
最初の出現事象を調査するため、SCP-3112-A実例を集めるエージェント███
アイテム番号: SCP-3112
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-3112は地球規模の電磁放射検出を目的とする財団衛星によって監視されます。7a x 7.7a7a Hzの周波数を示すことが確認された地点は、GOI-312に関連する活動が行われている可能性があるかを更に監視します。
出現したSCP-3112-Aを収集するため、財団職員が常時サイト-81スタッフ休憩室の監視に割り当てられます。SCP-3112-A実例は速やかに検査・分類します。SCP-3112-A実例の急激な流入が発生した場合は、追加の財団職員および装備品が当該エリアに割り当てられます。収集されたSCP-3112-A実例は保管サイト-81の標準的な収容ロッカーに保管されます。
財団が作成したSCP-3112実例を用いての実験が、2016/07/21を以て█████博士に承認されています。SCP-███に関連する電磁干渉のため、実験はサイト-79で実施されます。
説明: SCP-3112は、周波数が7a x 7.7a7a Hzである電磁放射線の異常な一形態です。SCP-3112は手紙および葉書の次元間転移を可能とすることが観察されています。SCP-3112の周波数と異常効果を再現する財団の取り組みは成功しています。(参照: 実験ログ-3112-01)
サイト-81のスタッフ休憩室における、SCP-3112-Aと指定される封筒や葉書の自然発生的な出現は、SCP-3112周波数の妨害によって引き起こされていると想定されます。このSCP-3112周波数の唐突な中断は、SCP-3112中断電波の終端に到ったSCP-3112-A実例の予期せぬ放出に繋がります。SCP-3112周波数の妨害は、同サイト内で発見されたSCP-███の異常特性によるものと確証されました。SCP-3112-A実例は本質的には異常でないことが確認されています。SCP-3112-Aは未知の筆記体や言語で記された文章を示しますが、一部の実例には判読可能な書き込みが含まれます。宛先と返送先住所は各SCP-3112-A実例ごとに固有のようです。
“インディ・メール”を名乗る、恐らくは異次元由来の郵便事業プロバイダ、指定名称GOI-312が、SCP-3112およびSCP-3112-A出現事象の要因であると主張しています。GOI-312は過去2回、財団との接触に成功し、最初の接触においてSCP-3112-Bの構築に関する指示を提供しました。 (参照: 文書-3112-01および文書-3112-02) GOI-312との更なる接触の試みが行われています。
SCP-3112-Bは、Quercus macrocarpa、通称バーオークの木の幹に埋め込まれた50cm×50cm×50cmの木箱です。1本の小枝が接着剤で箱に取り付けられています。特定の条件に従ってSCP-3112-Bに投函された手紙や葉書は、SCP-3112周波数に曝露すると即座に転送されます。SCP-3112-Bは、GOI-312への連絡にSCP-3112を利用するため、█████博士の許可の下で財団によって構築されました。