アイテム番号: SCP-3177
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-3177は標準的な異常物品収容ロッカーに保管されます。 SCP-3177をロッカーから取り出して閲覧するにはレベル2以上のクリアランスが必要です。
職員が意図せずSCP-3177の影響下に置かれた場合、即座の記憶処理を必要とします。
説明: SCP-3177は、1.8メートルの高さのアメリカの俳優スティーブ・ブシェミの立ち絵です。SCP-3177の異常性は、被験者が殺人を目撃した後、SCP-3177に曝露した時のみに発現します。 これらの要因を満たす被験者はSCP-3177が殺人の原因であると信じており、殺人の手段に関係なく、殺人行為の実行を目撃していると報告しています。
被験者は殺人者と犠牲者の両方を目撃する必要はなく、死んだ犠牲者のみを目撃するだけで構いません。殺人者を目撃することなく死にかけている犠牲者を目撃した被験者はこの記憶と矛盾する可能性のある出来事に関係なく、殺人行為を犯したSCP-3177を思い出すことができます。 たとえば、被害者が中毒になっているのを目撃した被験者は、SCP-3177がどんな容器からでも被害者に毒を与えたことを思い出します。
現在、殺人を目撃してからSCP-3177と相互作用するまでの時間制限は発見されていませんが、記憶処理はその過程を逆転させることが示されています。
補遺 3177-01:
次のインタビューは、ロバート・ドゥーニ博士とバージニア州、█████████の一家殺害で以前に有罪判決を受けたD-30044との間のインタビューです。
<記録開始>
ドゥーニ博士: さて、D-30044、しばらく前に起こったことについていくつか質問がある。20██年9月に████家族が殺害されたとき、あなたがそこにいたという話を聞いたか?
D-30044は彼の椅子にもたれかかった。
D-30044: ああ、そうだ、そうだ…場所の無駄遣いは最悪に嫌いだったからな。
ドゥーニ博士: それは明らかにファンではない。何が起こったのかを説明するとき、もし可能な限り公平に保つことができたら?それを…個人的に、私にとってより簡単にするつもりだ。
D-30044: ああ、もちろんさ。何が起こったのか知りたいだろ、そいつは面白い偶然から始まったんだ。俺は実際に自分でそいつらを殺そうとしてた、あんたがそれを信じるとすればだが。俺はすべての準備ができていたし、これからしようとする楽しみへの準備ができてた。最初にその高卒のガキの脳みそを吹っ飛ばして、奴らの人生が終わる前にジジイ共を拷問するつもりだった。
ドゥーニ博士: 君はすでに計画のほとんどを終わらせているように見えた。なぜ君はそれを最後までやらなかったんだ?
D-30044: ああ、あんたがそれを信じるなら、前にあんたが俺に見せたその男だったか?あいつが既にそこにいたんだ!俺が俺の持ってきたショットガンで子供を狙おうとしていたのと同じように、あいつは自分でショットガンを取り出して、俺が引き金を引く前にあいつを殺したんだ!
ドゥーニ博士: 厚紙の切り抜きが?
D-30044: ああ!俺が最初にそれを見た時、俺はそれを信じちゃいなかった。そしてハッキリ言うと、俺はそいつが最初に撃ったことにちょっと腹を立ててたんだ。その小僧が死んでるのを確認するために死体にさらに近づいた時、そいつは俺をあまり気にしなかったんだ、だから少しありがたかったよ。
ドゥーニ博士: ふむ……。
ドゥーニ博士は、D-30044に意識を向ける前に、静かにクリップボードに書き込む。
ドゥーニ博士: わかった、すまない。続けてくれるか?
D-30044: もちろん。さっき言ったみたいに、そいつが次にどこに行ったのかは分からなかったが、俺が上に行って両親を縛ったとき、そいつは邪魔しなかった。俺はこの手順全体や欲望と権利に関して話す事、俺と█████████の他のすべての人々にどれほどの痛みを与えられるかについて練習したんだ。それぞれのカットは象徴的なもんだと思ってた。ブーツの下で苦しんでいたすべての人へのカットだ。
ドゥーニ博士: 個人的には関係ないが、ええと…。
ドゥーニ博士は手の中に咳き込む。
ドゥーニ博士: 私、私は君が何を目指していたのかは分かるよ。
D-30044: ああ、だから作業に取り掛かったんだ。俺は奴らが悲鳴を上げられないように最初に彼らの舌を切り取って、奴らが逃げようとした場合の為に俺は指とつま先を切り落とした。それで…悪い、もっと細かくないといけないか? 作業は全部出来る。俺はまだ喋った事を覚えてるんだ。
D-30044は笑っているように見える。 ドゥーニ博士は自身の口元を手で覆い隠す。
ドゥーニ博士: 頼むが、個人の詳細には触れないでくれ。
D-30044: もちろん、悪かったな。 それで、俺がちょうど仕事を終えようとしていた時、そいつは部屋に戻ってきたんだ。どこからともなくそいつはそこにいて、そいつは俺と同じようにその連中に怒っているように見えた。面白いと思ったから、そいつにナイフを差し出したんだよ。そいつは楽しそうにそれを受け取って、奴らの喉を切り裂いて血を噴き出させた。俺は感動したよ、マジでな。 奴ら自身の血で、ゆっくりと耐えがたい死を当然のように与えてった。それからそいつは単に俺にナイフを返し、どこかに行った。
ドゥーニ博士は手を下ろして鉛筆を手に取り、再び書き込む。
ドゥーニ博士: それは彼らを殺してから去ったのか?どこに行ったのかは見た?
D-30044: 残念な事にな。恥ずかしいことに、俺はそいつのために捕まっちまった。俺はそいつらを殺さなかったよ、技術的にもな。しかしよ、少なくともあんたらはそいつを閉じ込める方法を見つけたんだよな?
<記録終了>
インシデント 3177-██: