SCP-3128

SCP-3128。

アイテム番号: SCP-3128

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-3128は現地の安全ロッカーに保管されます。アクセスはレベル4職員に制限されています。事案3128-073に続き、実験は禁止されています。

機動部隊イオタ-10(“ポリ公”)は法執行機関の職員と協力してPoI-3128-1の行方を調査します。発見された場合、彼女を捕縛して財団の拘留下に置きます。

説明: SCP-3128はほぼ完全な“モノポリオ”¹ボードゲームのセットであり、元は1937年の何処かの時点でポルトガルで製造されたものです。遊んでいる際、対象は世界の不動産市場に異常な影響を及ぼします — 現実の出来事はゲーム内の出来事を反映します。2007年のサブプライム住宅ローン危機以降、研究者によるそれ以上のゲームプレイを通じた不動産市場の操作が関わる実験は全て中止されています。

事案3128-073以降、全ての実験は中止され、審査待ちです。

補遺3128.1: 事案ログ

► アクセス SCP:/3128/事案/007.log

事案ログ

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日付: 09/21/2009
関係者: D-3128-1 (アルファ), D-3128-2 (ベータ), D-3128-3 (ガンマ)
対象: SCP-3128
注記: 以下は実験中の音声からの抜粋である。

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[記録開始]

アルファ: 君のターンですよ。

ガンマ: クソだわ。

アルファ: ほら、サイコロ振って。

ガンマ: 私が勝てるわけないじゃない。アンタがもう、ほら、6マスも完全独占してんだから。

ベータ: いいから振れ。

ガンマ: 分かったわよ、振ればいいんでしょ。私前々からこのバカみたいなゲームは大っ嫌—

[サイコロを転がす音。]

ベータ: “チャンス”カード取りな。

ガンマ: はいはい。

[沈黙。]

アルファ: それで？

[沈黙。]

アルファ: 何のカードでした？

ガンマ: えっと。ちょい待ち。やってみる — その、ちょっと試さないといけない事があるの。

[紙を動かす音。]

[ゴトンという音。]

ベータ: お前、何を —

ガンマ: ねぇ、皆？ 私、その。私これを使う。

ベータ: — 何をしやがったんだ？

[扉の開く音。]

アルファ: いったい —

ガンマ: 頑張ってね、2人とも。

ベータ: どうやって — 何処に行くんだよ —

[扉の閉まる音。]

[記録終了]

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注記: D-3128-3はPoI-3128-1に指定されている。SCP-3128の文書は、現在幾つかの要素が欠落している事を注記として含むように更新された — 欠落には1枚のみの“刑務所釈放”カードが含まれる。

Footnotes

1. アメリカやイギリスでは“モノポリー”の名称で知られています。