SCP-3172
評価: +15+x

アイテム番号: SCP-3172

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-3172の収容領域は直立した高さ2mのコンクリート壁の裏に隠蔽されます。この壁は定期的に保安職員による巡回が行われます。SCP-3172への入場を試みる人物は全て捕縛し、聞き取り調査を行い、適切であれば記憶処理を施します。

SCP-3172の衛星画像は異常性質の証拠を除去するために改変されます。

説明: SCP-3172はロサンゼルス郊外の野原です。1~2ヶ月 3~4ヶ月ごとに、SCP-3172では数多くの種類の花が急速に成長/枯死して、画像や単語を形成します。得られた証拠から、SCP-3172には現在、これらの花を外世界との意思疎通手段として使用できる人間の意識体が複数居住していることが示唆されています。

SCP-3172が形成する画像は通常、著名な俳優の顔を象っています。SCP-3172の長期インタビューで得られた証言は、SCP-3172に住む意識体群がこれらの著名人である、或いはそうだと思い込んでいることを示します。しかしながら、SCP-3172が表示する全ての既知人物は存命かつ現役であり、SCP-3172の知識を持たないと確認されています(インタビュー3172-2参照)。

SCP-3172に住む意識体群は、SCP-3172の敷地内で発生する全ての出来事を認識できます。証言はこれが視覚や聴覚と関連しない異常な感覚に基づいていることを示します。質問を受けた意識体群は、SCP-3172内で起きた出来事をどのように知覚しているかを適切に説明できず、ただ単に何が起きているか“知る”のだと主張しています。

記録は、収容以前のSCP-3172と周辺の土地がGoI-1783(“ウェストヘッド・メディア”)の私有地だったことを示唆しています。

特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。