SCP-3252-JP
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アイテム番号: SCP-3252-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-3252-JP自体の収容は困難であり、実施されません。SCP-3252-JPは基本的に自らの存在を隠しつつ行動しますが、その存在が露見した場合、カバーストーリー「ドラマ撮影」を流布してください。また、インターネット上のSCP-3252-JPおよび-Aに対する言及は財団のWebクローラを用いて走査されます。

SCP-3252-JP-Aの掲示を直接的に阻止するのは現実的でないため、収容は行われません。

説明: SCP-3252-JPは、「オヤジ狩りギルド」を自称する団体の構成員です。SCP-3252-JPは少なくとも23人存在し、確認されている全員が少年男性のような外見を有します。SCP-3252-JPに身体的な変化の様子は確認できず、受けた負傷は即座に回復することが判明しています。SCP-3252-JPは限定的な物品転送能力・記憶処理能力を有しており、また一部はごく軽度な現実改変の行使も可能と推定されています。

日本全国の掲示板1に、「40~60歳代の人物に対する恐喝・強盗」を依頼する内容の、所定の形式に則った紙(SCP-3252-JP-A)を掲示すると、SCP-3252-JPがそれに対して何らかの反応を示します。以下はその抜粋です。なお、SCP-3252-JP-Aの無断利用防止のため、SCP-3252-JP-Aの形式はやや変更した上で掲載しています。

SCP-3252-JP-A-5内容:

オヤジ狩りギルド 依頼文書

対象: [編集済]の所持する腕時計

報酬: 現金40万円

依頼者: [編集済]

備考: (空欄)


反応: 掲示された当日の23時ごろ、SCP-3252-JP-A-5が消失した。同時にSCP-3252-JP群が対象への襲撃を開始し、最終的に腕時計を奪取した。当該腕時計は依頼者の元へ転移し、依頼者の手元からは現金40万円が消失した。

備考: 依頼者は対象の元上司であった。

SCP-3252-JP-A-13内容:

オヤジ狩りギルド 依頼文書

対象: [編集済]の所持する財布とその中身

報酬: 現金5万円

依頼者: [編集済]

備考: (空欄)


反応: 掲示された1週間後の20時頃、「報酬が安すぎるため誰も請け負わなかった」旨の文章が紙面上に出現した。

備考: 依頼が実行されなかった初めての例。

SCP-3252-JP-A-24内容:

オヤジ狩りギルド 依頼文書

対象: [編集済]の所持する財布とその中身

報酬: 20万円相当の装飾品

依頼者: [編集済]

備考: 当該財布は対象の父親の形見


反応: 掲示された当日の20時ごろ、SCP-3252-JP-A-24が消失した。同時にSCP-3252-JP群が対象への襲撃を開始し、最終的に財布を奪取した。当該財布は依頼者の元へ転移し、依頼者の手元からは20万円相当の装飾品が消失した。

備考: SCP-3252-JP群の会話より、当該依頼を引き受ける希望者は多かったことが推測できる。このような、「思い出の品」などを略奪する依頼は希望者が多い傾向にある。

SCP-3252-JP-A-41内容:

オヤジ狩りギルド 依頼文書

対象: [編集済]2の所持するアノマリー1品

報酬: 現金30万円

依頼者: [編集済]

備考: (空欄)


反応: 掲示された翌日の23時ごろ、SCP-3252-JP-A-41が消失した。同時にSCP-3252-JP群が対象への襲撃を開始し、最終的にアノマリーを奪取した。当該アノマリーは依頼者の元へ転移し、依頼者の手元から現金30万円が消失した。

備考: SCP-3252-JPおよびその利用者は、超常世界についての知識をある程度は有していると思われる。

SCP-3252-JP-A-88内容:

オヤジ狩りギルド 依頼文書

対象: 財団博士[編集済]の管理するアノマリー3品

報酬: 現金200万円

依頼者: [編集済]

備考: (空欄)


