SCP-3124
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SCP-3124の写真。

アイテム番号: SCP-3124

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-3124はサイト-48の低価値品保管棟にあるロッカーA57に収容されています。SCP-3124を別の施設へ移動させる必要が生じた場合は、付録Dを参照し、SCP-3124を内部に配置できる場所・向きの保管ロッカーのリストを確認してください。移送中のSCP-3124は大型の、空の、確実に密封されたコンテナに保持して動きの自由度を大幅に確保するべきです。

説明: SCP-3124は標準的な白黒32枚パネル型フットボールに類似するオブジェクトですが、通常なら製造過程や使用中に発生するはずの不完全性や変色が欠落しています。SCP-3124の外見はあらゆる照明条件下において同一のままであり、介在する液体や気体が存在しないかのように観察できます。SCP-3124は合成皮革からなる普通のフットボールと同じ大きさ・質量・質感・弾力性1を有していますが、化学的には不活性であり、実験で試された如何なる手段でも損傷・破裂させることはできませんでした。SCP-3124の高倍率検査で得られた結果は決定的なものではありません。SCP-3124が従来的な物質で構成されているか否かは不明確です。

SCP-3124は三次元の“タクシー幾何”に従い、不確定な規模の1.384m立方方眼の列、以下“移動グリッド”に沿ってのみ移動します。SCP-3124の動き方は、非異常性のフットボールがそれ相応の形式で振舞った場合に取る経路を断定し、その軌道に最も近い移動グリッドに沿った経路を構築することで最大限にモデル化されます。このため、SCP-3124の移動はしばしば唐突な90°の方向転換を特徴としており、直感的に機能することは滅多にありません。SCP-3124の移動グリッドは地球に対して静止しているため、場所ごとに地面に対して異なる向きになります。

SCP-3124を協会式フットボールの試合に使用する人物たちは、その外見や挙動の異常さを認識できず、代わりにその異常特性はフットボールに当たり前のものであると述べます。選手は試合中、SCP-3124の動き(移動グリッドの規模と試合地点における向きを含む)を制御する法則への直感的理解を示し、必要に応じて異常特性に対応するための戦略やテクニックを身に付けます。対象者はSCP-3124を使った試合において、標準的なフットボールを使った協会式フットボールの場合と概ね同一の熟練度を示します。

加えて、これらの状況下において、全ての対象者は習慣的に使用している用語に関係なく、SCP-3124を“サッカーボール”、協会式フットボールを“サッカー”と呼びます。

歴史: SCP-3124は2014/06/09、テキサス大学オースティン校にある█████ ████████教授の研究室に自然発生的に出現しました。SCP-3124の出現に先立ち、████████教授は人工ニューラルネットワークに対して、様々なスポーツに使用されるボールの画像の区別を学習させようとしていました。████████教授は、訂正のために繰り返しの条件付けを試みたにも拘らず、プログラムが一貫して全ての入力された画像を“サッカーボール”と分類したと報告しています。

数時間にわたってプログラムの挙動修正に失敗し続けた後、████████教授は苛立ちからコンピュータを蹴り飛ばしました。教授の靴と接触した際、コンピュータは消失し、SCP-3124と置換されました。前述した人口ニューラルネットワークは回収されておらず、再作成する試みにおいて異常な挙動は再現されていません。

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