発見当時のSCP-3117-JPとSCP-3117-JP-1
アイテム番号: SCP-3117-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-3117-JPとSCP-3117-JP-1は標準収容ロッカーに収容されます。SCP-3117-JPに関する実験はレベル3/3117-JPクリアランスを持つ職員2人以上の承認を得て下さい。
説明: SCP-3117-JPはクッションの付属した一般的なダイニングチェアの外見を有する椅子です。SCP-3117-JPの脚部には「行き詰った時用」といった旨の刻印がされていますが、これが異常性と関係しているかは不明です。SCP-3117-JPは座った際に活性化し、座った当事者(以後、被験者と記載)に幻覚症状を引き起こします。
SCP-3117-JPは活性化するとSCP-3117-JPの前方に存在するデスクトップパソコン(SCP-3117-JP-1に指定)の画面に被験者の強く想起した事柄を文字化し画面中央の円の中に表示させます。その後、強く想起した事柄から連想される内容が約182日間に渡って被験者の状況に依存せずに想起されるようになります(事象3117-JPに指定)。SCP-3117-JP-1の画面に表示された内容を外部から視認することは出来ませんが、画面の内容はSCP-3117-JP-1内のアプリケーションである「アイデアメモ」に自動的に保存されます。SCP-3117-JPが活性化している状態でアイデアメモの内容を視認すると、事象3117-JPが再度発生します。しかしながら、回収した時点では1件を除いて全てが削除された状態でした。また、SCP-3117-JP-1の電源が付いていない場合も事象3117-JPは問題なく発生します。後述のPoI-3117-JPの妻によると、PoI-3117-JPはSCP-3117-JPをスランプ解消のためのブレインストーミング用の装置である旨を語っていたことが判明しています。
発見経緯: SCP-3117-JPはPoI-3117-JP死亡時の家宅捜索によって発見されました。検死の結果、死因は頭部に存在する鈍的外傷であると特定され、状況証拠等から自殺だと判断されています。発見当時、SCP-3117-JPはPoI-3117-JPの自宅内に存在するアトリエに存在しており、その他のPoI-3117-JPが制作していたと見られる作品は全て破壊されていました。SCP-3117-JPの隠蔽のため、財団によってPoI-3117-JPの妻と娘が保護されましたが、█日後に社会復帰に問題が発生しないとみなされた為、記憶処理の後、解放されています。
補遺1: 実験記録3117-JP
実験記録3117-JP-1 - 日付2023/1/23
対象: D-15067
実施方法: 椅子に座った状態で「みかん」という単語を想起させる。
結果: 以下の画像が生成された。
分析: 3日後、D-15067はみかんをこんなに多様な視点で見たことはなかったという旨の発言をしていた。知的好奇心を刺激するには最適なアノマリーかもしれない。
実験記録3117-JP-2 - 日付2023/1/26
対象: D-15067
実施方法: 椅子に座った状態で「1」という数字を想起させる。
結果: 以下の画像が生成された。また、D-15067は問題なく「みかん」と「1」の両方の単語を軸として想起することに成功している。
分析: 重ね掛けも可能なようだが、D-15067は疲労が溜まっていると報告した。2枚以上の画像を見せるのは推奨できない。
実験記録3117-JP-11 - 日付2023/2/11
対象: D-70935
実施方法: 椅子に座った状態で「みかんが甘い」というフレーズを想起させる。
結果: 以下の画像が生成された。
分析: フレーズからの想起も問題ないことが判明した。PoI-3117-JPが自殺した原因もこちらで間違いないだろう。
補遺2: 以下の画像はSCP-3117-JP-1内のアプリである「アイデアメモ」から回収されたものです。SCP-3117-JPの被験者に以下の画像を見せる行為は推奨されません。