反応: 掲示された直後、「財団を対象とする依頼は引き受けない」旨の文章が紙面上に出現した。

備考: 財団構成員が対象となった初めての例。なお、この他にも大規模な超常組織構成員を対象とした依頼は即座に断られている。PoIやそれ相当の人物を対象とした例は確認できることから、盗難・襲撃への対策の差によって依頼成立の可否が決まると推定される。

なお、SCP-3252-JPの異常性により、記憶補強剤を服用していない状態では、SCP-3252-JPについての記憶を保持することが不可能です。よって対象は、「所持品を紛失した」「スリに遭った」などと解釈することとなります。

補遺: 財団は、実験の一環として、45歳のPoIに対してのオブジェクトの略奪を依頼しました3。当該PoIは異常なオブジェクトの収集を行っていますが、非異常の場において意図せず露見させる、特別収容プロトコルに相当する内容の作成/調査を行わないなど、それらを管理する能力は不十分であると推定されています。

当依頼は受理され、SCP-3252-JPはアノマリーを破損・露見させずに奪取することに成功しました。結果として、財団は当該オブジェクトを万全な状態で確保・収容することに成功しました。

この後にも複数回の実験がなされた結果、SCP-3252-JPの回収能力は財団の回収部隊のものを上回ることが判明しました。SCP-3252-JPは現在Thaumielクラスに指定され、回収が重要かつ困難なオブジェクトを入手するために利用することが認められています。SCP-3252-JP利用の詳細は依頼手順-3252-JPを参照してください。

SCP-3252-JP利用により、███個のオブジェクト回収がなされました。また、これにより、37件の重大なインシデントおよび2件のK-クラスシナリオの回避が達成されました。更に、SCP-3252-JPの利用が可能になったために、財団は回収部隊を減員させ、他職員の増員を行っています。

補遺2: 20██/██/██より、SCP-3252-JP-Aの反応が徐々に喪失し始めました。その3日後に、SCP-3252-JP-Aが掲示されたことのある全ての掲示板に、以下の内容が記された紙が掲示されました。

オヤジ狩りギルド 活動停止のお知らせ

俺たちオヤジ狩りギルドは、無期限にオヤジ狩り活動を停止することにしました。実は、俺たちの能力?的なのが、みんな急になくなっちゃったんですよね。調べてみたら、年齢を重ねると能力が衰えるらしいです。どうやら俺たちがオヤジになってたってことですね(笑) 一旦消えたら二度と戻らないみたいです。

でもですね、これを機に活動をやめないか、って話になったんです。そもそも、最初はなんか、大人って間違ってる、大人が動かしてる世界はおかしいって思って、それでオヤジを襲ってたんです。それで、同時に金も稼ごうと思って始めたのがオヤジ狩りギルドだったんですね。でも、沢山のオヤジを狩ってくうちに、オヤジ達がいろいろ凄いってことがわかっていったんです。クソみたいなオヤジも居ましたけど、凄いオヤジも居ます。オヤジにも色々ですね。

あと、依頼も沢山受けて、なんか俺たちも世界の一部になってた気がしたんですよ。お得意様みたいのもできたし。俺たちもう「大人」なんじゃね?って感じました。俺たちは、精神の面でもオヤジになったのかもしれません(笑) いや、精神がオヤジになったから肉体もオヤジになったのかな。

という訳で、俺たちはオヤジ狩りを停止します。最後はオヤジらしく、「長らくのご愛顧、ありがとうございました」で締めようと思います!

では、長らくのご愛顧、ありがとうございました!!

これ以降、SCP-3252-JP-Aは完全に異常性を喪失しました。また、SCP-3252-JPの出現も確認できていません。SCP-3252-JPのオブジェクトクラスはNagiに指定されます4

財団回収部隊の人数は最大時の65%程に減少しており、またその能力も下がっているといえます。そのためオブジェクトの回収が困難となり、それに伴いインシデント・K-クラスシナリオの発生確率が2750%程度増加しています。現在、対応が検討されています。

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