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アイテム番号: SCP-3117
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: 財団運営Bot(I/O-SPIRAL)がSCP-3117に関する議論の検出のためにオンラインコミュニティを監視します。機動部隊ファイ-11(“約束の守り手”)がこれらの議論の調査を行い、ケースバイケースで適切な行動を決定します。
SCP-3117の構成要素を含むことが確認された如何なる資料も、可能であれば隔離し、可能でない場合は即時対応のため財団偽情報部門へ付託しなければいけません。SCP-3117を経験している人物は研究のために隔離します。
機動部隊イオタ-10(“ポリ公”)は、補遺3117.1で示されている場所についての現行調査を継続するものとします。
説明: SCP-3117はある一定の構成要素への曝露によって発生する反復性の夢です。これらの構成要素は特定の発想・概念・フレーズ・画像といった形態を取ります。SCP-3117の発生を引き起こすには全ての構成要素に曝露する必要がありますが、これらの要素は複数の形式のメディアに散在しています(映画・音声・印刷物・静止映像など)。結果として、SCP-3117を引き起こす要素が全て一つに収められた既知のソースは存在しません。
対象者のSCP-3117における経験は様々ですが、SCP-3117を経験した、または今後経験するであろう人物には以下の症状が認められます。
- SCP-3117についての議論や描写への忌避感。
- 自身がSCP-3117についての警告を受けているのではないかという疑念。
- 何事かが切迫している、もしくは不可避であるという感覚、および/または恐怖心の増大。
- 自身が監視されているという信念。
約7例中1例で、SCP-3117を経験する対象者は最初の夢を見た直後に失踪します。この現象についての調査は進行中です。
補遺3117.1: 発見
2006年、世界オカルト連合PSYCHE部門に所属する構成員1名が、“UTE-2639-Pygmalion Blit”の収容を財団の管轄下に引き渡すことを目的としてサイト-95に接触しました。数ヶ月に及ぶ交渉の後、378点のアイテム(数百枚の文書・デジタルフィルム・写真、およびベータマックスのテープ1本を含む)が財団に移譲されました。担当のHMCL監督者による広範な通関手続きを経て、これらのアイテムはSCP-3117の記録の一部として一覧にまとめられました。
補遺3117.2: インタビュー
財団-GOC間の合意の一環として、財団はSCP-3117の調査に割り当てられていた評価班の一員である元GOC工作員(ジェニファー・セルウィック)へのインタビューを許可されました。