SCP-3188
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アイテム番号: SCP-3188

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-3188に対して、以下の警戒収容プロトコルに対応するフラグが立てられています。

  • CK-クラス現実再構築シナリオ誘発の危険
  • 情報災害事象
  • 監督司令部構成員が一名以上関与

SCP-3188の存在は、レベル5セキュリティクリアランスを有する職員及び監督司令部の議決によって直接許可が与えられた人物にのみ知らされます。過去にプロジェクト・トレイルヘッドに任命されていた現職の職員は、SCP-3188の収容を補助するあらゆる活動への関与が禁止されます。

SCP-3188の報告書全体は分割処理を施されています。一個人が閲覧可能なSCP-3188の詳細情報が全体の15%以下となるように、データベースへのアクセス制限が設けられています。同文書の特定箇所は監督司令部の特定メンバーのみが閲覧可能となっています。

プロジェクト・トレイルヘッドの記録は削除されています。当該プロジェクトに関与した上級職員は退職し、財団の現行活動に不可欠であると判断された職員はプロジェクトに関する記憶を除去されました。波状崩壊改変の研究について過去に出された指令は撤回されました。プロジェクト・トレイルヘッド及び波状崩壊改変の可能性に関する情報が監督司令部外に持ち出されることはありません。

SCP-3188の現存情報は、監督司令部の残存メンバーの安全を図ることを唯一の目的として保存されます。SCP-3188のさらなる研究、特にSCP-3188の責任者を任命すること、事象の全般に関わる考察を行うことは禁止されています。

説明: SCP-3188は2018年4月27日に発生したO5-9の殺害です。緊急情報プロトコルにより、O5-9の身元情報が監督司令部全体に開示されています。O5-9は本名をヘルムット・ロスと言い、過去にドイツ連邦銀行の地方統括長を務め、国際的な影響力を有する資本家でした。死亡時に保有していた資産の時価総額は258億米ドルと見積もられています。

情報災害セキュリティプロトコルに従い、認可済みの一部職員に対する以下の情報開示が許可されました。

2018年4月27日朝、O5-9がウィーンの自宅のダイニングルームにて死亡していることがオーストリア警察により発見されました。捜査官らは犯罪の関与を確信しています。

補遺3188.1 - プロジェクト・トレイルヘッド

監督司令部メンバーの標準的な死後処理の一環として、O5-9が残した記録の全体が財団職員に開示されました。記録の調査にあたり、プロジェクト・トレイルヘッドの存在が明らかになりました。当該プロジェクトでは少数の上級財団職員が徴用され、複数の外部団体との間に匿名契約が交わされていました。

プロジェクト・トレイルヘッドの目的は、O5-9を保護する高精度の個人防御機構を設計することであったと考えられています。当プロジェクトの一環として、量子デコヒーレンスの特性に関する研究、並びに観測宇宙内の特定の指向状態へ影響を与える波動関数の安定制御に関する研究1が実用化されました。チームは最終的に、既定の存在プレーン上におけるO5-9の周辺領域の限定的な制御を達成しました。

トレイルヘッドを監督していたO5-9及び財団職員は、宇宙波動関数の状態を固定することでO5-9の死を老衰に起因する自然死に限定することに成功したと信じるに至りました。これはO5-9が将来的に遭遇しうる突然死や著しい傷害を妨げる防壁として機能することが期待されました。研究者らは、O5-9の死亡時点でトレイルヘッドの存在を監督司令部の全体に開示する予定であったと考えられています。発見された証拠によれば、プロジェクトは実験ケースとして取り扱われており、代替不可能な他の財団職員にも適用される予定でした。

研究者らはトレイルヘッドの成功を強く確信しており、これを受けたO5-9は9mmハンドガンを自身の頭部に発射することを請負人に指示し、プロジェクトの実効性を検証しました。武装スタッフが事前に銃の動作を確認したにも関わらず発射は失敗に終わり、続く複数回の試行も全てが不発となりました。一連の手順は、異なる財団サイトから取り寄せられた5つの異なるハンドガンで繰り返され、いずれも発射に至りませんでした。

以上にも関わらず、O5-9は2018年4月27日に変死を遂げたことが記録されました。当該日時におけるトレイルヘッドの破綻の原因は不明です。

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