SCP-3219
rating: +14+x
sour.png

SCP-3219の端から撮影された写真。

アイテム番号: SCP-3219

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 90kmの立入禁止区域がSCP-3219の境界に沿って確立されています。この区域は無人の状態を保ちます — アメリカ合衆国国立公園局のエージェントとして活動している財団職員10名が境界に駐留しています。彼らはパークレンジャーとしての公務に加え、SCP-3219へのアクセスポイントも含めて、立入禁止区域の検査を毎日実施します。

立入禁止区域の付近または内部で発見された全ての人物は、外部へと護送します。放棄された車両やキャンプ地は3219事案司令部まで報告されます。SCP-3219に関連する失踪についてのあらゆる証拠を調査し、記録し、破壊します。

3219事案司令部は、SCP-3219立入禁止区域への承認された入場に先立って通知を受けます。この区域に入場した職員の活動は1時間に制限されます。この期限を過ぎた場合、回収試行は行われません。如何なる状況でも、職員はSCP-3219を通過することや影響領域に入ることが認められません。

説明: SCP-3219は、ノースカロライナ州のサウス・マウンテンズ州立公園にある約7km2の空間領域です。この領域は数多くの神経学的、電磁気的、地理的な異常性を示しており、その多くが境界線の外部まで拡張しています(しかし、この場合の強度および/または頻度は有意に減退します)。例として、

  • 面積が変動する電波妨害領域。
  • 非知的生物は、SCP-3219への接近または侵入への激しい忌避感を示す。
  • 知的生物は、眩暈、長期間の損失時間、地形失認の症状(空間認知能力の喪失など)を経験する。
  • 説明の付かないSCP-3219の地形の変化。
  • 説明の付かない音。
  • 人間および物体の説明の付かない失踪/消失。
  • SCP-3219の付近または内部で過ごした職員の間でのタフォフォビア1の表出。

SCP-3219は発見以来、96件の失踪と関連付けられています。しかしながら、証拠によるとSCP-3219が関与した事案は200件に上る可能性があり、最も古い記録上の事案は1922年のものです。

補遺3219.1: 事案報告 (1922~1971)

SCP-3219は1972年に収容されました。これ以前の事案に関する報告は、インタビュー、直接的/間接的な文書の分析、法執行機関から回収された記録を介してまとめられています。これらの報告のサンプルが以下に掲載されています。

事案概要


事案#: 3219-0003
発生日時: 1922/07/08


family.png

コッター家の人々(撮影日時不明)。


サザーランドの一部住民から4ヶ月にわたってコッター一家との接触が無いと通報を受けた後、現地当局はコッター家を捜査した。家は屋根裏と竜巻用地下避難室を備えた2階建てと描写されている。コッター家の建設を取り巻く正確な状況についての調査で決定的結果は得られなかったものの、20世紀初頭にSCP-3219の何処かに建造されたと思しい。

到着した代表者らは、住居が放棄されているのを発見した。報告書に記載された他の観察結果には以下が含まれる。

  • “腐ったような、不快な”臭い。この臭気の源は見つからなかった。
  • 漆喰に浸したボロ布が家屋の排水溝と蛇口に押し込まれていた。
  • 床板の下から聞こえる引っ掻き音(ある報告書では“駆け回るネズミ”と描写)。
  • 一家の飼い犬の死骸が裏庭に埋められていた。簡単な検査で、犬は最近、正体不明の動物に重傷を負わされたものと特定された。
  • 何者かが屋根裏に長期間居住していた痕跡。缶詰食品、携帯式に丸めた毛布、入口に急造されたバリケードなど。

留意点として、どの報告書も住居の地下避難室を調べる試みについては記述していない。この見落としの裏にある理由の調査は、現在まで決定的な結果を得られていない。

捜査は6ヶ月後、更なる手掛かりを得ることなく終了した。サザーランドの保安官事務所から取得した記録はコッター家が1928年に取り壊されたと記述しているが、この主張を裏付ける証拠はまだ見つかっていない。

事案概要


事案#: 3219-0089
発生日時: 1934/10/15


incident2.png

セオドア・トムリンの衣服(SCP-3219立入禁止区域から回収)。


ノースカロライナ州サザーランド在住の子供2人(セオドアおよびアシュリー・トムリン)は、学校から帰宅しなかった後、母親(デロレス・トムリン)によって失踪が報告された。続いて実施された捜査中に、地元警察は双子が近くの森へ果実摘みをしに向かった証拠を発見した。州立公園の当局に通知が入り、広範な捜索が行われた。

捜索開始から2週間後、マイルズ・バッシ(退役保安官/猟師)はハイキング中にSCP-3219立入禁止区域内にある浅い池の横を通りかかり、木の枝から衣服が下がっているのに出くわした。更に詳しく調べたところ、彼は衣服のポケットに腐敗したブルーベリーが一杯に詰まっていることに気付いた。彼は直ちに地元当局へと通知した。

警察は、衣服が失踪前のセオドア・トムリンが着用していたものと一致することを確認した。留意点として、衣服が回収されたのは、トムリン家の双子が最後に目撃された場所から75km以上離れた場所だった。

事案概要


事案#: 3219-0189
発生日時: 1937/02/21


SCP-3219立入禁止区域内をパトロールしていたパークレンジャーが、地面に部分的に埋まっているドアを発見したと報告した。彼はドアの下から聞こえる“引っ掻く物音”について述べた。ドアを開放したところ、彼は一続きの階段と“酷い悪臭”に遭遇した。彼はその後、ドアを閉め、この事案を指揮官に報告した。後に複数名のレンジャーが実施した捜索で、当該区域内にドアや階段は発見されなかった。

事案概要


事案#: 3219-0219
発生日時: 1952/06/17


incident1.png

左から: アシュリー、スーザン、トーマス、カーチス・ボナフェデ。


ボナフェデ家の4名は、サウス・マウンテンズ州立公園内で計画していたキャンプ旅行から帰宅しなかったため、失踪が報告された。パークレンジャーは地元警察と協力して捜索隊を組織した。

捜索初日、猟犬は捜索隊をSCP-3219の端へと誘導した。犬はSCP-3219へ入ることを拒んだ。さらに、捜索隊は眩暈、損失時間、近隣の野生動物たちの常軌を逸している振舞いが関わる幾つかの事件について描写している。

3日目、捜索隊員2名が失踪した。この事件から間もなくして、サザーランド保安官事務所は全ての隊員に対し、ボナフェデ一家の捜索はSCP-3219に隣接している地域で継続するように命じた。3ヶ月間の捜査の後も、ボナフェデ一家や2名の失踪した救助隊員の痕跡は発見されなかった。

事案概要


事案#: 3219-0397
発生日時: 1971/11/15


サザーランドとその周辺の共同体の住民たちが、水に大量の汚染物質が混ざっていると報告した。これらの汚染物質には腐敗した肉の臭いが伴っていた。地元および州の当局が行った試験で数多くの毒素が発見されたが、その中には正体不明の原点に由来する腐敗した有機物が豊富に含まれていた。汚染物質が浸透した原因は特定されなかった。

飲用水無しで3週間が過ぎた後、州の高官は財団の関与を要請した。続く調査によってSCP-3219は異常存在として特定・分類され、その後に現在の立入禁止区域の確立(とサザーランド住民の避難)が行われた。2ヶ月後、サザーランドから採取された水への試験において特筆に値する汚染物質は発見されなかった。

補遺3219.2: 探索ログ

特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。