
説明: SCP-3105-JPは、楽曲(SCP-3105-JP-A)の2ページに及ぶ楽譜です。SCP-3105-JPにおける特筆すべき点として、譜面上の全ての音符が四分音符で構成されていることが挙げられます。
健常な男性器を有するヒト(Homo sapiens)が、付近にSCP-3105-JPが存在する状態でSCP-3105-JP-Aを演奏した場合、異常性が発現します。当該演奏者の陰茎は、その状態に関わらず勃起します。また、演奏者が演奏記号が付された音符をその記号に従って1演奏した場合、演奏者の陰嚢に様々な変化が発生します(後述)。この異常性は、演奏が中断される/終了するまで継続します。
SCP-3105-JP-Aは、異なる音階を出すことができる楽器であれば、オクターブの移動により様々な楽器で演奏可能です。ただし、フルートまたはピッコロ等による演奏の場合、陰嚢の観察が容易となるため、演奏実験の際にはこれらの楽器を用いることが推奨されます。
以下は、SCP-3105-JPに記された演奏記号付きの音符と、それに従った演奏の際に発生する陰嚢の変化の一覧です。
スタッカート
演奏記号: スタッカート
意味: その音を短く演奏する。
陰嚢の変化: 陰嚢が即座に収縮する。この収縮は、特に地面に対して水平方向に顕著に見られる。非異常な陰嚢の伸縮は睾丸の温度調整のためであるが、この変化は温度に依存せず発生する。次の音符を演奏するまでに、陰嚢の収縮は元通りとなる。
テヌート
演奏記号: テヌート
意味: その音の長さを十分に保って演奏する。
陰嚢の変化: 陰嚢が即座に伸展する。この伸展は、スタッカートにおける場合と同様に、水平方向に顕著に見られる。次の音符を演奏するまでに、陰嚢の伸展は元通りとなる。
アクセント
演奏記号: アクセント
意味: その音をはっきりと演奏する。
陰嚢の変化: 陰嚢が即座に一瞬伸展する。この伸展はテヌートの場合と異なり、全方向に広がっている。次の音符を演奏するまでに、陰嚢は徐々に元の大きさへと戻っていく。
プラルトリラー
演奏記号: プラルトリラー
意味: その音→その音の2度2上の音→その音、と演奏する。
陰嚢の変化: 陰嚢が一瞬収縮する。この収縮は、スタッカートの場合と異なり、垂直方向が主である。これにより、陰嚢内に存在する睾丸は"持ち上げられる"ような挙動を示す。
ターン
演奏記号: ターン
意味: その音の2度上の音→その音→その音の2度下の音→その音、と演奏する。
陰嚢の変化: 陰嚢が一瞬、垂直方向に収縮し、睾丸が挙上される。その後収縮は戻るが、直後、垂直方向に伸展し、睾丸が下がる。その後、陰嚢は元通りとなる。
トリル
演奏記号: トリル
意味: その音および2度上の音を交互に素早く繰り返し演奏する。
陰嚢の変化: 陰嚢が垂直方向に収縮した(睾丸が挙上された)後に元へ戻る、という状態が素早く繰り返される。これは、次の音符を演奏するまで継続する。
トレモロ
演奏記号: トレモロ
意味: (図の場合)その音を三十二分音符の刻みで(8分割で)演奏する。
陰嚢の変化: 陰嚢および睾丸がその刻みの数に等分される(図の場合は8等分)。演奏者は強い痛みを報告するほか、陰嚢からは出血が確認できる。次の音符を演奏する際に、切断された陰嚢および睾丸は元通りとなる。
SCP-3105-JP-Aでは、序盤は演奏記号の付いた音符が少ない一方、中盤では増加します。また、終盤ではほとんどの音符がトレモロによって修飾されています。
財団音楽部門は、SCP-3105-JP-Aについて「演奏記号が過剰に用いられており、演奏として不自然かつ汚い音にならざるを得ず、楽曲として低品質である」と評価しています。一方、財団生体部門陰嚢課は、「効率良く陰嚢を痛められるように、生物学的に計算し尽くされた音符の配置がなされている」との見解を述べています。









